columnお悩み解決コラム
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公開日:2021.5.31 / 最終更新日:2021.5.31
最近よく耳にするようになった肩甲骨はがしですが、実際にはどのようなことを行なうのでしょうか?
また、頑固な肩や背中のこりを改善することはできるのでしょうか?
今回は肩甲骨はがしの効果や施術方法、自宅でもできるセルフ肩甲骨はがしの方法などについて紹介します。
目次
肩甲骨はがしとは、肩甲骨周囲の筋肉をほぐし、肩甲骨の動きをスムーズにするための施術のことを意味します。
肩甲骨まわりの筋肉が固くなると、肩甲骨の動きが制限され、様々な弊害をもたらします。
その改善や予防のために、肩甲骨はがしが行われるのです。
整骨院のスタッフはみな国家資格である柔道整復師や鍼灸師であり、骨や筋肉に関するプロフェッショナルです。
効率よく身体の状態を改善するため、整骨院での肩甲骨はがしを受けてみましょう。
ここからは、
こちらの3点について解説をしていきます。
「肩甲骨はがし」という言葉自体はよく目にするものの、実際どんな施術をしているのかは知らないという方が多いですよね。
整骨院で行なう肩甲骨はがしは、動画のように肩甲骨まわりを指圧したり揺らしたりして、筋肉の緊張を少しずつ緩めていきます。
腕を背中側にまわすと肩甲骨の内縁が浮かんでくるのですが、その部分に指を差し込んでほぐすような施術をすることも多いです。
実は肩甲骨はがしの施術は、ほとんど痛みを感じません。
むしろ強い痛みを感じるほど激しく施術をしてしまうと、余計に筋肉が緊張してしまうため、患者様が「痛気持ちいい」と感じる程度の強さで施術をすることが多いです。
肩甲骨はがしは言葉の響きから「無理やり肩甲骨を引き剥がすような、痛そうな施術」と思われがちですが、どちらかと言うとリラックスしながら受けられるような気持ちの良い施術なので、安心してくださいね。
料金は施術所によって異なりますが、1回2,000~5,000円で価格設定している施術所が多いです。
施術時間は20~60分を目安に、患者様のお身体の状態によって変わってきます。
肩甲骨はがしは、肩甲骨周囲の筋緊張を緩める施術ということですが、そもそも、なぜ肩甲骨周囲が固くなってしまうのでしょうか。
ここからは肩甲骨まわりが固くなってしまう原因と、肩甲骨周囲の筋緊張を放置した場合のリスクについて解説していきます。
まず、肩甲骨まわりが固くなってしまう原因として挙げられるのが、
この3つです。
特にデスクワークなど、パソコン仕事を長時間にわたって行なっていると、ついつい猫背気味になってしまうものですよね。
猫背気味になると、体重の10分の1ともいわれる頭の重さが首から背中にのしかかってくるため、肩甲骨周囲の筋肉も固くなってしまうのです。
また、長時間同じ姿勢を続けたり、日々の運動量が不足してしまうと、弱い筋力で身体を支えなければならなくなります。
筋肉に対する負荷が大きくなるため、こりがひどくなってしまうのです。
さらに、身体の冷えも肩甲骨周囲の筋肉が固くなる原因の1つです。
冷えによって血行が悪くなると、痛み物質や疲労物質を流すことができなくなり、こりが慢性化してしまいます。
首や肩に冷えを感じるような場合には、その周囲の筋肉が固くなってしまうのです。
肩甲骨まわりの筋肉が固くなると、背中が重だるくなったり、疲労を強く感じたりしますよね。
そしてその状態を放置してしまうと、以下のようなリスクの可能性が生じます。
肩甲骨には首や肩につながる筋肉がたくさん付着しているため、肩甲骨まわりの筋緊張を放置した場合、首こりや肩こりが慢性化し、症状が悪化するリスクが高まります。
また、肩甲骨と肩関節は連動して動くため、肩甲骨まわりの筋緊張によって肩甲骨の動きが悪くなると、肩関節にかかる負担が増してしまいます。
その結果、肩関節を痛める可能性が高くなってしまうのです。
肩関節を動かすための筋肉や腱、靭帯にも負担がかかるため、四十肩や五十肩を発症するリスクも増します。
さらに、肩甲骨周囲の筋肉が固くなると、猫背気味となり肺が広がりにくくなります。
肺が広がらないと呼吸量が減少してしまうため、脳が酸欠気味になり、睡眠の質が低下する可能性もあるのです。
肩甲骨はがしによって筋肉がほぐされると、肩の可動域が広がり、健康や美容面で嬉しい効果が得られます。
ここからは肩甲骨はがしを行なうメリットということで、
これら5つの効果についてご紹介をしていきます。
