columnお悩み解決コラム
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公開日:2020.1.17 / 最終更新日:2020.1.17
スポーツをしていると様々なケガに見舞われますが、すねの内側に痛みが出るシンスプリントもその1つです。
最初は「筋肉痛かな?」と思って見過ごすこともありますが、ひどくなると日常生活にも支障を来すようになります。また、脛骨疲労骨折と間違うケースもあるので、親御さんや指導者の方も注意が必要です。
目次
シンスプリントは運動中に繰り返される外力によっておこるスポーツ障害の一種で、整骨院や整形外科では必ずしも珍しい疾患という訳ではありません。
シンスプリントは、すね(shin)に見られるスポーツ障害ですが、比較的昔からある病名であり、解釈も多岐にわたっています。
一般的には脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)と呼ばれていますが、その他にも脛骨内側症候群や、過労性脛部痛などと言われることがあります。
シンスプリントは脛骨内側症候群も呼ばれることから分かるように、すねの内側に痛みを発する特徴があります。
すねを3等分した場合、下の3分の1あたりに痛みが出ます。
シンスプリントをもっとも発症しやすい競技は陸上競技で、全体の2割から5割を占めるとされています。
その他、サッカーやバレーボール、バスケットボールなど、ダッシュや跳躍を繰り返すスポーツ選手にも多く見られます。発症しやすいのは中学生や高校生で、特に中学1年生や高校1年生に多く見られるのが特徴です。
シンスプリントはスポーツ障害の一種ということですが、同じ競技をしていても発症する人もいれば、発症しない人もいます。では、シンスプリントの原因は何なのでしょう。
シンスプリントの最大の原因がオーバーユース(使い過ぎ)です。シンスプリントに限らず、多くのスポーツ障害がオーバーユースによってもたらされます。
シンスプリントの原因としては、急激な運動量の増加もあげられます。
シンスプリントはすねの内側に起こる疾患ですが、身体の使い方にクセがあって、すねの内側に体重がかかりやすい場合、シンスプリントを発症しやすくなります。
扁平足もシンスプリントの発症リスクを高めます。扁平足になると足底アーチによるクッション効果が得られず、しかも重心が内側よりになるため、シンスプリントを発症しやすくなるのです。
土や芝生のグラウンドではなく、アスファルトの上ばかり走るようなことを繰り返すことで、シンスプリントの発症リスクが高くなります。
シンスプリントと似たような症状を発症する整形外科的疾患に脛骨過労骨折があります。では、両者にはどんな違いがあるのでしょう。
シンスプリントの場合、くるぶしに近い方のすねが痛みますが、脛骨疲労骨折の場合、膝(ひざ)に近い方のすねに痛みが出やすいです。
ただしこれは傾向からの目安なので、膝に近いところが痛む場合のすべてが疲労骨折というわけではありません。
実は、医師にとってもシンスプリントと脛骨疲労骨折の鑑別は容易でありません。
なぜなら、発症初期にはレントゲンを撮っても明確な差異を認めないからです。その場合、MRIを用いてより詳しく検査をおこないます。
シンスプリントの場合、軽度であれば運動をしながら加療するケースもありますが、脛骨疲労骨折の疑いがある場合は、基本的に運動を中止して治療をおこないます。
シンスプリントは症状の程度によって4つのステージに分類されています。ステージ3以降の場合、運動を休止して治療する必要が出てきます。
ステージ1のシンスプリントは、ウォーミングアップをおこなうことで痛みが無くなる程度のレベルです。
シンスプリントのステージ2は、ウォーミングアップをすることで痛みがなくなるものの、運動を終える時間が近づくにつれ痛みが出てきます。
シンスプリントがステージ3になると、運動中、常に痛みがあるため、パフォーマンスが明らかに低下します。
シンスプリントがステージ4に至ると、常にすねが痛むため、運動だけでなく日常生活にも支障をきたすようになります。
シンスプリントには4つのステージがあるので、個々のステージに応じて正しく対処することが重要です。
