columnお悩み解決コラム
columnお悩み解決コラム
公開日:2019.8.31 / 最終更新日:2019.8.31
近年、子供から大人まで外反母趾になる人が多いことをご存知でしょうか。生活の変化により、下肢の筋力低下が問題になっているためです。そのため、幅広い年齢層に外反母趾が増加しています。
外反母趾になると足の親指の付け根が突き出して痛みが生じてしまい、ひどくなると靴を履くことすらできなくなることも。今回は、外反母趾についての基礎知識と改善方法についてご紹介します。
まずは、外反母趾についての基礎知識と、外反母趾になっていないかチェックする方法を見ていきましょう。
「母趾」とは足の親指のこと。外反母趾になると親指が外側に反ったような状態になります。正常な足の母趾はつま先から第二関節、くるぶしまでが一直線になっています。しかし、外反母趾の人は一直線になっておらず曲がっている状態になるのです。
外反母趾の問題は見た目だけではありません。外反母趾になってしまうと、踏ん張る力が弱くなってしまいます。その結果、歩くときに母趾に体重がかからず、別の箇所に体重がかかってしまい、タコができてしまうことがあります。
他にも、変形した骨が神経を圧迫して足に痛みが生じたり、炎症を起こして滑液包炎という病気の原因にもつながります。
それだけではなく、痛みや炎症が生じたことで歩き方がおかしくなってしまい、腰痛や肩こりといった別の部位にまで悪影響が及んでしまう場合もあります。母趾が変形しているだけであれば問題ではありませんが、日常生活にまで支障を与えてしまう場合はすぐに症状改善を検討しましょう。
変形の程度を調べたい場合は、整形外科を受診してレントゲン検査で評価してもらうことができますが、自分の目で確かめることができます。
ここでは、自分で外反母趾を確認するためのチェックポイント7個をご紹介していきます。
①靴を履くと親指の付け根が痛い
②靴を脱いだら親指や小指の側面が赤い
③親指が小指のほうを向いている
④親指の付け根が赤くなっていたり腫れたりしている
⑤親指が人差し指の下にもぐり込んで重なっている
⑥人差し指~薬指が小指の方に曲がっている
⑦足の裏にタコができる
一つでもチェックがついた場合は外反母趾が疑われます。
症状が悪化して取り返しがつかなくなってしまう前に症状改善を検討しましょう。
次に、何が外反母趾の原因になってしまうかを説明していきます。外反母趾になってしまっている人は悪化を防ぐため、そうでない人も予防のために原因を知っておきましょう。
外反母趾になってしまう原因は数多くありますが、最も大きな原因は歩き方です。
つま先から着地させたり、足全体でベタベタと地面につける歩き方をしていると、母趾にかなり負担がかかりやすくなってしまいます。また、内股の人や歩幅が狭い人も、歩いていると自然に母趾の付け根に負荷がかかってしまいます。
特に、小さすぎる靴や先が極端に尖っている靴を履いていると、つま先を圧迫してしまうため、骨が変形する可能性も。スリッパやサンダル、大きすぎる靴も足全体で着地する歩き方になる原因です。また、ハイヒールはつま先に体重がかかりやすくなり、骨の負担を増やしてしまいます。
その結果、負荷を受けた母趾は、少しずつ変形していき、外反母趾を引き起こしてしまうのです。
また、脚(下肢)の筋力が低下すると、歩き出しの蹴り出す力が弱くなり、メリハリのないベタベタと足全体から着地するような歩き方になってしまうので、こちらも注意が必要です。
これらの理由から、外反母趾を防ぐためには「綺麗な歩き方は足がかかとから着地すること」が大切だと覚えておきましょう。
以前まで外反母趾は男性よりも女性の患者数の方が圧倒的に多い病気だと言われていました。それは、ハイヒールや幅の狭い靴を履く機会が女性の方が多く、骨に負担がかかりやすいと考えられていたためです。
しかし、近年は男性や子供でも、外反母趾になる場合が増えています。先述した通り、合わない靴による圧迫や筋力の低下が主な原因です。男性や子供であっても外反母趾は、もはや他人事ではありません。
最後に、外反母趾の改善方法を説明していきます。外反母趾は早期発見・早期対処が大切です。発見するのは比較的簡単ですので、少しでも自分が外反母趾ではないかと疑ったら早めに対処していきましょう。
痛みがではじめた、痛みを悪化させたくないという段階であれば整骨院での処置で改善ができます。テーピングを使って母趾を正しい位置に固定する施術です。その後も悪化させないために正しい歩き方の指導を行い、根本的な改善に取り組みます。
他にも、 痛まない位置へ母趾を誘導する、動かしながらの施術などもあります。患者様とマンツーマンで外反母趾の原因を探り、外反母趾の根本的な改善を目指すお手伝いをし
ます。
もう完全に骨が変形してしまっていて、歩行が困難なくらいの激しい痛みがある場合はすぐに病院にいきましょう。外反母趾を放置していると変形が進み、どんどん悪化してしまいます。気付いたときには、完治が難しい状態になっていることも珍しくありません。最悪の場合は、整形外科で手術を行う必要もあります。
もし手術で治療をしても、歩き方のクセや生活習慣といった根本的な原因を改善しないと再発する可能性があるので、症状だけではなく外反母趾の原因となる生活習慣を見直すことが大切です。
ぷらす整骨院では多くの患者様から喜びの声をいただくとともに、優良施術店としてメディアの取材を受けております。万が一、施術にご満足いただけなかった場合は全額返金保証をしていますので、ご安心して来院してください。
外反母趾は生活習慣から生まれる症状です。外反母趾の予防をし、悪化を防ぐためには生活習慣の改善が必要となります。以下の項目をチェックして、生活習慣を改善していきましょう。
靴の縦幅が合っていることはもちろんですが、靴の横幅もしっかりチェックしましょう。
靴の横幅が狭すぎると骨を圧迫しますし、逆に広すぎると歩き方がおかしくなってしまいます。外反母趾の予防・対策になるような中敷(インソール)を選ぶのもいいですね。
外反母趾予防のための靴の選び方に関しては、以下のページで詳しくご紹介しています。
今後、外反母趾の症状に悩まないためにも、ぜひご確認ください。
外反母趾サポーターが薬局やネット通販で販売されているのをご存知でしょうか。サポータータイプとパッドタイプの2種類があります。サポータータイプは母趾を正しい位置に固定。パッドタイプは指の間にシリコン素材などのパッドをはめ込んでいきます。
外反母趾の根本的な解決のためには、足指の筋力を上げることは欠かすことができません。
つま先立ちを繰り返すトレーニングや足の指でグー・チョキ・パーする運動や足の指でタオルなどをつかむトレーニングが有効です。
また、ゴルフボールなどを地面に置いて足の裏でコロコロと転がすことで筋肉に刺激を与えます。特別な道具を必要としないトレーニングばかりですので、是非取り入れてみましょう。
外反母趾は大人の女性だけでなく、子供や男性にも増えています。早期発見・早期対処が非常に大切です。セルフチェックをして、もしも外反母趾を疑ったときは、整骨院や病院など、早めに専門家のところへ行きましょう。
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます
外反母趾に絶対なりたくない人のための予防…
二度と外反母趾で悩まないための靴選びの6…
【外反母趾かも?】足の親指が痛む原因と治…
子供が外反母趾になったらどうすればいい?…
自分で出来る外反母趾対策まとめ【ストレッ…
ぷらす鍼灸整骨院ではさらなる店舗拡大のため出店可能物件を募集しております。
詳しくはこちらから >>