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巻き肩改善におすすめのツボ6選!ツボ押しで巻き肩による不調を解消

正しい姿勢

公開日:2021.1.1 / 最終更新日:2020.12.21


巻き肩は肩が前へスライドしてしまう現象を意味しますが、その原因となる筋肉は実にさまざまで、筋緊張にともなう症状もまたいろいろです。

巻き肩になると見た目がよくないうえ、いろいろな不調のリスクが増してしまいます。今回は、巻き肩やそれにともなう症状を改善するためにおすすめのツボを6つ紹介します。

巻き肩の方におすすめのツボ6選

それでは早速ですが、巻き肩を改善するのにおすすめのツボをピックアップして6つご紹介したいと思います。ツボ押しのポイントについても解説しますので、併せてご覧になってくださいね。

合谷(ごうこく)

合谷のツボは、東洋医学の世界では万能穴(ばんのうけつ)と呼ばれるほど、いろいろな症状の改善効果が期待されていることで知られています。ツボの位置は手の親指と人さし指の付け根にあります。

手のツボがなぜ巻き肩と関係してくるのか疑問に思われるかもしれませんが、手と巻き肩には深い関係があります。というのも、巻き肩の方には、立った時に手の甲が前を向く傾向がみられるからです。

手の甲が前を向くと、肩関節が内旋し、その結果として巻き肩になってしまうのです。合谷を刺激することで手の甲が前に向くことを予防することが期待できます。また、合谷のツボには肩こりの改善効果も期待されています。

合谷のツボを押す時には、反対側の親指を用いて、ツボを小指側に向かって押すとよいでしょう。あまり強く押すと痛いので、気持ちいい程度に押すのがポイントです。

風池(ふうち)

巻き肩になると、必然的に顔が下を向いてしまいます。頭は重いため、顔が下を向くと頭を支える首の筋肉がこってしまい、結果として頭痛につながるケースが少なくありません。

また、目から入った情報は脳の後頭葉へと送られますが、情報量が増えると後頭葉につながる後頭下筋群が緊張し、眼疲労につながるリスクも増します。

そんな方には風池のツボがおすすめです。風池には頭痛や眼疲労の改善効果が期待されています。風池の場所は後頭部の左右、髪の生え際の少しくぼんでいる場所となります。

両手で頭を掴むようにして、両方の親指でツボを押すのがおすすめです。

手三里(てさんり)

手三里は肘にほど近い場所にあります。この辺りの筋肉が硬くなると、肘の関節が回内(ちょうだいの手をする時の反対方向)へと回ってしまい、やはり巻き肩のリスクを増してしまいます。

肘を曲げるとシワができると思いますが、そこに人さし指から薬指を揃えておいた時に、薬指があたる場所に手三里のツボがあります。

人さし指から薬指でしっかりと前腕を掴み、手首から先を振るようにしてツボを刺激するのがおすすめです。

中府(ちゅうふ)

中府のツボは、左右の鎖骨が途切れる場所を指1本分下へと下がった場所にあります。解剖学的には少胸筋が位置している場所となります。

少胸筋は身体の前面にある、肩甲骨につながっている唯一の筋肉です。そのため、小胸筋が硬くなると、肩甲骨が前へと引っ張られ、巻き肩になるリスクを増します。

中府のツボを押す際には、反対側の指の腹で、円を描くようにクルクルとマッサージするのがおすすめです。

肩貞(けんてい)

肩貞のツボは解剖学的に見た場合、三角筋や小円筋、大円筋、棘下筋(きょくかきん)、上腕三頭筋など、たくさんの筋肉が集まっている場所にあります。場所は肩甲骨の外側、ちょうど真ん中に位置しています。

肩貞のツボを刺激する場合、反対側の親指を脇の下に差し込み、残りの4本の指先で肩甲骨を掴み、気持ちよくマッサージするのがおすすめです。

胞肓(ほうこう)

胞肓のツボは、骨盤の中央から指の幅4本分外側へ向かった両サイドにあります。骨盤を触ってみるとベルトラインの下あたり、左右に突起があると思います。

その突起のことを上後腸骨棘(じょうこうちょうこつきょく)と言いますが、胞肓のツボは上後腸骨棘の斜め下辺り、指先で刺激すると痛気持ちよく感じる場所にあります。

この辺りが硬くなると、骨盤が後ろに傾き、猫背や巻き肩のリスクが増すこととなります。

左右の中指の腹でマッサージするように刺激しましょう。

ツボ押しのポイント

東洋医学の世界では、ツボの場所は厳密に定められているのですが、一般の方がツボ押しをする場合、そこまで神経質になる必要はありません。

自分で押してみて気持ちよい場所があれば、それがツボだと思ってよいでしょう。分からないからと言って最初からやらないのではなく、だいたいでも構わないのでツボ押しに取り組んでみてくださいね。