シンスプリントのステージが1、または2の場合、運動後にストレッチをおこなうことで、シンスプリントの悪化を妨げることが期待できます。シンスプリントはヒラメ筋(ふくらはぎの筋肉)の牽引力(ひっぱられる力)によって生じるため、ヒラメ筋をよくストレッチングしましょう。
シンスプリントがステージ3に至ったら、運動を中止して安静にすることが重要です。ただし、すねの内側に負担を掛けないような運動や筋トレはおこなっても構いません。
シンスプリントがステージ4になった場合、痛み止めを服用するケースもあります。やはり患部に負担を掛けないような運動や筋トレは可能です。
いったんシンスプリントを発症すると、痛みのために運動時のパフォーマンス低下につながります。また、痛みがひどくなると日常生活にも支障を来すようになりますし、競技に復帰するまで時間がかかってしまいます。
そうならないためにも、すねやふくらはぎに違和感を覚えたらすぐに整骨院で見てもらうことが重要です。 整骨院には筋肉や骨のスペシャリストが在籍しているので、シンスプリントの症状を最短で改善に導くことが可能です。
シンスプリントはスポーツ障害の一種なので、症状が治まっても運動を再開すると、また再発する可能性があります。そのため、予防することが重要です。
扁平足が原因でシンスプリントを発症している場合、足底板を用いてすねの内側にかかる負担を減らします。
身体の使い方にクセがある場合、指導者や専門医に見てもらい、身体の使い方を見直すことも重要です。
シンスプリントに限らず、身体が硬いとスポーツ障害を発症しやすいので、普段からストレッチをおこない、柔軟性を身につけることが必要です。
練習環境によって明らかに身体への負担を増している場合、指導者や親御さんが適切な練習環境を提供してあげることも重要です。
シンスプリントの発症を繰り返す場合、下腿(ふくらはぎ)を中心に筋トレをおこない、シンスプリントにならないレベルの筋力を手に入れましょう。
ぷらす鍼灸整骨院には、シンスプリントに悩む多くの学生さんが来られます。シンスプリントの改善にぷらす鍼灸整骨院がおすすめであるのには、ちゃんと理由があります。
シンスプリントのようなスポーツ障害は、「結果」として起こるものです。そのため、患部だけ見ていても根本的な改善にはつながりません。
ぷらす鍼灸整骨院では、患者さんの全身バランスを注意深く見極めたうえで、患部に負担を掛けないボディバランスに変えていきます。
ぷらす鍼灸整骨院には、自分も運動選手だったという柔道整復師や鍼灸師が多数在籍しているため、経験に基づいたアドバイスをおこなうことが可能です。
スポーツ障害を発症した場合、治療や施術と並んで重要なのが「適切な運動休止期間」を設けることです。いわゆる「休むのも練習のうち」というものです。
指導者や親御さんの中には、お子さんに過度の期待を寄せてしまい、つい無理を強いてしまう方もいらっしゃいます。ぷらす鍼灸整骨院の施術家はプロフェッショナルとして、適切な運動休止期間を提案しています。
ぷらす鍼灸整骨院のような施術所の強みが、テーピングによって運動のサポートを出来ることです。単に患部を固定するだけでなく、運動パフォーマンスを向上させるためのテーピングもおこなっています。
冒頭でも紹介したように、シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎や脛骨内側症候群や、過労性脛部痛などいろいろな名前で呼ばれている上、脛骨疲労骨折と同一視する医師もいて、いまだに解釈が定まっていません。
だからこそ、1人1人の症状や身体のバランスに応じて、オーダーメイドの施術をおこなうことが重要なのです。
シンスプリントは必ずしも珍しいスポーツ障害ではありませんが、解釈がさまざまであることから、治療法や施術法も一貫しているとは言えないのが現状です。
ぷらす鍼灸整骨院では、「なぜシンスプリントが起こったのか」に注目し、その人その人に適した施術の提供を目指しています。シンスプリントを繰り返してお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。
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