columnお悩み解決コラム
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公開日:2018.9.25 / 最終更新日:2021.2.17
X脚は、真っ直ぐに立った時に太股とひざはくっつくけれど、ひざから下がハの字に開いてしまうタイプのこと。正面から見ると、脚がXのような形になっていて、つま先は外向きになっています。
X脚の人は、足下が非常に不安定になります。バランスをとるため、上半身ががっちりと太りやすいという特徴もあります。
歩く時にもひざがきちんと上がらないので、ほんの少しの段差に引っかかったり、自分の足に躓いたりすることも。足首の内側に余分な力がかかるので、足裏が外側を向く「外反扁平足」になっている場合も多く見られます。
X脚で余分な力がかかるのは、足首だけではありません。ひざが内側にずれている状態のため、歩く時の衝撃がひざの外側に集まりやすいのです。
そのためX脚の人は、足首やひざのしびれや痛みに悩まされることもあります。長時間歩き続けたり、激しいスポーツをしたりといったことが続くと、関節の軟骨がすり減って変形する「膝関節症」のような致命的なダメージにもつながりかねません。
人間の体は歩く時に横に傾かないよう、外転筋群と呼ばれる腰周りの筋肉で支えられています。この外転筋群が衰えてくると、うまくバランスがとれなくなり、X脚を招きやすいのです。
外転筋群が弱ってしまう要因には、さまざまなものがあります。外反母趾や浮き指といった足裏のトラブルがあると、歩き方が不自然になり、外転筋群に過剰な負担をかけてしまいます。
無意識に繰り返している生活習慣も見逃せません。つねに同じ方向に脚を組む癖があると、左右どちらかの外転筋群にだけ負担がかかってバランスがとれなくなります。
骨盤の傾きや姿勢の悪さも、外転筋群に負担をかける要因です。重心が体の中心からずれていると、バランスをとるためには脚を開かなければいけません。その状態でひざだけを締めると、X脚を招くことになります。
特に女性の場合、一般的に脚を開いていると「はしたない」と思われがちです。そのため、常に意識してひざを締めようとして、X脚になってしまう例が多く見られます。
女性らしい所作を心がけるのはいいことですが、まず全身のバランスを整えるところから始めないと、体のゆがみを拡大させてしまうことにもなりかねません。
ほかのO脚のタイプにも言えることですが、O脚・X脚は単に脚部だけの問題ではないということを知っておきましょう。
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