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スポーツ障害ってなに?指導者や親が知っておきたいことをご紹介

スポーツ障害

公開日:2019.10.23 / 最終更新日:2021.2.17

スポーツ障害

部活や趣味でスポーツをしていると、運動の種類や身体の使い方によって、身体のいろいろな場所に負担がかかります。その多くはちゃんと治療して、適度に休養を取ることで回復します。

ただ、指導者と親御さんには、スポーツ障害のリスクを減らすため、知っておいてもらいたいことがあります。

スポーツ障害とは

スポーツ障害とはその名のとおり、スポーツにともなって起こる外傷のことを意味します。プロのアスリートだけでなく、児童や生徒の部活動におけるケガもスポーツ障害に分類されます。

スポーツ障害の原因

同じスポーツをしていても、また、同じような練習をしていても、スポーツ障害を発症する人がいれば、発症しない人もいます。では、スポーツ障害は何が原因となって起こるのでしょう。

オーバーユース

スポーツ障害の原因として、もっともポピュラーなのがオーバーユースです。オーバーユースとは、スポーツの際に一定の動作を繰り返すことにより、筋肉や腱、靭帯といった軟部組織に負担がかかることを意味します。

例えば、ふくらはぎの筋肉である腓腹筋(ひふくきん)は、アキレス腱に移行して踵骨(しょうこつ:かかとの骨)に付着しますが、腓腹筋を使い過ぎるとアキレス腱に負担がかかり、スポーツ障害の一種であるアキレス腱炎を発症するリスクが高くなるのです。

私たちが一般的に筋肉と呼んでいるものは「骨格筋」のことで、その名のとおり骨と骨を結んでいます。そのため、筋肉を使い過ぎる(オーバーユース)と腱や靭帯に負担がかかり、スポーツ障害を発症する可能性が高くなるのです。

偏った身体の使い方

同じような練習をしているのに、ケガをする人としない人がいるのは、身体の使い方が間違っているからかもしれません。

例えばサッカーをするときに、利き足が右足だからと言って、右足でばかりシュート練習をしていると、右の足関節や膝関節、股関節などにかかる負担が増します。

また、腰痛などを抱えた状態でスポーツをすると、無意識に腰をかばうことによって、その他の場所への負担が増します。このように、偏った身体の使い方をすることで、スポーツ障害のリスクが増すのです。

身体の柔軟性

身体の柔軟性も、スポーツ障害の発症するリスクを左右します。極端な例ですが、仮に膝を伸ばしたまま、30㎝程度の高さから飛び降りたとします。

ひざを曲げればどうということのない高さであっても、ひざ関節がクッションの働きをしないと、着地した時の衝撃がもろにひざ関節に加わることでしょう。

お相撲さんが部屋に入門すると、最初にやるのが「また割り」と呼ばれる股関節のストレッチです。なぜなら、股関節を柔軟にしておかないと、土俵から転落したり、投げられたりしたときに、股関節がクッションの役目を果たさず、大けがにつながるからです。

成長痛

小学校の高学年ころに、ひざ痛などを訴えて病院や整形外科を受診すると、「成長痛ですね」などと言われるケースがあります。

成長痛とは何なのかというと、骨の成長に筋肉の成長が追い付いていない状態を指します。そのため、骨が一番成長する時期である、第二次性徴の時期に、成長痛がよく見られるのです。

部位別に代表的なスポーツ障害をご紹介

スポーツ障害の原因について簡単に説明したところで、次に、代表的なスポーツ障害を、身体の部位別に見ていきたいと思います。

ひざに見られるスポーツ障害

バレーボール

ひざは身体の中でも、もっともスポーツ障害が起こりやすい場所の1つです。特にバレーボールやバスケットボールなどの跳躍をともなうスポーツをしていると、膝蓋腱炎(しつがいけんえん:ジャンパーひざとも)や、半月板損傷(はんげつばんそんしょう)といったスポーツを発症しやすくなります。

ひじに見られるスポーツ障害

野球の投手

ひじに見られるスポーツ障害としてよく知られているのが、上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)です。テニスをする際のバックハンドの動作で起こりやすいことから、「テニスひじ」とも呼ばれています。

また、投球動作を繰り返すことによって内側側副靭帯(ないそくそくふくじん)を痛めると、内側側副靭帯損傷、すなわち「野球ひじ」を起こすこともあります。

足首やかかとに見られるスポーツ障害

サッカー
足首に見られるもっともポピュラーなスポーツ障害が、足関節内反捻挫(そくかんせつないはんねんざ)です。どのスポーツをしていても発症する可能性がありますが、特にバスケットボールやバレーボール、サッカーなどで痛めるケースが多いようです。

