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columnお悩み解決コラム

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【内科医監修】花粉症や鼻炎が肩こりに繋がる原因と解消方法

肩こり

公開日:2020.12.1 / 最終更新日:2021.4.14

花粉症の女性

花粉症を発症する時期になると、アレルギー症状に加え倦怠感(けんたいかん)や肩こりにも悩まされるという人も多いのではないでしょうか。
今回は、花粉症が原因で起こる肩こりの原因や、手軽に実践できる肩こりの解消法を、ポイントに分けて1つずつ解説していきます。

①花粉症や鼻炎で肩がこる意外な原因

花粉症で肩がこる原因として主に次の3つが挙げられます。

  • くしゃみや咳のときに力が入る。
  • くしゃみや咳を繰り返し、猫背姿勢になることで呼吸が浅くなる。
  • 季節の変わり目による自律神経の乱れ。

これらを見てわかるように、花粉症のアレルギー症状であるくしゃみや咳が肩こりに大きく関わっており、このような花粉症が原因で起こる肩こりを「季節性アレルギーこり」という言い方もします。
これだけではあまりピンとこないと思うので、この肩こりの3つの原因について1つずつ見ていきましょう。

くしゃみ・咳のときに力が入る

誰もがくしゃみや咳が出る瞬間、身体に力が入りますよね?
特に花粉症の人はくしゃみや咳が止まらないということも多く、くしゃみや咳、鼻をかむたびに身体が極度に緊張し、筋肉に疲労が重なります。
そうすると肋骨(ろっこつ)の関節に負担がかかり、その周りの筋肉が硬くなってしまうことで、肩甲骨周りや背中、肩がこってしまいます。

また、1回の咳で約2キロカロリーのエネルギーを使うため、たくさん咳をすると肉体的に疲れるというのも肩こりの原因の1つです。

猫背姿勢で呼吸が浅くなる

今度は、くしゃみや咳をする時の姿勢に注目してみましょう。
くしゃみや咳をする時、周囲の人に迷惑をかけないように前かがみになっていませんか?
実は、その猫背姿勢(前かがみ姿勢)が肩こりの原因の1つになっています。

猫背姿勢になると、背中や肩の筋肉に負担がかかってしまうのに加え、肺が圧迫され酸素が取り込みにくくなることで軽い酸欠状態になり、呼吸が浅くなります。そうすると、血行不良を招いたり眠りが浅くなったりして、筋肉の疲れが取れないために肩がこるのです。
さらに、この血行不良が悪化すると脳にも上手く酸素が届かなくなり、頭痛を引き起こしてしまうこともあります。

自律神経の乱れ

自律神経は交感神経と副交感神経に分かれており、自律神経の乱れとは、この交感神経と副交感神経のバランスが崩れることを言います。
では、一見関係なさそうに思えるこの自律神経と肩こりが、どう関係しているのでしょうか。

主に肩こりの原因になっているのは、自律神経の中でも交感神経の方で、この交感神経が過度のストレスによって優位になると、毛細血管が収縮して筋肉を緊張させてしまいます。それが背中や肩の筋肉で起こるのが肩こりです。

花粉症になるような季節の変わり目は寒暖差が激しく、ただでさえ自律神経が乱れやすいのですが、それに花粉症の症状に対するストレスが加わって、さらにバランスが崩れてしまいます。

②花粉症肩こりの解消方法

この辛い花粉症や肩こりとずっと付き合っていかなければいけない、と諦めている方も多いのではないでしょうか。
軽度のものなら、呼吸法や水分補給、ストレッチなどで肩こりを解消することができます。もし症状が重く自分では改善できない方や忙しくて自分の力だけでは改善できないという方は、専門家に頼ると肩こりの原因を根本から改善してくれます。
ここでは、花粉症による肩こりの解消方法を4つ解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

