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columnお悩み解決コラム

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二度と外反母趾で悩まないための靴選びの6つのポイントを紹介

外反母趾

公開日:2019.8.5 / 最終更新日:2020.1.20

ハイヒールと女性の脚

外反母趾とは、足の親指(母趾)の関節が人さし指(第二趾)の方に、くの字に曲がってしまうことを言います。

原因は様々ですが特に多いのは、ヒールが高い靴や幅の狭い靴、サイズが大きい靴を履き続けることで足の筋力が低下し、足が平べったくなったり(偏平足)、足の指が横に広がってしまったり(開帳足)することで起こるものです。

このように、外反母趾を予防・改善するためには靴選びが重要になりますが、どういうポイントに注目して靴を選べばいいかわかりにくいですよね。

そこで今回は、外反母趾で悩まないための靴の選び方を、6つのポイントに分けてわかりやすく解説します。

サイズに合った靴を選ぶ

サイズの合っていない靴

サイズに合った靴を選ぶのは基本的なことですが、特に女性はファッション性を重視するあまり、サイズは二の次になってしまっている方もいるでしょう。

たとえば、自分の足のサイズより小さい靴を履くと、足の指が圧迫され曲がった状態になり、親指(母趾)の付け根に負担がかかってしまいます。
そして繰り返しその靴を履くことで、だんだん指が変形し外反母趾に繋がります。

このように、小さい靴が外反母趾を誘発するのはイメージしやすいですが、自分の足のサイズより大きすぎる靴を履いている場合も、外反母趾の原因になります。
大きすぎる靴を履くと、靴の中で足が動いてしまうため歩くバランスが崩れ、余計な筋肉を使わなければいけません。
さらに、歩いていると足が前にズレてつま先が圧迫されてしまいます。
これらが続くと、外反母趾が進行してしまったり、痛みが強くなってしまいます。

靴を選ぶ際の理想は、靴を履いた時に指がしっかり伸び親指の付け根に負担がかからないもの踵(かかと)部分に小指がぎりぎり入るくらいの隙間があるものです。

足のアーチをサポートするインソール(中敷き)が大切

インソール

インソールには様々な種類がありますが、外反母趾専用のインソールを選びましょう。

外反母趾は指の変形なのに、靴にインソールを入れて何の意味があるの?と思う方もいるのではないでしょうか。

足裏のアーチ

足には縦と横のアーチ(反っている状態)があり、最初にも解説した通り、外反母趾は足のアーチが低下し、偏平足や開帳足から併発する場合もあります。

その場合は、アーチのサポートがしっかりされる構造のインソールを靴に入れると、踵や土踏まずなど足の形を正しくしてくれるため、外反母趾による痛みが軽減されます。

さらに注目してほしいのは、クッション性です。

外反母趾になると歩行時の痛みが出てくるため、足への衝撃を吸収してくれるクッション性のあるインソールを入れることで、足への負担が軽減し疲れにくくなります。

また、足のサイズと靴のサイズが微妙に異なる場合は、インソールを入れて微調整するのもひとつの手です。

ヒールは低め・太めが鉄則!

太めのヒール

女性の方はおしゃれのために高さのあるヒールを履きがちですが、ヒールはつま先部分が前に滑りやすく、つま先が圧迫されやすいため、外反母趾を悪化させる原因になります。
しかし、女性で全くヒールを履かないというのは難しいでしょう。

そこで、どうしてもヒールを履きたい方は、低め・太めのヒールを選びましょう。

ヒールの高さは、3~5㎝がおすすめです。

それ以上の高さになると、親指の変形が悪化するだけでなく、痛みも強くなり長時間ヒールを履いていられなくなります。

そしてもう一つ重要なのは、ヒールの太さです。
ピンヒールの場合、左右が不安定になるため、土踏まずがつぶれてしまい開帳足になりやすくなります。
そのため、外反母趾の方は接地面積が大きい太いヒールで、安定性を重視したものを選びましょう。

