columnお悩み解決コラム
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公開日:2019.9.3 / 最終更新日:2019.9.3
皆さんは「秋バテ」という症状を知っていますか?
その名の通り、夏から秋への季節の変わり目に表れやすい体調不良のことを言います。
旬な食べ物も多く、スポーツにも最適な秋の季節。
秋バテを抱えて過ごしていたら、なんだかもったいないですよね。
今回は、夏を乗り切った身体でも注意が必要な「秋バテ」の症状や原因、対策方法についてご紹介していきます。
しっかりと対策して、この秋を存分に楽しみましょう!
秋は涼しく過ごしやすいイメージがありますが、実は日中と夜の気温差が大きく、台風などの影響で気圧も乱れがち。
夏真っ盛りの時期と同じような生活習慣を送っていると、秋の気候の変化に身体が付いて行けず、秋バテを引き起こしてしまいます。
では「夏バテ」と「秋バテ」、具体的には何が違うのでしょうか?
1つ目の大きな違いは、症状にあります。
夏バテの主な症状は食欲不振や倦怠感などですが、秋バテではそれに加えて肩こりや、舌の表面が白くなる(舌苔:ぜったい)など、より具体的な症状が見られる場合があります。
そして2つ目の違いが、症状が表れる時期。
7月下旬から8月にかけて暑さがピークの時期に表れるのが夏バテですが、それに対し秋バテは、9月下旬ごろの比較的涼しい時期に症状を表します。
暑さが過ぎたからと言って油断をしていると、いつの間にか秋バテをしていたというケースも少なくありません。
元気な身体を保つためには早めの対策が重要となります。
夏の暑さがやわらぎ、少し涼しさを感じる季節。
なんとなく、体調不良を感じることはありませんか?
ぜひこの機会に、あなたの秋バテ度をチェックしてみましょう!
□疲れやすく、身体がだるい
□肩こりや頭痛がある
□朝すっきり起きられない
□1日中頭がぼんやりとして、やる気が出ない
□食欲がない
□胸やけや胃もたれがする
□秋になってから抜け毛が増えた
いかがでしょうか?
4つ以上当てはまる場合、秋バテの可能性がとても高いです!
秋になってから急に感じる抜け毛は、夏に浴びすぎた紫外線の影響もあります。
その他の症状についても原因や対策法を知って、秋バテに負けない身体を目指しましょう。
秋バテの症状をポイントごとにまとめていきます。
まだ自身には表れていない症状も含めてしっかりとチェックして、予防・対策に役立ててくださいね。
夏と比べれば気温が下がり、過ごしやすいはずの秋の気候。
それにも関わらず、すぐに疲れを感じてしまう。身体が重く、だるさが抜けない……。
秋になって感じる疲労感や身体のだるさ、肩こりなどは、秋バテの代表的な症状の1つです。
早朝の予想を超えた寒さに思わず目が覚めてしまった。
寝不足で頭が1日中ぼんやりとする……などなど。
朝晩は急激に冷え込むこともある9月から10月の気候は、睡眠にも影響をおよぼします。
食生活の乱れにより感じる胸やけや胃もたれ、食欲不振なども、秋バテで気を付けたい症状です。
鏡で舌を観察してみましょう。
舌の表面が白くなる「舌苔」の症状が出ていたら、冷たい食べ物のとりすぎで内蔵が冷え、免疫力が低下していることを表します。
ここからは秋バテをしてしまう理由について説明していきます。
長期化することもある秋バテの原因を知って、しっかりと対策しましょう。
昼間は夏のような暑さが続いたと思えば、夜は薄着だと寒さを感じるほどに気温が低下。
秋の気候は日中と夜の気温差が大きく、また日中は冷房の効いた室内を出入りすることで夏以上に自律神経が乱れ、疲れや倦怠感につながってしまいます。
さらに、夏の疲れを残したまま秋を迎えてしまうと、秋に多発する台風や長雨による気圧の変化に対応しきれず、頭痛や肩こりなどの症状も引き起こしてしまうのです。
秋は夜中から明け方にかけて大幅に気温が下がり、予想以上に冷え込みます。
身体が冷えることにより睡眠の質が低下し、目覚めの悪さや集中力の低下などを招いてしまうのです。