肩甲骨はがしは、つらい肩こりや首こりの改善に効果的です。
そもそも身体の「こり」という状態は、筋肉が緊張し続け血行が悪くなり、柔軟性が失われることによって起こります。
肩こり・首こりの原因となりやすい肩甲骨まわりの筋肉をほぐすと、滞った血流が改善されるため、こりの症状が改善されていくのです。
肩甲骨はがしは冷え性やむくみの改善にも効果的です。
慢性的な冷え性やむくみは、血行不良が原因となって起こります。
肩甲骨の周囲には全身につながる血管が集中しているので、肩甲骨まわりの筋肉をほぐして血行を促せば、症状を緩和させることができるのです。
肩甲骨まわりの筋肉の緊張状態を放置してしまうと、肩関節にも大きな負担がかかり、筋肉や関節に炎症が生じてしまいます。
この炎症が結果として、四十肩や五十肩の症状を招いてしまうのです。
肩甲骨はがしによって肩や肩甲骨周囲の筋肉をほぐしておくと、肩関節にかかる負担を大幅に減らすことができます。
つまり、肩甲骨はがしは四十肩や五十肩を予防する効果も得られるのです。
肩甲骨はがしによって筋肉がほぐされると、血行が促進されて代謝が上がります。
さらに肩の可動域も広がるため、より多くの脂肪が燃焼されて、痩せやすい体質へと改善することができるのです。
肩甲骨はがしは、猫背や巻き肩をはじめとする不良姿勢の改善にも効果を発揮します。
最近は長時間のデスクワークなどによって、猫背になってしまう方が増えてきています。
スマホの使いすぎにより、肩が前に出る巻き肩がくせになっている人も多いですよね。
このような不良姿勢は肩甲骨まわりの筋肉をほぐし、骨格を正しい位置に整えることが、改善の鍵を握ります。
さらに、肩甲骨はがしによって骨格の位置が整うと、胸や背中の筋肉をバランスよく使うことができるようになるため、バストアップやスタイルの改善にもつながります。
肩甲骨はがしには、姿勢の改善やスタイルアップという嬉しいメリットもあるのです。
整骨院へ通う時間がなかなか取れないようなときは、ご自宅や職場で手軽にできるセルフ肩甲骨はがしを実践してみましょう!
自分でもできる肩甲骨はがしということで、
こちらの3種類のストレッチについてご紹介していきます。
自宅でできるもっとも簡単な肩甲骨はがしが、寝るときに仰向けになって「バンザイ」の姿勢を取るというものです。
STEP ❶
仰向けに寝て両手を大きく上に伸ばし、30秒経ったら元に戻す。
STEP ❷
両手を横に大きく開き、30秒経ったら元に戻す。
STEP ❸
STEP ❶~STEP ❷を3回繰り返す。
デスクワークをしている方におすすめなのが、椅子に座りながらできる腕のばしストレッチです。
肘の内側から手首に伸びる前腕屈筋群(ぜんわんくっきんぐん)と、肩甲骨の前面に付着する肩甲下筋(けんこうかきん)を伸ばしていきます。
STEP ❶
左の手のひらを上にして腕をまっすぐ前に伸ばし、右手で左手の人差し指から薬指をつかみ下方に曲げる。
STEP ❷
左の指先を反時計回りに回し、30秒キープする。
STEP ❸
反対側も同様に、3回繰り返す。
このストレッチを行なうと、前腕の屈筋群と肩甲骨の外側の筋肉を同時に緩めることが可能です。
疲れてくると腕や指がしびれる人にもおすすめですし、肩こりの改善効果だけでなく、四十肩や五十肩の予防効果も期待できます。
鉄棒やバーにぶら下がるといった動作も、立派な肩甲骨はがしです。
自然に胸を張った姿勢で、30秒程度ぶら下がりましょう。
普段伸ばすことの少ない肩甲骨まわりや背中、胸の筋肉を気持ちよくストレッチングできます。
肩こりや姿勢の歪みが悪化してしまうと、セルフケアで改善することは難しくなってしまいます。
もし肩甲骨まわりのこり固まりによる身体の不調が少しでも気になる場合は、ぜひお気軽に、ぷらす鍼灸整骨院までご相談ください。
筋肉や身体のプロフェッショナルが行なう行なう肩甲骨はがしで、患者様一人ひとりの身体の不調を改善していきます。
肩甲骨周囲の筋肉が固くなると、首こりや肩こりのリスクが増すだけでなく、将来の四十肩や五十肩のリスクも増してしまいます。
そうならないためにも、普段から肩甲骨はがしを行なうことが重要です。
ただ、あまりにも筋緊張が強い場合、いったんプロの手で筋緊張を緩めてあげる必要も出てきます。
そんなときはお気軽に、お近くのぷらす鍼灸整骨院までお越しください。
患者様一人ひとりの症状に合わせて、最適な施術を提供させていただきます。
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