巻き肩の原因となる筋肉


巻き肩は単に肩の位置が前へとスライドした状態を意味しますが、そのような状態を招いてしまう原因となる筋肉がいくつかあります。

正式名称は正確な場所を覚える必要はありませんが、「この辺がこってしまうと巻き肩になりやすいのか」と知っておいて頂くだけで、巻き肩の予防につながると思います。

長橈側手根伸筋(ちょうとうそくしゅこんしんきん)

長橈側手根伸筋は手首を親指側に曲げたり、手首を反らしたりする際に働く筋肉です。肘のあたりから親指の付け根に掛けて伸びている長い筋肉です。デスクワークなどが原因で硬くなりやすい筋肉でもあります。

小胸筋(しょうきょうきん)

小胸筋については先程少し触れましたが、ろっ骨と肩甲骨を結んでおり、巻き肩と密接な関係にあると考えられています。また、小胸筋が硬くなることでバストが下がることにもつながるため、女性の方は特に要注意です。

肩甲下筋(けんこうかきん)・前鋸筋(ぜんきょきん)

肩甲下筋や前鋸筋は肩甲骨の裏側にある筋肉で、これらの筋肉が硬くなることで肩甲骨を前へスライドさせ、巻き肩のリスクを高めます。四十肩や五十肩にもつながるので、肩甲骨の動きが悪くなっていないか、定期的に確認することもおすすめです。

巻き肩が引き起こすさまざまな不調

巻き肩になると、見た目がよくないだけでなく、さまざまな不調を招く元にもなりかねません。では、どのような不調を招く可能性があるのでしょうか。

肩こり

巻き肩になると、肩関節や肩甲骨が前へと引っ張られるため、肩こりのリスクが増します。

頭痛

巻き肩になると、頭やあごが前へとスライドするため、肩だけでなく首の筋緊張も増してしまいます。その結果、緊張型頭痛を発症する可能性もあります。

眼疲労

首の筋肉が後頭部と交わる位置に後頭下筋群がありますが、後頭下筋群の緊張によって眼疲労を引き起こすこともあります。

不眠

首は自律神経の働きと深くかかわっている場所であるため、巻き肩によって首の筋肉が緊張し、自律神経が圧迫されることで、不眠になる可能性もあります。

腰痛

巻き肩の方が必ずしも猫背という訳ではありませんが、猫背の方の多くが巻き肩を併発する傾向にあります。そのような姿勢が続くことで、腰痛のリスクも高くなります。

自律神経の乱れ

最近の研究によって、首は自律神経と深くかかわる場所であることが分かっています。そのため、巻き肩によって首の筋肉が硬くなると、自律神経のバランスを乱す可能性も出てきます。

巻き肩と自律神経との関係については、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてくださいね。

巻き肩のツボが自分で押せない方はぷらす鍼灸整骨院へ

ツボ押しはそれほど難しく考えなくてもよい健康法ではあるのですが、「やっぱり自分ではどこを押していいのか分からない」という方は、ぷらす鍼灸整骨院までお問い合わせください。

当院では筋肉を効率よく緩めるための手技や鍼の施術、およびお灸を始めとした温熱療法を駆使して、トータルに巻き肩改善をサポートしています。日常生活におけるアドバイスもしていますので、何でもお気軽にご相談くださいね。

まとめ


ツボ押しというと「難しそう」だと思いがちですが、自分が気持よく感じる場所を刺激しているだけでも効果が得られるものです。巻き肩も筋緊張によって起こるものなので、ツボ押しによって筋緊張を緩和することは、巻き肩の根本的な改善にもつながると言えます。

ぷらす鍼灸整骨院では、ケガに対する施術だけでなく、巻き肩や猫背、O脚、ポッコリお腹など、見た目のお悩みの改善にも取り組んでいます。どこに行っても巻き肩がよくならないという方は、ぜひ一度、ぷらす鍼灸整骨院までご相談くださいね。

この記事を監修してくれた先生

髙山 智仁先生

東京医療福祉専門学校 鍼灸科学科長・キャリアセンター長
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師

「患者様の立場になって考える」ことをモットーに、東洋医学・鍼灸の視点から本当の健康を追求し続けている。
現在は教員として、次世代を担う鍼灸師の育成にも取り組んでいる。

     

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