呼吸法

花粉症による肩こりの原因の1つとして自律神経の乱れを挙げましたが、その自律神経を整えるには、深い呼吸をしてリラックスすることが大切です。
そして、花粉症の症状の緩和に繋がる呼吸法が、よくヨガで用いられている「腹式呼吸」です。
そのやり方を紹介します。

  1. お腹と胸に手を当てて息を鼻から大きく吸う。息を大きく吸うとお腹が膨らむので、その動きを感じながら行う
  2. 息を口からゆっくり最後まで吐き出す。息をしっかり吐きだすとお腹が薄くなってくる。

このような深い呼吸を一定のリズムでゆっくり行うことで、精神が安定しリラックス状態になり、自律神経が整います。
つまり、交感神経が優位になって起こっていた肩こりが、自律神経のバランスが整うことで解消してくるということです。

水分補給

肩こりは肩の周辺の筋肉の血行が悪くなることによって筋肉が硬くなるのが原因の1つです。なので、血行不良を改善してあげれば、肩こりも解消します。

血行不良を改善するには、水分をしっかりとることが重要です。
水分補給をこまめに行うと、血行が良くなり肩こりが解消されるだけでなく、喉(のど)の粘膜の乾燥を防ぐことができます。
喉の粘膜には、アレルゲンやウイルスを体内に入れるのを防ぐ役割をしている線毛が生えているのですが、喉の粘膜が乾燥するとこの線毛の働きが弱まって、アレルギー症状が起こりやすくなってしまいます。

つまり、水分補給をしっかりすることで、肩こりだけでなく花粉症の症状まで緩和できるということです。
花粉症の方はマスクをしていて水分補給を忘れがちなので、意識して水を飲むようにしてみてください。ただし、アルコールは花粉症の症状を悪化させるので控えましょう。

ストレッチ

肩こりを解消するには背中や肩周辺の筋肉をほぐし、血行を良くすることが大切です。
筋肉は筋膜という薄い膜に包まれていて、筋肉が硬くなると通常自由に動けるはずの筋膜や、筋膜の下にある筋肉が動きづらくなり肩こりに繋がります。
硬くなった筋肉をほぐすには、ストレッチで筋肉を動かし刺激を与えてあげましょう。
1日数分でも、継続して行えば効果が実感できるはずです。

動画でストレッチをチェック

専門家に頼るのも1つの手

ここで紹介した三つの解消方法を試してみても肩こりが改善しない症状が重い方や、仕事や家事が忙しくて自分の力だけでは改善できない方などは、専門家(整骨院)に頼るのも1つの手です。
呼吸法や水分補給、ストレッチなどは症状を一時的に軽くしているだけなので、途中でやめてしまうとまた花粉症の症状や肩こりが出てきてしまいます。

一方整骨院では、筋肉マッサージ・鍼灸・姿勢矯正などを行うことによって、花粉症からくる肩こりの原因を根本から改善していくことができます。
根本から改善するので症状が戻りにくく、普段の生活もグッと楽になるのでおすすめです。ぜひ、お悩みの方は「ぷらす整骨院」にお気軽にご相談ください。

まとめ

今回は、花粉症が原因で起こる肩こりについて解説しました。
花粉症による肩こりで悩んでいるけど、改善できないと諦めている方も多かったのではないでしょうか。
肩こりが起こる原因をしっかり把握し、その原因に合った解消方法を試すことによって、症状が改善することも多いです。

今回紹介した呼吸法や水分補給、ストレッチはいますぐに実践できるので、花粉症による肩こりに悩んでいる方は試してみてください。
色々試してみたけどなかなか症状が改善しないという方は、一度専門家に相談してみるのも良いでしょう。

この記事を監修してくれた先生

小堀 幸太郎先生

小堀クリニック院長・内科医。
病気を単に治すだけにとどまらず、患者様の生活環境や状況、その背景までも踏まえて「どうすれば快適な生活を送ることができるか」の視点から地域医療へ貢献し続けている。

     

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