columnお悩み解決コラム
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公開日:2021.1.25 / 最終更新日:2020.12.29
スマホの普及にともなって、首や肩のこり、頭痛、睡眠の質の低下などを訴えられる方が増えてきています。そのような方に共通してみられるのがスマホ首です。
では、なぜスマホ首になってしまうのでしょうか。この記事ではスマホ首の治し方、およびスマホ首の改善なら、整骨院の施術がおすすめである理由をご紹介します。
スマホ首とは、本来であれば緩やかにカーブしている首の骨が、まっすぐに近づいてしまうことを意味します。
ストレートネックとも呼ばれるこの首の形状は、さまざまな身体的不調をもたらします。
そこで、スマホの見過ぎで首や肩がこっている方、姿勢が悪くなっている方におすすめの、スマホ首の治し方をご紹介します。
スマホ首は主に筋肉の緊張によってもたらされるので、日常的にストレッチをおこない、筋肉を柔軟に保つことが重要です。
スマホ首に関わる筋肉はいくつかあるので、簡単にできるおすすめのストレッチを、筋肉ごとに紹介したいと思います。
胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)は、鎖骨と胸骨に端を発し、耳の後ろにある乳様突起(にゅうようとっき)に付着しています。
簡単に言うと首の前面にある大きな筋肉で、頭を前に倒す働きがあります。
小胸筋(しょうきょうきん)は、3番目から5番目の肋骨に端を発し、肩甲骨の烏口突起(うこうとっき)に付着しています。
肩甲骨は背中の上部にある筋肉なのですが、そこから烏口突起が前に伸びており、身体の前面で小胸筋とつながっているわけです。
肩甲下筋(けんこうかきん)は肩甲骨の裏側にある筋肉で、肩関節を内旋(内側に向けること)させる作用があります。
円回内筋(えんかいないきん)は前腕にある筋肉の1つで、前腕を回内させる(子供が「ちょうだい」をするときと反対の動き)作用があります。
スマホ首になると、いろいろな身体的不調のリスクに見舞われます。そこで、おすすめのツボとその効果について紹介したいと思います。
水突のツボは、のどぼとけの斜め下、盛り上がった筋肉の内側にあるツボです。水突のツボは胸鎖乳突筋と重なっているため、このツボを刺激することで、顔が前に倒れることを防ぐ効果が期待できます。
首の中心に手を当て、親指の先で上下にマッサージするように刺激するとよいでしょう。
中府のツボは、鎖骨の両端をやや下がった場所にあります。このツボを刺激することで、小胸筋の筋緊張を緩和することが期待できます。
肩井のツボは、肩こりに効果がある代表的なツボとして知られています。肩井の場所は、両方の乳頭からまっすぐに上がった肩の頂点です。
右の肩井を刺激する場合、左手の薬指と中指をそろえ、軽く前後に動かしながらマッサージするように刺激しましょう。
合谷は首こりや肩こり、頭痛、歯痛など首から上の症状に効果のあるツボとして知られています。
場所は手の人差し指の骨と親指の骨とが交差する場所です。
ツボ押しによって血行が促進されると、痛み物質や疲労物質を体外へと排出しやすくなります。首こりのツボに関しては、こちらの記事でも詳しく紹介していますので、併せてごらんになってみてください。
スマホ首は日々の生活習慣の結果によって起こりますが、自分で治すことがなかなか難しいケースもあると思います。そんな時には、整骨院で施術を受けることもおすすめです。
整骨医院でのスマホ首の改善法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
スマホ首になっているかどうかは、自宅で簡単にチェックすることが可能です。
この時に、後頭部が自然と壁につくようであれば、スマホ首の疑いはないといえます。後頭部が壁から離れている場合、スマホ首になっている可能性があります。
先ほども少し触れましたが、スマホ首は日常の生活習慣の積み重ねによって起こるものです。そこで、スマホ首にならないよう気を付けたいポイントをご紹介します。
スマホ首はその名の通り、スマホをみるときの姿勢によって発症リスクが増します。スマホをのぞき込むように下を向く時間が長いと、必然的にスマホ首になる可能性が高くなります。
デスクワークの際に、パソコンの画面をのぞき込むようにしていると、やはりスマホ首になるリスクが増します。
かばんを肩にかけていると、肩の骨が前へ引っ張られ、スマホ首になるリスクが増します。特に、片方にだけかばんを掛けることは避けましょう。
枕が高すぎると、寝ている間に頭が前へ押し出されるため、スマホ首になるリスクが高くなります。そのため、首への負担が少ない枕にすることが重要です。
スマホ首になる直接的な原因は首周りの筋緊張ですが、首周りの筋肉が硬くなる根本的な原因を取り除かないと、スマホ首を改善することは難しいでしょう。
現代人にとって欠かすことのできないアイテムとなったスマホですが、スマホを使う時間が長くなれば長くなるほど、スマホ首になるリスクを増します。
スマホ首になると、見た目が悪いことはもちろんのこと、首こりや肩こり、頭痛といったさまざまな身体的不調を発症する可能性が高くなります。
スマホを手放すことができない以上、日ごろからスマホ首を予防することが重要です。
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