足の甲を紐やベルトで調整できるもの

靴紐を結ぶ女性

せっかくインソールで足のアーチを形成しても、足の甲に隙間が空いているとアーチが崩れてしまい、インソールの意味がなくなってしまいます。

足の甲がぴったりしている靴が理想ですが、なかなかぴったりの靴を見つけられなかったり、朝より夕方の方が脚がむくみ足のサイズが変わってしまったりすることもあります。
そのため、紐やベルトで足の甲を調整しやすい靴を選ぶのがおすすめです。

紐やベルトで調整することで足の甲の部分が固定され、靴の中で足が滑ることがなくなります。
そうすると足のアーチが保たれ、外反母趾の進行を防止できます。
理想は、つま先部分はある程度幅に余裕を持たせて、甲の部分はしっかり固定することです。

しかし、紐をあまりきつく締めすぎると、足の甲や足首にまで痛みがでてしまう可能性もあるため注意しましょう。

紐の締め具合は、指がなんとか一本入るぐらいの隙間を目安に!

紐靴が最も手軽に調整できますが、直接足につけるベルトも販売されているため、しっかり足をホールドできる方を選んでください。

材質は伸縮性がありほどよい硬さの天然皮がおすすめ

女性の革靴

外反母趾の方はなるべく痛みがでないように、幅広く柔らかいサイズが大きめの靴を選んでしまいがちですが、それが逆に痛みを強くしています。

なぜなら、柔らかすぎる素材の靴だと足の甲や踵など、しっかりフィットさせなければならない部分まで緩んでしまうからです。
外反母趾の方は、少なくとも足の甲と踵がフィットする靴を選ぶ必要があります。

そして、ナイロンやエナメル素材の靴もありますが、これらはほとんど伸縮性が無く靴の中で足が自由に動かしにくいため、外反母趾の方が履いてしまうとすぐ痛みがでてしまったり、症状の進行を早めたりしてしまう危険性があります。

天然皮素材の靴であれば、ほどよい伸縮性があり自分の足にフィットしてくれます。
そのため、履いているうちにどんどん馴染んできて、歩くのが楽になってきます。

長時間靴を履きっぱなしのことが多い方は、天然皮素材の靴を履くことで外反母趾の悪化を防ぐことができるのでおすすめです。

ロッカーソールタイプでつま先の負担を減らそう


外反母趾の方は、歩くときに親指に負担がかかって痛みが増してしまいます。
そこで、屈曲性に優れた一般的な靴を履いてしまうと、さらに症状が悪化します。

そんな外反母趾の方におすすめなのが、ロッカーソールです。

ロッカーソールとは、靴の底が船のような形をしており、つま先部分がそりあがった靴です。

つま先がそり上がっているため親指に負担をかけずに歩くことができ、親指を曲げなくても転がるように歩けるような構造になっています。

さらに、外反母趾の方は、足指で蹴り出すことができず足への負担が大きくなります。
ロッカーソールはヒールが少しだけ高くなっており、歩行をサポートしてくれて歩きやすいのが特徴です。

また、ロッカーソールは正しい歩き方をサポートしてくれるため、脚全体の疲れやむくみまで和らげてくれる良いことだらけの靴になっています。
外反母趾以外の方にも嬉しいアイテムです。

まとめ

外反母趾が治りスッキリした女性

今回は、外反母趾の方に向けた靴の選び方を解説しました。
このように、外反母趾の方だけでなく、靴を選ぶ際は自分の足に合った靴を選ぶことが大切だということが分かっていただけたのではないでしょうか。

外反母趾は誰にでもなり得るものです。
今は外反母趾ではないから大丈夫というものではなく、偏平足や開帳足の方は十分外反母趾になる可能性があり、痛みがでる前に予防することが大切です。

もう外反母趾になってしまったという方も諦めるのではなく、軽度のものであれば改善することもできます。

外反母趾を予防・改善する方法は靴選びの他にもいくつかあり、他の記事で詳しく紹介しているので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

外反母趾で悩まないために、まずはこの記事で紹介した靴選びの6つのポイントを意識して、足への負担が少ない自分にぴったりな靴を見つけてみましょう。

     

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