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columnお悩み解決コラム

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【肩こりのゴリゴリ音の正体】肩を回したときの音の原因を解説します

肩こり

公開日:2020.12.1 / 最終更新日:2021.6.21


肩こりが気になって肩を回してみると、ゴリゴリと音が鳴ることはありませんか?

この音の正体、実はこり固まった筋肉によるものなんです!

身体に老廃物が溜まっていたり、運動不足の状態が続くと、肩まわりの筋肉が縮こまってゴリゴリと音が鳴ってしまう場合があります。

音が鳴る状態を放置すると次第に肩が動かしづらくなってしまうことがあるので、この機会にゴリゴリ音が鳴らないスッキリとした肩まわりを目指してみましょう。

今回は肩のゴリゴリ音の原因や、ゴリゴリ音を解消する方法などについて解説していきます。

この記事を監修してくれた先生

髙山 智仁先生

東京医療福祉専門学校 鍼灸科学科長・キャリアセンター長
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師

「患者様の立場になって考える」ことをモットーに、東洋医学・鍼灸の視点から本当の健康を追求し続けている。
現在は教員として、次世代を担う鍼灸師の育成にも取り組んでいる。

①肩を回すとゴリゴリ鳴る!音の正体とは?


肩を回すと、首筋や肩甲骨のあたりからゴリゴリと音が鳴ることがありますよね。

この音の正体は一体何なのでしょうか?

まずは肩のゴリゴリ音の正体と、指や首の関節で鳴ることの多いポキポキ音との違いについて解説していきます。

固く縮こまった筋肉や腱の音

結論を言うと、肩を回すとなるあのゴリゴリ音の正体は、固く縮こまった筋肉や腱が擦れる音です。

肩や肩甲骨のまわりにはたくさんの筋肉が張り巡らされているのですが、その中には日常動作ではあまり動かさないような筋肉もあります。

特に長時間デスクワークをされている方などは、肩甲骨まわりの筋肉を動かす機会が少なくなりがちなので、筋肉も固くなりやすいです。

そういった固くなった筋肉が他の筋肉や肩甲骨に当たって擦れたときの音が、ゴリゴリ音の正体というわけです。

ボキボキ音は関節が原因

関節を動かしたときに鳴る音の中には、ゴリゴリ音の他にボキボキという音もありますよね。

「膝を曲げ伸ばししたときに毎回ポキポキと音が鳴る」
「指や首をボキボキと鳴らすのが癖になっている」

という人も多いでしょう。

このボキボキ音の原因は、関節の内部にあります。

本来、関節は関節包という膜で覆われており、その内部は関節液という潤滑液のようなもので満たされています。

関節を動かしたときに鳴るボキボキ音は、この関節液の中で生じた気泡がパチっと弾ける音なんです。

関節のボキボキ音は日常生活で鳴ってしまう分にはあまり問題ないのですが、何度も鳴らすのが癖になっている場合は、関節を捻挫してしまう可能性があるため注意が必要です。

ボキボキ音については以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

②肩のゴリゴリ音の原因はなに?


肩のゴリゴリ音の正体は固まった筋肉や腱だということがわかりましたが、それではなぜ、筋肉や腱は固く縮こまってしまうのでしょうか?

主な原因としては以下の4つが挙げられます。

  • 老廃物の蓄積
  • 猫背などの悪い姿勢
  • 身体の冷え
  • 運動不足

 

順に解説していきますので、ご自身に当てはまることがないかどうか確かめながら読み進めてみてください。

老廃物の蓄積

身体に溜まった老廃物血流やリンパの流れを滞らせてしまいます。

筋肉や腱は血液から栄養を受け取っているため、血流が滞ると十分な栄養を補給できず、柔軟性が失われ、固く縮こまってしまうのです。

体内に老廃物が蓄積すると疲労の回復が遅れたり、手足や顔のむくみの原因になる場合もあります。

猫背やスマホ首などの悪い姿勢

猫背やスマホ首などの悪い姿勢が習慣化してしまうと、身体の胸側の筋肉は衰えてしまい、反対に肩や首まわりの筋肉には常に負荷がかかった状態になります。

頭の重さは約5kg。
パソコンやスマホをのぞき込むような姿勢だと、20kg前後の負荷が首にかかります。

猫背の状態が続くと、頭の重さを首や肩まわりの筋肉だけで支えなければならないため、筋肉にかなりの負担がかかり、固く縮こまってしまうのです。

身体の冷え

身体の冷えも、筋肉や腱を固く縮こませる原因になります。

寒い場所に長時間いると、毛穴がきゅっと閉じて身体が震え、全身に力が入ってしまいますよね。

これは体温を失わないようにするための生理反応のひとつで、冷え性の人や、エアコンの冷気が直接身体に当たるような場所にいるときにも、同様の反応が起こります。

冷えを感じると、私たちの身体は体温を維持するために血管が収縮し、全身の筋肉が固くなってしまうのです。

特に肩甲骨まわりは日常生活であまり動かさないような筋肉が入り組んでいるため、一度身体が冷えると固まった筋肉をほぐしづらく、いつまでも縮こまったままであることが多いです。

