columnお悩み解決コラム
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公開日:2020.11.24 / 最終更新日:2020.11.24
気圧の変化や環境の変化にともなって、一時的に耳鳴りを経験することは誰でも一度や二度はあると思います。ただ、頻繁に耳鳴りがする場合、何らかの病気が潜んでいる可能性もあります。
また、病気ではなくても、肩こりや自律神経のバランスの乱れにより、耳鳴りのリスクを増すケースがあります。なかなか治らない耳鳴りは、整骨院で改善が期待できるかもしれません。
年齢とともに誰でも耳鳴りの機会が増すものですが(加齢性難聴)、最近は若い女性の間にも、耳鳴りに悩まされている方が増えているようです。その意外な原因として、肩こりの存在があげられています。
肩こりと耳鳴りとの関係について解説する前に、そもそも、なぜ耳鳴りが起こるのか、その原因について知っておきましょう。
耳鳴りは、なんら病気を持っていない健康な人であっても、人生の中で何度かは経験するものです。静かな環境にいるとき、急に「キーン」という高音の耳鳴りが起こることは珍しくありません。
また、そのような一時的な耳鳴りに関しては、特に心配する必要もありません。また、年を取ると加齢性難聴によって耳鳴りのリスクが増すことも分かっています。
その他、内耳や外耳の異常、脳や神経の異常にともなって耳鳴りを生じるケースもありますし、体内の雑音が耳鳴りとして聞こえるケースもあります。
近年になって増えている若い方の耳鳴りは、加齢性難聴によって起こっているとは考えにくいものです。では、何が耳鳴りの原因と考えられるかというと、それは、女性にとって一番のお悩みでもある肩こりです。
何らかの原因によって肩や首の筋肉がこってしまうと、耳へと送られる血液の量が減少します。それが耳鳴りにつながると考えられているのです。
自律神経のバランスも、耳鳴りの発生にかかわっているのではないかと考えられています。
自律神経の内、交感神経をアクセルに、副交感神経をブレーキに例えることがあります。日中、活動的になる時間帯はアクセルを踏み、夜間、身体を休める時間帯にはブレーキを踏むというわけです。
ところが、慢性的な疲労や睡眠不足、ストレスなどが原因で夜になってもアクセルを踏み続ける(交感神経優位の状態が続く)と、血管が収縮し、血液の循環を妨げます。その結果、耳へと送られる血液の量が減少し、耳鳴りのリスクを増すと考えられています。
耳鳴りがする場合、その原因をはっきりさせることが、耳鳴り改善への第一歩となります。そこで、耳鳴りをともなう疾患があることを知っておきましょう。
耳鳴りをともなう代表的な疾患としては、メニエール病があげられます。ただし、メニエール病の主症状は耳鳴りではなく、ぐるぐると回転するような激しいめまいの発作です。
最近、アーチストの方に多く見られる突発性難聴も、耳鳴りをともなう疾患として知られています。耳鳴りだけでなく、耳の聞こえにくさや耳閉感(耳が詰まったような感じ)もある場合、速やかに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
脳腫瘍の中でも、聴神経腫瘍を発症した場合、耳鳴りをともなうことがあります。通常はゆっくりと症状が進行するのですが、耳鳴りにともなってふわふわとしためまいがみられるような場合、早めの医療機関を受診しましょう。
自律神経失調症も、耳鳴りのリスクを高める疾患として知られています。自律神経失調症にともなう症状はいわゆる不定愁訴と言われており、その人その人によってさまざまな症状を訴えられます。
耳鳴りのほかにも、頭痛やめまい、首こりや肩こり、不眠、胃腸の不調、月経時痛、冷え、やる気の低下、気分の落ち込みなど、日によっていろいろな症状が現れるのが特徴です。
自律神経失調症というと、「心の病」のようにとらえられがちですが、実際には、気が付かないうちに身体の不調が進行し、思うような活動ができなくなった結果、「気を病む」ケースが多いようです。
もし自律神経失調症と言われた場合、早めに当院で施術を受けられるのがおすすめです。
耳鳴りは首や肩のこりによってそのリスクを増すということでしたが、では、そもそもなぜ首や肩のこりが起こるのでしょうか。
首や肩のこりがおこると、こっている場所にばかり注目しがちですが、ほとんどの首・肩のこりは長時間の同一姿勢によってもたらされます。
その証拠に、首や肩のこりを訴えられる方の多くが、長時間のデスクワークを強いられています。
また、動かすことによる疲労(例えば筋肉痛)は比較的早く回復しますが、動かさないことによる疲労(インナーマッスルのこり)は、なかなか回復しません。それが慢性的な首・肩のこりにつながるのです。
目の使い過ぎも、首や肩のこりにつながります。目から入った情報は脳の後頭葉という場所で処理されますが、後頭葉と後頭下筋群(頭蓋骨の直下にある筋肉)には密接な関係があるとされています。
目の使い過ぎによって後頭下筋群が緊張することで、首のこりを生じやすくなります。東洋医学では目のツボがちょうど後頭下筋群の位置にありますが、目の使い過ぎが首こりのリスクを増す1つの証左ともいえそうです。
運動不足によって筋肉を動かさなくなると、やはり首や肩のこりを増すこととなります。社会人になって身体を動かす機会が減った結果、首や肩がこるようになったという方も、少なくないのではないでしょうか。
ここまでの解説で、耳鳴りと肩こりには意外な関係があること、および、首や肩のこる原因についてご理解いただいたことと思います。次に、耳鳴りや首・肩のこりの改善法をご紹介します。
耳鳴りや首・肩のこりを改善するには、適度に身体を動かすことをおすすめします。先述したように、筋肉は動かすことだけでなく、動かさないことでも硬くなってしまうからです。
日本人は先進国の中でも睡眠時間が短い民族として知られていますが、睡眠時間が短くなると、身体の回復力を低下させてしまいます。普段からなるべく睡眠時間を確保し、身体の回復力を低下させないよう努めましょう。
現代人に欠かせないアイテムの1つとなったスマホですが、スマホを見ている時間が長いと、どうしても顔を下に向けるため、首の筋肉がガチガチに硬くなってきます。
また、目から入る刺激によって、さらに首周りの筋緊張を増すことにもつながりかねません。少なくとも寝る直前までスマホを見るような生活習慣は改めた方がよいでしょう。
最近の研究によって、ストレスも耳鳴りや首・肩のこりのリスクを増すことが分かってきています。それでなくても、ストレスは万病のもとと言われる存在です。普段からリラックスタイムを設け、心身の休養を意識しましょう。
耳鼻咽喉科や内科と受診しても耳鳴りの原因が分からない場合、もしかしたら、それは首や肩のこりから来ているかもしれません。
実際、ぷらす鍼灸整骨院には原因不明の耳鳴りを訴えてこられる方が少なくありません。また、そのような方に施術をおこなうことで、耳鳴りが改善したケースも多々あります。耳鳴りにお悩みの方は、一度、当院までご相談ください。
耳鳴りは誰にでも起こり得るものですが、あまりに頻繁に、かつ長時間にわたって続くと不快なものです。もし、病院に行っても原因が分からないようであれば、当院までご相談ください。
耳鳴りの多くは耳への血流不足によって起こるため、施術によって血行を促進することで、耳鳴りの根本的改善が期待できますよ。
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