columnお悩み解決コラム
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公開日:2019.8.16 / 最終更新日:2020.10.9
日本人にとって国民病の一つである腰痛。
現在では、約1500万人の人が腰に痛みを抱えているといわれています。
悪い姿勢や無理な作業、また心理的な負担でも腰痛を感じる場合はあり、すでに抱えている痛みを悪化させてしまうと不便な生活を強いられてしまうことが考えられます。
今後、腰痛に悩まされない生活を送るためには、どう対処すればよいのでしょうか。
対処法と治療についてご紹介します。
立つ、座る、歩行するという日常の動作によって感じる腰の痛み。
腰の痛みをそのまま放置してしまうと、生活に支障をきたすほどの痛みになることがあります。国民病の一つとして広く知られている腰痛は、腰椎付近の痛みのことを指します。
対処法を知っておかなければ誰もがなり得る可能性のある症状です。
現在、腰痛に悩まされている人も、状態が悪化しないための改善法を知っておくことで痛みを緩和することができます。
腰痛になる原因はさまざまで、中には内臓の病気が原因の場合もあれば、原因が特定できないこともあります。
ここでは腰痛に関する基礎知識と、腰痛が生じる原因についてご説明します。
現代の日本人は、食生活の欧米化や運動不足により、筋肉量が低下傾向にあります。
筋肉量が落ちると骨自体がもろくなり背骨を支える力も弱くなってしまうのです。
こうなると背骨への負担が大きくなり、痛みを発生させます。
特に腹筋、背筋、お尻の筋肉、腰まわりの筋肉、太ももの筋肉等が背骨を支える土台となっているので筋力をアップさせ、衰えを予防することが大切です。
育児や家事、家族の介護や仕事など普段の生活で、無意識に前かがみの姿勢をとることや、腰を捻った状態での荷物の上げ下げは非常に腰へ負担がかかります。
不自然な姿勢や体勢も同じです。長時間、同じ姿勢のまま動かずにいると、腰への痛みは悪化してしまいます。
また、人間が進化の過程で二本足で歩けるようになり、それが元で背骨や骨盤の関節面に大きな負担がかかるようになったといわれていて、人間が抱える腰痛の症状とは切っても切り離せない関係なのです。
環境も原因のひとつ。
寒暖差の激しい季節でも適切な体温調整を行い、衣服の着脱には気を配りましょう。
室内温と外気温の差で体調を崩しやすくなり、それらがきっかけで冷え性になり腰痛をひきおこします。
また、現代はストレス社会といわれています。安定しない社会情勢やネットツールの発達による弊害、人間関係の希薄さなど、ストレスを溜め込みやすい環境になっています。そのストレスが不眠や生活習慣の乱れにつながり、自分の体への興味が薄まった結果として腰痛につながったという方も多くおられます。
腰痛のほとんどは原因がわからない場合が多く、原因が特定できるものはわずかだといわれています。
症状が特定できる腰痛の種類について、みていきましょう。
椎間板(ついかんばん)ヘルニアの症状は、腰が痛むことで、下肢に痛みやしびれを感じます。
背骨が変形することで動きづらくなり、重いものなどを持つと痛みが強くなります。
椎間板は線維輪(せんいりん)と髄核(ずいかく)で形成され、背骨をつなぐ役割になります。
その一部が出てきてしまい神経を圧迫。すると椎間板は、加齢などにより変性し断裂する可能性があり、姿勢の悪さもヘルニアが起こりやすくなります。
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)の症状は、徒歩で長距離移動をすることが難しくなる症状です。
歩行と休息を繰り返してしまう間歇性跛行(かんけつせいはこう)で、腰痛はあまり強くなく安静にしていればほとんど症状はありません。
しかし背筋を伸ばして歩行すると、太ももや膝から下に、しびれを感じるようになります。症状が進行すると下肢の力が落ちるため、尿の出が悪くなり、尿漏れを引き起こす場合もあるようです。
原因は加齢だけでなく、過度な労働や背骨の病気により、変形した椎間板や背骨から突出した骨が原因で神経が圧迫されることで起こります。
脊柱管(せきちゅうかん)は背骨、椎間板、関節、黄色靱帯などに覆われており、その中を神経が通っています。加齢により背骨が変形することで、黄色靱帯が肥大し、神経の通り道である脊柱管を狭くしてしまいます。
そのため神経が圧迫され、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうしょう)が発症します。
背骨を後ろに反らすと脊柱管が狭くなり、前に曲げると広がってしまうので、間歇性跛行(かんけつせいはこう)が起こります。