運動不足

運動量が少なくなると基礎代謝が下がるため、血管が収縮して血流が滞りがちに。

身体に溜まった老廃物も、代謝されにくくなってしまいます。

また、長時間同じ姿勢でいると頭の重さを支える首や肩に負担がかかってしまうため、筋肉や腱が固く縮こまってしまいます。

運動不足も肩まわりの筋肉を固くしてしまうため、肩こりやゴリゴリ音の原因になってしまうのです。

③ゴリゴリ音を鳴らし続けるのは危険?


ゴリゴリ音を鳴らす行為そのものに害があるというわけではないのですが、ゴリゴリ音が鳴るような状態を放置し続けると肩こりが悪化してしまいます

次第に肩が動かしづらくなり、肩関節の可動域が狭くなってしまう可能性もあるため、肩のゴリゴリ音を感じたらなるべく早く対処をしましょう。

④肩のゴリゴリを解消するポイント


ここからは肩のゴリゴリを解消するポイントということで、

  • リンパを流すマッサージを受ける
  • 縮こまった筋肉を緩めるマッサージを受ける
  • 入浴で身体を温める
  • こまめな水分補給でデトックス
  • 軽いストレッチも効果的

これら4つの方法を解説していきます!

リンパを流すマッサージを受ける

肩のゴリゴリの原因とも言える老廃物を取り除くため、まずご紹介したいのがリンパマッサージです。

リンパマッサージには血流を改善したり筋肉や腱の張りを緩和させる効果があるため、肩まわりのリンパ節をマッサージすれば、肩こりや肩のゴリゴリ感が効率よく解消できます。

肩甲骨付近のリンパ節はご自身ではマッサージしづらいので、プロによるリンパマッサージを受けてみるのがおすすめです。

最近ではリラクゼーションサロンだけでなく、整骨院や整体など、リンパマッサージを提供する施術所が増えてきました。

以下の記事ではリンパマッサージについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

縮こまった筋肉を緩めるマッサージを受ける

筋肉の張りを緩めるマッサージを受けることも、ゴリゴリ解消に役立ちます。

ゴリゴリ音の原因となる縮こまった筋肉は、肩甲骨内縁の深い部分にあることが多いので、そのあたりを重点的にほぐすような「肩甲骨はがし」という施術がおすすめです。

こり固まった筋肉をしっかりとほぐし、肩こりや肩のゴリゴリ音を撃退しましょう!

以下の記事では肩甲骨はがしを整骨院で受けるメリットや、実際の施術内容についてご紹介していますので、ご覧になってみてください。

入浴で身体を温める

仕事や家事に追われていると入浴もついついシャワーだけにしてしまいがちですが、しっかりとお湯に浸かって身体を温めることも、肩のゴリゴリ解消に効果的です

38~40℃程度のぬるめのお湯に15~20分ほど浸かると、身体を芯まで温めることができます。

身体が温まると血行不良が改善され、固まった筋肉や腱も徐々に緩んでいくため、できるだけ毎日お湯に浸かる習慣をつけてみましょう。

こまめな水分補給でデトックス

こまめに水分補給をすると身体に溜まった老廃物が排出されるため、ゴリゴリの解消につながります。

目安となる水分量は、一日約1.2L
食事や飲料から、毎日こまめに水分を補給しましょう。

ただし、一気に大量の水を摂取すると血液中のナトリウム濃度が急激に下がり、頭痛やめまい、吐き気などの症状が表れる場合があるので注意が必要です。

一回につき200ml程度(コップ1杯)の量を、起床後や食事中、休憩中、入浴の前後、就寝前などに分けて飲みましょう。

軽いストレッチも効果的

軽いストレッチなど適度に運動をすることも、肩こりや肩のゴリゴリ解消につながります。

長時間同じ姿勢で作業をすることが多い人は、1時間に一度は作業を止めて、5分程度のストレッチをしましょう

デスクワークの方などは椅子から立ち上がって屈伸運動するのも良いですし、筋肉が張りやすい肩まわりを中心に動かすのも効果的です。

日頃の運動不足が気になる方には、一日15分程度のウォーキングもおすすめです。

無理のない範囲で、毎日少しずつ運動をする習慣をつけましょう。

⑤肩のゴリゴリ音を解消するための簡単ストレッチ3選!