腰に見られるスポーツ障害

バスケットボール

腰に見られるスポーツ障害としては、腰椎椎間板ヘルニアや腰椎分離症、腰椎すべり症などがあげられます。やはりバスケットボールやバレーボールなど、跳躍をともなうスポーツで発症するケースが多いようです。

病院や施術所におけるスポーツ障害へのアプローチ法

スポーツ障害が疑われる場合、整形外科や整骨院、鍼灸整骨院などを受診するのが一般的です。中には整体院で施術を受けるケースもあるでしょう。では、それぞれどのようにしてスポーツ障害にアプローチするのでしょう。

整形外科におけるアプローチ法

整形外科ではスポーツ障害に対して、画像診断に基づいたアプローチをおこないます。骨に異常が見られるようであれば、ギブスなどの固定具を用いて固定します。

受傷部位に炎症が見られるようであれば、抗炎症剤を処方したり、痛み止めを処方したりします。基本的に、整形外科でおこなわれる治療は、対症療法であることがほとんどです。

鍼灸整骨院におけるアプローチ法

鍼灸整骨院では、エコーなどの超音波診装置を用いて、損傷部位の炎症状態や骨の状態を確認します。炎症が起こっていれば冷やしたり圧迫したりする処置がとられます。

また、スポーツ障害を起こした原因となっている筋肉や、身体の使い方に着目し、スポーツ障害を再発しないようアドバイスします。

整体院におけるアプローチ法

整体院では、どのような身体の使い方によってスポーツ障害を発症したのか、また、どんな身体のクセがあるのかをチェックし、スポーツ障害を発症しないよう予防的措置を講じます。

スポーツ障害の予防法

スポーツ障害予防ストレッチ

いったんスポーツ障害を発症してしまうと、しばらくの間、スポーツを楽しむことができなくなってしまいます。そうならないためにも、日頃から予防することが重要です。

しっかりウォーミングアップする

スポーツを開始する前には、しっかりとウォーミングアップすることが重要です。身体を温めて、血行を良くしておくことで、筋断裂や靭帯損傷のリスクを下げることが可能です。

運動後はクールダウンを怠らない

スポーツ障害を予防するためには、クールダウンをおこなうことも重要です。適度にクールダウンをおこなわないと、筋疲労を翌日に持ち越してしまいます。その状態で運動すると、スポーツ障害を発症するリスクが高くなります。

関節の可動域をアップする

スポーツ障害を予防するには、日頃からストレッチをおこない、関節の可動域をアップしておくことも重要です。関節の可動域が広くなればクッション機能も増すため、スポーツ障害のリスクを下げることが可能です。

指導者や親御さんに知っておいてほしいこと

整骨院の先生と患者様

児童や生徒を指導していると、ついつい指導者や親の方が熱心になってしまうものですが、スポーツ障害のリスクを避けるために、指導者や親だからこそ知っておいてほしいことがあります。

休むのも練習の内と理解する

スポーツ障害を避けるためには、休むのも練習の内と理解することが重要です。スポーツが好きなお子さんの中には、練習をやめるように声をかけなければ、いつまでも練習したがる子供もいます。

また、ケガをしているのを隠してプレイを続けたり、ケガが完治していないのに復帰したりすることもあるでしょう。そのような子供に対しては、「休むのも練習の内だよ」と声をかけてあげることが重要です。

早目の治療や施術を心掛ける

スポーツ障害が疑われる場合、早目の治療や施術を心掛けることも重要です。早めに処置しておけば軽症で済んだのに、大けがになってから治療を開始するというケースも少なくありません。

子供は目先の1日が重要だと考えがちですが、長い目で見た場合、しっかりとケガを治した方が良いケースの方が多いことでしょう。周りの大人が無理をさせないよう、ストップをかけることも重要です。

まとめ

運動をしている人にとって、スポーツ障害を発症することは珍しいことではありません。ただ、長くスポーツを楽しむためにも、パフォーマンスを向上させるためにも、スポーツ障害を予防することが重要です。

また、スポーツ障害が疑われる場合には、早目に治療や施術を受けることが重要です。痛みが出る前に処置をして、大けがにつながらないよう気を付けましょう。

     

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