columnお悩み解決コラム
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公開日:2020.1.6 / 最終更新日:2020.1.6
頭痛に悩まされている方はたくさんいらっしゃいますが、病院で検査をしてもほとんどが「原因不明」「異常なし」とされます。
そして、原因不明の頭痛の内、7割が一次性頭痛である緊張型頭痛とされています。では、なぜ緊張型頭痛を発症してしまうのでしょう。また、薬に頼らず改善するにはどうしたらよいのでしょう。
緊張型頭痛の原因について解説する前に、まずは緊張型頭痛がどのような頭痛なのか、どんなタイプがあるのかを知っておきましょう。
明らかに病気が原因の頭痛以外が一次性頭痛とされており、緊張型頭痛の他にも、片頭痛と群発頭痛がよく知られています。
緊張型頭痛は、原因がよくわからない頭痛のうち、7割を占めるもっともポピュラーな頭痛です。生涯に緊張型頭痛を発症する割合は、およそ13%から78%とされています。
なぜこれほどの差が見られるかというと、もっともポピュラーな頭痛であるにも関わらず、もっとも研究が遅れている頭痛でもあるからです。
同じ一次性頭痛である偏頭痛と比べると、症状の現れ方が比較的穏やかであるため、これまで積極的に研究されてこなかった背景があります。
緊張型頭痛の最大の特徴が痛みの現れ方です。片頭痛のようにズキズキ脈打つように痛むというよりは、鉢巻きや帽子で頭を締め付けられるように、首から後頭部にかけてジワジワ痛みが現れます。
緊張型頭痛は、痛みの出る頻度によって3つのタイプに分けられています。ひどい場合、毎日のように頭痛に見舞われることもあります。
稀発(きはつ)反復性緊張型頭痛は、頭痛の起こる頻度が1ヶ月に1度以下の、比較的軽度の緊張型頭痛です。
頻発(ひんぱつ)反復性緊張型頭痛は、頭痛の起こる頻度が1ヶ月に1度以上、15度未満の緊張型頭痛です。
慢性緊張型頭痛は、頭痛の起こる頻度が1ヶ月に15度以上の緊張型頭痛です。慢性緊張型頭痛のレベルになると、頭痛薬を手放せなくなることも珍しくありません。
緊張型頭痛の研究は長らく進んでいませんでしたが、最近の研究によって、緊張型頭痛の原因が徐々に明らかになりつつあります。
緊張型頭痛の最大の原因とされるのが、首や肩周りの筋緊張です。
緊張型頭痛の中でも特に、稀発反復性緊張型頭痛と頻発反復性緊張型頭痛は、首こりや肩こりによってもたらされるケースが多いと考えられています。
ストレスも緊張型頭痛の原因にあげられています。ストレス状態が続くと自律神経のバランスが乱れ、血行不良が生じます。
その結果、脳へと送られる血流量が減少し、頭痛の元となるのです。
冷えも緊張型頭痛のリスクファクター(危険因子)となります。
特に首を冷やすと血行不良から筋肉が硬くなり、首こりや肩こりとともに、緊張型頭痛のリスクを増すこととなります。
デスクワークなどで姿勢が悪くなると、骨盤が後ろに傾き、頭の位置が前にスライドします。
私たちの頭は体重の約10分の1程の重さがあるため、それを支えるために首や肩の筋肉が緊張し、結果として緊張型頭痛につながるのです。
筋力が低下すると、良い姿勢を保つことが出来なくなるため、不良姿勢を引き起こします。
また、筋肉には体温を発する役目もあるため、筋力が低下すると、身体の冷えにもつながるのです。
ストレスというと人間関係や仕事上のトラブルなど、精神的なものをイメージしがちですが、睡眠不足や疲労なども「身体的ストレス」となります。
特に睡眠不足状態が続くと、身体の回復機能が低下し、首こりや肩こりが慢性化します。その結果、緊張型頭痛のリスクが高まるのです。
緊張型頭痛の原因が分かれば、緊張型頭痛を予防することも可能となります。
頭痛薬に頼りすぎないよう、普段から緊張型頭痛を予防しましょう。
緊張型頭痛は首こりや肩こりから起こるケースがほとんどなので、身体を温めて首こりや肩こりを解消することが重要です。