ここからは肩のゴリゴリ音を解消するのに効果的な、簡単なストレッチを解説していきます。

今回ご紹介するのはこちらの3種類のストレッチです。

  • 肩甲骨を回すストレッチ
  • 脇のリンパを流すストレッチ
  • 首まわりの筋肉を伸ばすストレッチ

 

すべて椅子に座りながらでもできるストレッチなので、お仕事や家事の合間などに実践してみてくださいね。

肩甲骨を回すストレッチ

まずご紹介するのは肩甲骨を回すストレッチ

日常動作では動かすことの少ない、肩甲骨の内側の筋肉「菱形筋(りょうけいきん)」や、肩甲骨と頚椎をつなぐ「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」を積極的に動かしましょう。

  • STEP ❶

    肩甲骨を回すストレッチ1

    背筋を伸ばし、少し浅めに椅子に腰掛けます。

  • STEP ❷

    肩甲骨を回すストレッチ2

    肩に指先を当て、肘で円を描くように大きく30回ほど回しましょう。

  • STEP ❸

    肩甲骨を回すストレッチ3

    逆回転でも同様に30回動かします。

肩甲骨同士を引き寄せるように大きく動かすのがポイントです。

脇のリンパを流すストレッチ

続いてご紹介するのは脇のリンパを流すストレッチです。

肩こりが悪化すると脇の下のある「腋窩(えきか)リンパ節」というところに老廃物が溜まりやすくなるので、この部分を動かしてリンパの詰まりを解消しましょう。

  • STEP ❶

    脇のリンパを流すストレッチ1

    背筋を伸ばし、少し浅めに椅子に腰掛け、画像のように腕を構えます。

  • STEP ❷

    脇のリンパを流すストレッチ2

    背中側で肘同士をくっつけるようなイメージで、肩甲骨を寄せながら腕を引きましょう。

  • STEP ❸

    脇のリンパを流すストレッチ3

    ①と②の動作をリズミカルに30回繰り返します。

腕だけ動かすのではなく、しっかりと肩甲骨を寄せながら動作するのがポイントです。

首まわりの筋肉を伸ばすストレッチ

最後にご紹介するのは、首まわりの筋肉を伸ばすストレッチ

首から肩にかけて広がる「僧帽筋(そうぼうきん)」や、耳の後ろから鎖骨にかけて伸びる「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」を伸ばして筋肉の張りを改善し、血液やリンパの流れを良くしていきましょう。

  • STEP ❶

    首まわりの筋肉を伸ばすストレッチ1

    頭の横に手を添えて首を横に倒し、左右各15秒ずつ伸ばします。

  • STEP ❷

    首まわりの筋肉を伸ばすストレッチ2

    後頭部に手を添えて首を前に倒し、首の付け根のあたりを15秒間伸ばします。

  • STEP ❸

    首まわりの筋肉を伸ばすストレッチ3

    顎に手を添えて天井を見上げ、頭の重さを感じながら15秒間伸ばします。

背筋を伸ばし、ゆっくりと動作するのがポイントです。

⑥肩こりや肩のゴリゴリ音が気になるときはぷらす鍼灸整骨院へ!


肩こりや肩のゴリゴリを解消するには、入浴で身体を温めたり、ストレッチなどのセルフケアをすることが大切です。

しかし、毎日仕事や家事に追われていて、なかなか継続することができないという方もいらっしゃいますよね。

そんなときはぜひ、私たちぷらす鍼灸整骨院へご相談ください!

当院では患者様とのカウンセリングを大切にしており、一人ひとりの症状に合わせた最適な施術を提供させていただきます

「デスクワークが続いて、肩こりがますます酷くなった」
「セルフケアだけで肩のゴリゴリが解消できるのか、正直不安」

このように悩まれている方はお気軽に、ぷらす鍼灸整骨院までお越しください。

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まとめ


今回は肩を回したときに鳴るゴリゴリ音の正体や、ゴリゴリ音を解消するためのセルフケアについてご紹介させていただきました。

音を鳴らすこと自体に危険性はありませんが、ゴリゴリ音が鳴る状態を放置すると肩こりが悪化してしまったり、肩関節を動かしづらくなる場合がありますので、肩がゴリゴリ鳴っていると気がついたら早めに対処しましょう。

この記事を参考に肩こりや肩のゴリゴリ音を解消し、スッキリとした肩まわりを目指してみてくださいね!

     

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