寝不足の状態が続くと免疫力が下がりさらに体調が悪化してしまうため、しっかりと対策することが重要です。
ここ数年、9月中旬を過ぎても日中は夏のような暑さが続くこともあり、冷たい飲み物やさっぱりとした食べ物を多くとる期間が長期化してきています。
その結果、身体に必要な栄養素が不足すると同時に内臓が冷えて消化機能が低下。さらなる食欲不振を招いてしまうのです。
秋バテを予防するには、夏に乱れた生活習慣を改善し、秋の季節柄に合った対策方法をとることが大切です。
秋バテの予防に役立つ対策方法を、ポイントごとに解説していきます。
冷えた内臓を温め、冬に備える体力をつける食材選びをすることが秋バテの対策に効果的です。
身体を効率良く温めるには、ショウガや人参、じゃがいもなどの根菜類がオススメ。
ポトフやスープにすると、身体も温まり、野菜の栄養を逃さずに食べることができます。
また、ビタミンB・ビタミンCを豊富に含む豚肉やさんまなどは疲労の回復にも効果を発揮するので、毎日の食事にバランス良く取り入れましょう。
秋が旬の食材には秋バテの予防に必要な栄養素が豊富に含まれています。それらの食材を規則正しく食べてしっかりと対策しましょう!
秋が旬の食材:さんま・鮭・さつまいも・人参・しいたけ・りんご・梨など
室内と外の温度差を大きくすればするほど、自律神経が乱れて体調不良の原因になります。
エアコンの設定温度は外気温との差が5度以内になるように調節しましょう。
また、秋の気候は除湿機能を活用することで、エアコンの設定温度を下げなくても充分な涼しさを感じられます。部屋の湿度が60%以下を保つように除湿をすると快適に過ごせます。
冷たい空気は下に降りるという性質を利用して、風を上向きにすることも忘れずに。
オフィスのエアコンなどで風向きが調節できない場合は、カーディガンやひざ掛けなどで冷えすぎないように対策しましょう。
自律神経を回復させるには、入浴も大きなポイントとなります。
38~40度のぬるめのお湯に、20分程度浸かって身体を温め、代謝を活性化させましょう。
炭酸入浴剤を利用するとぬるいお湯でもしっかりと身体を温められるのでオススメです。
好みの香りの入浴剤を使うことでリラックス効果も高まり、寝付きが良くなるので快眠にもつながります。
適度な運動は代謝の活性化やストレスの発散、自律神経の回復に役立つので、秋バテの予防に効果的です。
秋の季節は午前中や夕方以降に涼しさを感じるほど気温が下がるため、運動をするには最適な気候です。
毎日の生活に軽いウォーキングやサイクリング、外出先での階段の上り下りなどを少しずつ取り入れて、運動習慣を身に付けましょう。
睡眠の質を改善することは生活リズムを整えることにもつながるので、かなり大切です。
しかし、秋の気候は明け方急に気温が下がるため、充分な睡眠を得られないまま目が覚めてしまうことも結構多いですよね。
その対策として、長袖のパジャマの着用や毛布の準備をしておくことをオススメします。
エアコンは就寝後3時間程度で切れるようにタイマーを設定しておくと、寝苦しさを感じることなくスムーズに寝られます。エアコンが苦手な方は小さな保冷剤などを枕元に置くだけでも涼しさを感じられるので、ぜひ試してみてください。
翌日に疲れを残さないように、快適な睡眠を心がけて秋バテを予防しましょう。
夏の疲れを残したまま秋を迎えてしまうと、気温の変動や台風などによる気圧の変化に身体がうまく対応しきれず、秋バテを引き起こしてしまいます。
まずは生活習慣を改善して自律神経を整え、食生活にも気を遣い、秋バテに負けない身体づくりを目指しましょう。
食事では旬の食材をバランス良く取り入れて、内臓の冷えを予防。
就寝時は翌朝に冷えないよう対策をして、質の良い睡眠を心がけるのも大切です。
秋バテを予防・対策して、冬に向けてしっかりと備えましょう。
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