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columnお悩み解決コラム

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【成長痛と思ってた】オスグッド病の症状と治したいときの行き先ガイド

スポーツ障害

公開日:2019.12.27 / 最終更新日:2019.12.27


部活動などスポーツを頑張るお子さまに多い膝の疾患、「オスグッド病」。
ただの成長痛だと思って、放置していませんか?

初めは軽い膝の痛みから発症するオスグッド病は、悪化すると日常生活にも支障をきたし、歩くことすら困難になってしまうケースもあるため注意が必要です。

今回はそんなオスグッド病について、具体的な症状や原因、正しい対処方法などについて解説していきます。
ご自身やお子さまが膝の痛みでお悩みのときは、ぜひこのページをご活用ください。

オスグッド病とは?

膝の痛み

正式には「オスグッド・シュラッター病」と呼びます。

オスグッド病は、10歳~15歳の小中学生に多いスポーツ障害で、中でも「跳ぶ・蹴る」といった動作を頻繁に行なうサッカーやバスケットボール、バレーボールなどのスポーツを楽しむ子どもに発症するのが特徴です。

筋肉の発達速度の関係で、割合的には男子に多く症状が表れます。

具体的な症状

膝のお皿のすぐ下には、脛骨結節(けいこつけっせつ)と呼ばれる骨の出っ張りがあります。
オスグッド病の症状として多いのが、この部分の痛みです。
指で軽く押すと激痛が走ったり、熱感やわずかな腫れが見られる場合もあります。

はじめは運動中や運動直後に痛みが表れますが、症状が重くなるにつれて日常生活でも痛むことが増え、次第に膝を動かすことが困難になるのが特徴です。

こんな症状に心当たりはないですか?

オスグッド病を発症したお子さまがよく訴える症状をリストアップしてみました。

  • 膝の下が痛い
  • 走ると膝が痛くなる
  • 膝が痛くて自転車がこげない
  • 膝の曲げ伸ばしがつらい
  • 階段の昇り降りが痛くてできない
  • 膝の下の骨が出っ張ってきた

皆さんのチームやご家庭のお子さまに、こうした発言はありませでしたか?
オスグッド病は成長痛だと思って放置すると、症状が重くなったり後遺症が残ってしまう場合もあります。
まだ症状が軽いうちにきちんとケアをして、お子さまの健康をしっかりサポートしてあげることが大切です。

オスグッド病の原因

オスグッド病は痛みが表れる骨に異常や原因があると思われがちですが、実は太ももの筋肉が大きく関係しています。
お子さまの症状や普段のスポーツ活動の様子などを振り返りながら、オスグッド病の原因について確認していきましょう。

大腿四頭筋の柔軟不足

大腿四頭筋

太ももの前面には「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」と呼ばれる筋肉が張っていて、股関節を曲げたり膝を伸ばしたりする役割を担います。
実はこの筋肉が硬くなり柔軟性が失われてしまうと、オスグッド病を引き起こす原因となってしまうのです。

その理由に関係しているのが、筋肉が付着している場所。
大腿四頭筋は骨盤や股関節のあたりから伸び、膝のお皿の上を通って膝下の骨に付着しています。

先ほど、膝のお皿のすぐ下にある「脛骨結節」のお話をしましたね。
厳密に言うとこの結節は、筋肉がしっかりと付着するように表面がザラザラとしています。
このザラザラとした面を「脛骨粗面(けいこつそめん)」と呼ぶのですが、大腿四頭筋が硬くなると膝を曲げ伸ばしするたびに脛骨粗面が引っ張られ、炎症が起きて痛みが出てしまうのです。

オーバーユース

オスグッド病が10代のお子さまに多い理由にもつながるのですが、子どもの骨は大人と比べると柔らかいという特徴があります。
つまり、膝の曲げ伸ばし動作を短期間に何度も繰り返して太ももの筋肉が発達すると、脛骨粗面が大腿四頭筋の筋力に負けて変形してしまい、腫れや痛みが生じてしまうのです。

環境的要因


スポーツ障害全般に言えることですが、悪い練習環境でスポーツを続けているとケガや身体の不調が起こりやすくなります。
サイズの合わないシューズの着用や、整備されていないグラウンドでの練習などは、動きの支点となる膝にかなりの負担をかけてしまうのです。

まずは身体の専門家に診てもらおう

ぷらす鍼灸整骨院の先生

小中学生に起こる膝の痛みは、オスグッド病だけではありません。
痛みの原因も人によってさまざまなので、正しい対処をするためにまずは整骨院や整形外科など身体の専門家に診てもらうことがオススメです。

