columnお悩み解決コラム
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公開日:2018.9.19 / 最終更新日:2021.2.17
人間の脚は通常、真っ直ぐに立った時に太股・ひざ・ふくらはぎがくっつくようになっています。太股とひざはくっついているのに、ふくらはぎがつかないタイプが「ひざ下のO脚」です。
正面から見てみると、ひざから下が外側に膨らんだように湾曲しています。ほとんどの場合、ひざ下の骨は真っ直ぐなのですが、脚の外側に過剰に筋肉がついて曲がっているように見えてしまいます。
脚の外側に筋肉がつくと、その影響で骨が引っ張られてパランスが悪くなり、さらに脚の外側に筋肉がついてくという悪循環も。すると、どんどん脚が太くなってしまいます。
ひどくなると、すねの骨が外側にずれてしまいます。そうなると、すねの外側にある腓骨の上部、「腓骨頭」と呼ばれる部分が出っ張ってきます。外見からも分かるくらい、腓骨頭がぽっこりと出てしまうこともあります。
ひざ下のO脚にはほかにも、すねの前側に筋肉がつきやすい、ひざの上に筋肉が乗りやすい、脚がむくみやすいといった特徴があります。ひざ下のO脚の影響で、肩こりや腰痛が出ることもあります。
ひざ下のO脚は、脚のけがや、くる病などの病気が原因で起こることもあります。しかし多くの場合は、足裏のゆがみが原因です。
足裏には4つのアーチがあり、体重を支えて地面からの衝撃を和らげる構造になっています。そのアーチが崩れるとO脚を生む原因となってしまうのです。
外反母趾や浮き指、扁平足といった、足裏のアーチが崩れた状態では、しっかりと踏ん張れません。そのため、かかとと親指のつけ根だけで歩く「2点歩行(指上げ歩行)」になってしまいがちです。すると、すねやふくらはぎに余分な力がかかり、O脚を生む原因となるのです。
さらに、2点歩行では真っ直ぐに蹴ることができず、足先が外側に流れてしまいます。これを「ねじれ歩行」といいます。その捩れ歩行の負担がすねの外側にかかって、ひざ下のO脚をいっそう加速させるのです。
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