骨粗しょう症は、自覚症状に乏しく自分で異常に気づけないことが多いです。
日常生活の中で、わずかな衝撃でも骨折の危険があるでしょう。
脊椎の椎体(ついたい)が押しつぶされて骨折すると、背骨が変形してしまい、背中が丸く盛り上ります。
背骨の変形が起こると、首や肩、腕、腰、呼吸器、消化器など体の部位や器官などにさまざまな症状が現れるので注意が必要です。
腰痛の症状は日常生活のあらゆる場面で発症します。
腰痛を予防することや痛みを和らげることは決して難しいことではありません。
食生活の見直しや栄養補助食品を積極的にとりいれることも腰痛の緩和に繋がります。
長い時間、同じ姿勢でいると筋肉や神経が疲れてしまい、腰痛の原因になります。
同じような姿勢が続く場合は、腰痛の症状を軽減するビタミンB群やビタミンEを摂取するとよいでしょう。
ビタミンB群は、筋肉や神経の疲れをやわらげる栄養素です。
例えば、豚肉や人参、かぼちゃには、このビタミンB群が多く含まれています。
ビタミンEは、血流を良くし、筋肉の緊張を取るなど、症状の緩和にも役立つのです。
ビタミンEを豊富に含む食材として、アーモンドやアボカド、その他たらこやうなぎにも多く含まれています。
腰痛緩和には、筋肉や骨を強くすることも重要となってきます。
筋肉を作るたんぱく質や、骨の栄養素であるカルシウムは必要不可欠です。
運動不足は、筋肉を硬直させて腰痛を悪化させます。
日々のストレッチで筋力をUPし、腰をケアできれば、腰痛の軽減や予防に効果的です。
ここで、腰痛を予防するストレッチをご紹介します。
参考:一般財団法人 日本健康開発財団 寝たままラクラク!腰痛予防ストレッチング
毎日の何気ない姿勢や動作は腰痛を引き起こす場合があるので、常に良い姿勢を意識して、腰に負担をかけないようにすることが大切です。
立つときは姿勢を伸ばします。肩の力は抜き、腹筋に力を入れて、あごを引きましょう。
椅子に座るときは深く腰を掛けましょう。お尻が椅子の背もたれに密着するようにしてください。畳や床に座る場合は、正座がむいています。
寝るときは腰に負担がかからない姿勢がよいでしょう。
腰に痛みがあるときは、横向きや前かがみで背中を丸めた姿勢で寝るのが一般的によいといわれています。
仰向けで寝る場合は、膝の下に枕を置くと腰の負担が軽くなり、寝やすくなります。
うつぶせで寝るのはさけましょう。
腰痛の診察や治療で、痛みを緩和したいと思ったときにどこへ行けばよいか迷ってしまいます。
整形外科医、整骨院、カイロプラクティック、リラクゼーションサロンなど、たくさんの選択肢があります。
我慢できないほどの腰痛がある場合は、整形外科院へ行き、検査をしてもらうことが先決です。
それほどの痛みではないが、痛みを緩和したいという場合は、整骨院でも施術をしてくれます。
整形外科と整骨院の違いについて詳しく見ていきましょう。
整形外科は医学的な診断と治療をします。治療を行うのは主に医師です。
レントゲンやMRIなどの画像診断や検査をすることができます。
腰痛の痛みのあるところだけが原因ではなく、病気・骨折がもとで痛みが出て、内臓に病気が隠れている場合もあります。
また、リハビリテーションを行うところもあるので利用しましょう。
主に理学療法士が行う運動指導のことです。腰痛の原因を問診によって検証し、痛みを改善、緩和するための体の動かし方などを指導します。
整骨院では、主に筋肉マッサージや骨格の矯正、鍼灸施術などを用いて、腰痛などの症状を緩和する施術を行います。
整骨院には痛みを伴う施術が一般的と思われていますが、できることなら痛みを伴わない施術法で、しっかりと症状改善してもらえる、そんな整骨院だと理想ですよね。
ぷらす整骨院では極力痛みを伴わないソフトな矯正法も採用しているため、気持ちよくて寝てしまう人がいるほどです。
施術前のカウンセリングでは、患者様の現状確認だけではなく、実際にどこの筋肉が固くなり可動範囲が狭くなっているかなどを事前に確認します。
施術後にどう変わったか一緒に確認していくので、効果を実感することができ、個別の生活指導や運動プログラムで患者様に寄り添ったサービスを提供しています。
腰痛の症状や原因、対処法についてご紹介をしました。
日々の習慣の見直しや軽いストレッチなどで痛みを緩和することもできますが、体に最も適した改善法を受けるためには、信頼のおける整骨院選びが重要となります。
腰痛でお悩みの方は気軽にお近くのぷらす整骨院へご相談くださいね。
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