ぷらす鍼灸整骨院では痛みの程度や筋肉の硬さ、普段の練習環境などを総合的に診察して、一人ひとりに合った施術をいたします。
さまざまなスポーツを経験してきたスタッフが多く在籍しているので、スポーツごとの痛みをやわらげる具体的な身体の使い方や、改善に向けた練習メニューなどもアドバイスしています。

「試合の日までにできるだけ治したい」

「再発しないように原因を知って改善したい」

このようなご相談も全力でサポートいたしますので、スポーツ障害や身体の痛みでお悩みの方はぜひ、ぷらす鍼灸整骨院までお越しください。

整骨院での施術方法

整骨院の先生
ここからは、オスグッド病に対して行なう整骨院での施術方法についてご紹介していきます。

整骨院でのオスグッド病を診てもらうのに保険は効く?

オスグッド病を整骨院で診てもらうとき、気になるのが「保険が適用されるかどうか」ということですよね。

整骨院で保険が認められるのは、「症状が起きた理由(受傷起点)がはっきりとしている場合」です。

オスグッド病は「サッカーをしていたら膝の下が痛くなった」など、はっきりとした理由があるため、ほとんどの場合で保険の使用が認められます。

整骨院の保険適用についてまとめた記事もありますので、気になる方はぜひご確認くださいね。

電気や超音波を使った治療

多くの整骨院で取り入れられている物理療法として、微弱な電気や超音波を使った治療が挙げられます。
どちらも筋肉の緊張をやわらげ、炎症を鎮める効果のある施術方法です。

テーピング

オスグッド病の治療として施されるテーピングは、主に大腿四頭筋の動きを抑制し骨を引っ張る力を弱める目的で使用されます。
筋肉や身体の構造を熟知した専門家がテーピングを施すことで、軽い運動や日常生活中の痛みが軽減し早期の回復にもつながります。

運動療法

オスグッド病を改善するためには、大腿四頭筋の柔軟性を取り戻すことが大切です。

整骨院では太ももの筋肉を中心に身体の柔軟性を高めるためのストレッチを行なって、回復状況を確認しながら予防に向けた筋力トレーニング、自宅での運動方法などを提案していきます。

予防のためのポイント

 

スポーツチームの指導者や保護者の方は、子どもたちの大切な成長期を守るためにも、お子さまの訴える症状や様子をよく観察してあげることが大切です。

オスグッド病を含むスポーツ障害は、一時的に痛みが解消できても根本的な原因を改善しなければすぐに再発をしてしまいます。
ここでは予防に向けたポイントを3つに分けて解説するので、毎日の運動や生活の中でしっかりと取り組んでみてくださいね。

運動後にはアイシングをしよう

スポーツ障害を予防するには、運動後15分以内に20分程度患部のアイシングをすることが効果的です。

子どもたちにアイシングの習慣を付けてもらうためにも、チームやご家庭で「氷のう」「アイスパック」などのアイシング用品を常備しておきましょう。

違和感があるときは身体を休めよう

筋肉痛や軽度の打撲・捻挫であれば、痛みは2~3日で回復します。
違和感や痛みがそれ以上長く続くようであれば、運動を休んで専門家に診てもらいましょう。
症状が軽いうちに適切な対処をすることで、大きな怪我の予防や早期の回復にもつながります。

ストレッチをしよう

オスグッド病予防に効果的な、大腿四頭筋のストレッチを1つご紹介します。

  1. 真っ直ぐに立った状態から、右足を大きく前に出します。
  2. 左のかかとを地面から離し、両膝をゆっくりと曲げて腰を落とします。
  3. 左足の付け根から太ももの前面が心地よく伸びたところで、20秒キープします。
  4. ゆっくりと元に戻します。

左右の足で同様に、1日3回ストレッチしましょう。

上半身が前に倒れないよう、姿勢を真っ直ぐに保つのがポイントです。

まとめ

ランニングをするスポーツ選手

オスグッド病は成長期に起こりやすいため、ただの成長痛だと思われてしまいがちです。
しかし、根本的な原因を改善しないと症状を何度も繰り返すこととなり、スポーツ活動や日常生活にまで支障が出てしまうことも少なくありません。

どんな些細な違和感や痛みでも、「まあ大丈夫だろう」と放置せず、身体の専門家に相談してみましょう。

症状が軽いうちに正しく対処することが、早期の回復につながります。

また、多くのスポーツ用品店やドラッグストアでは、オスグッド病予防のためのサポーターなどが販売されています。
このようなアイテムを上手に取り入れながら、お子さまの大切な成長期をしっかりとサポートしていきましょう。

     

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