columnお悩み解決コラム
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公開日:2018.9.18 / 最終更新日:2021.2.17
O脚は、足をそろえて立った時に、太股・ひざ・ふくらはぎのどこかに隙間が空いてしまう状態のことです。その原因は、重心が体の中心からずれていること。不安定さをカバーするために脚に余分な力がかかり、O脚という形になって表れてしまうのです。
重心をとるには骨格や姿勢も重要ですが、なんといっても全身を支える足の裏は見逃せません。逆に言えば、足裏に少しでも問題があると、全身のバランスに狂いが生じて、O脚を招くことになってしまうのです。
O脚を改善するためには全身のバランスを整えて、重心が体の中心に来るよう調整しなければなりません。その土台となっている足裏を、まずチェックしてみましょう。
ゆがみのない足裏は、決して平らではありません。全身の体重を支え、歩行時の地面からの衝撃を和らげるために、アーチ構造になっています。
足裏にあるアーチは全部で4つ。ひとつは、かかとから親指の付け根にかけての内側縦アーチ、いわゆる土踏まずです。
同じように、かかとから小指の付け根にかけての、外側縦アーチもあります。外側縦アーチは土踏まずと比べて、外見からは分かりにくいのですが、触ってみればアーチ状上になっていることが確認できるでしょう。
3つめは指の付け根からつま先にかけての指アーチ。最後は足を正面から見た時の、親指部分から小指部分にかけての横アーチです。
このうちのひとつでもアーチが弱まると、足裏にかかる力のバランスがうまくとれず、外反母趾や浮き指といったトラブルにつながってしまいます。つまり、いずれかのアーチが弱まった状態が、足裏のゆがみなのです。
O脚に悩んでいる方の足を見てみると、ほとんどの方に外反母趾・浮き指・扁平足といった足裏のゆがみが見られます。
人間は歩く時、かかと、小指、親指と力のかかる部分を移動させ、蹴り出すことで前に踏み出します。足裏にゆがみがあると、この体重移動がうまくできません。すると脚の余計な部分に力がかかって、O脚を生む原因となってしまうのです。
試しに、荷物を持っていない状態で、自然に歩いてみてください。蹴った後の足が内側や外側に流れていたら、足裏がゆがんで歩きかたが捩れている可能性があります。
O脚にはさまざまなタイプがあること、その原因には足裏のゆがみが大きく関わっていることが、ご理解いただけたのではないでしょうか。
次回からはタイプ別に、O脚が起こるメカニズムや影響について、詳しく見ていきましょう。まずは、典型的なO脚の症状である「ひざ下のO脚」を取り上げます。ご期待ください。
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