もっとも簡単な方法はお風呂に浸かって身体を温めることですが、入浴する時間が無いという方は、足湯をしたり蒸しタオルで首回りを温めたりして対処しましょう。
ストレスは万病のもとと言われるように、緊張型頭痛にとってもリスクファクターとなります。なぜなら、ストレスによって自律神経のバランスが乱れ、血行不良を招くからです。
たまには趣味に没頭する時間を作ったり、カラオケで大きな声を出したり、仲の良い友人と他愛もない話をしたりして、ストレスを発散するよう心がけましょう。
緊張型頭痛を予防する方法としては、適度の身体を動かすこともあげられます。身体を動かすことで血行が促進され、首こりや肩こりの改善につなげることが可能です。
首こりや肩こりが慢性化するのは、睡眠の質がよくないからかもしれません。
寝つきが悪いからと言って寝酒を飲むと、アルコールの覚醒効果でかえって睡眠の質が低下します。
また、寝る直前までパソコンやテレビ、スマホなどを見ていると、脳が興奮状態になるため、やはり睡眠の質が低下します。
睡眠の質を高めるためにおすすめなのが、起きた時間の14時間から15時間後に、照明を1段階暗くするということです。それによって自然な眠気が訪れ、睡眠の質を高めることが期待できます。
ぷらす鍼灸整骨院では、1人1人の症状に応じて、いろいろな施術を使い分けています。代表的な施術法としては、以下のような方法があげられます。
緊張型頭痛はほとんどが首こりや肩こりからもたらされるので、まずは首こりや肩こりを改善することが重要です。ただ、ぷらす鍼灸整骨院では、首や肩の筋肉を緩めるだけでは、慢性化した緊張型頭痛を改善することは出来ないと考えています。
なぜなら、首や肩の筋肉は、筋肉を覆う膜を介して、背中や腰、骨盤などとつながっているからです。例えば、シャツの裾を引っ張ると、肩にも牽引力が生じますよね。
仮に骨盤周囲の筋膜が緊張していると、いくら首や肩の筋肉を緩めても、すぐに元通りとなってしまうのです。そのため、ぷらす鍼灸整骨院では、症状の現れている首や肩だけでなく、関連する場所の筋膜リリースもおているのです。
首や骨盤周囲の筋肉が緊張すると、自律神経のバランスを乱す(交感神経が優位になる)ことが分かっています。そのため、ぷらす鍼灸整骨院では、首だけでなく骨盤周囲の筋緊張も緩和し、自律神経のバランスを整える施術をおこなっています。
また、ぷらす鍼灸整骨院では、鍼灸を用いた自律神経調整もおこなっているのが特徴です。もともと東洋医学は自律神経の調整を目的としているため、鍼灸施術によって効果的に自律神経のバランスを整えることが期待できます。
首こりや肩こりを根本から改善するためには、傾いてしまった骨盤を元に戻す必要があります。
そこで、ぷらす鍼灸整骨院では骨盤調整をおこない、首こりや肩こりの根本的な原因を取り除いています。
緊張型頭痛の原因としては冷えもあげられているため、温罨法(おんあんぽう)やお灸を活用し、身体を温めて血行促進を図っています。
慢性化した緊張型頭痛を根本から改善するのには時間がかかるものです。そのため、ぷらす鍼灸整骨院では、日常生活でできる首こりや肩こりの予防法をアドバイスし、頭痛が出にくい体質になることを目指しています。
緊張型頭痛はあまりにもありふれた頭痛である分、研究が遅れてきた感があります。また、症状もそれほど強くないため、頭痛が出た時だけ頭痛薬で済ますケースも多いようです。
ただ、頭痛薬を常用していると、肝臓や胃に負担を掛けることとなり、その結果、思わぬ疾患を招く結果ともなりかねませんし、服用をやめたとたん痛みは再発してしまいます。
緊張型頭痛は、適切に対処すれば必ず改善することが期待できるタイプの頭痛です。慢性的な頭痛にお悩みの方は、ぜひ、ぷらす鍼灸整骨院までご相談くださいね。
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