扁平足(1) – 足裏アーチに基づく「扁平足」の定義

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扁平足

扁平足から起きるさまざまなトラブル

扁平足といえばほとんどの人が、足の土踏まずがない状態のことだとすぐに分かります。でも、「土踏まずがないからといって、見た目以外に何か問題があるんだろうか?」と考えるのではないでしょうか。

扁平足は、ただ足の形が変わっているだけではありません。足は体重を支えて、歩く時の衝撃を分散させる役割を持っています。扁平足だとその役割がうまく果たせないのです。

立っているだけでも足に負担がかかり、少し歩いただけで疲れや痛みを感じます。歩く時の地面からの衝撃がダイレクトに伝わるため、ひざや腰に痛みが出ることもあります。

足裏全体がぺったりと地面についている状態なので、足裏の血流が悪くなって冷えやむくみなどの症状が出ることも。神経が圧迫されると、立っている間はずっと足裏に痛みを感じるようになってしまいます。

さらに足裏の筋肉が引っ張られているので、筋肉を包んでいる筋膜が炎症を起こすこともあります。これが「足底筋膜炎」で、こうなると寝ているときでも足に痛みが出てきます。

思い当たるようなトラブルがなくても、少し歩いただけで足が疲れたと感じることはありませんか? そういう方は、じつは扁平足の可能性があります。

扁平足とは「土踏まずがない」状態?

扁平足は「土踏まずがない」状態といいますが、土踏まずがないとは一体どういうことなのでしょうか。もう少し詳しく見ていきましょう。

人間の体重を支えている足には、つねに大きな負担がかかっています。立っている時には、体重の60%がかかと、35%が親指と小指の付け根部分、残りの5%がそのほかの部分にかかっているといわれています。歩く時に足裏にかかる負担は体重の約3倍、走ると約5倍もの負担となるのです。

それだけの負担をうまく分散させて、バランスをとっているのが足裏のアーチです。

ひとつは、かかとから親指の付け根にかけての内側縦アーチ、いわゆる土踏まずです。同じように、かかとから小指の付け根にかけての、外側縦アーチもあります。

3つめは指の付け根からつま先にかけての指アーチ。最後は足を正面から見た時の、親指部分から小指部分にかけての横アーチです。この4つのアーチで、足裏にかかる負担をうまく分散させて逃がしているのです。

扁平足とは、内側縦アーチが何らかの原因で潰れた状態のこと。すると力がうまく分散できず、足裏に過剰な負担がかかってしまいます。そのため足が疲れやすくなるのです。アーチが潰れると周辺の筋膜も引っ張られるため、痛みを感じたり、時には炎症を起こしたりします。

じつは扁平足は、外見だけではよく分かりません。例えばスポーツ選手などで、土踏まずがないように見える人がいます。

しかし彼らは、土踏まずの部分に筋肉がついているだけで、扁平足ではありません。内部のアーチはしっかり保たれているため、扁平足にありがちなトラブルも起こらないのです。

反対に、土踏まずがあるように見えても、筋力の衰えなどでアーチが弱まってきている人もいます。すると扁平足のトラブルが起こりがちになってしまいます。

扁平足を引き起こす原因、そして「痛み」のリスクとは?

そもそも扁平足とは、どうして起こるのでしょうか。そして、一度扁平足になってしまったら、治すことはできないのでしょうか。

次回は、その扁平足になってしまう原因を詳しく見ていきたいと思います。原因を知ることで、扁平足による痛みなどのリスクもお分かりいただけると思います。お楽しみに。

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