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columnお悩み解決コラム

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捻挫は冷やすのが正解!正しい冷やし方といざという時の応急処置方法

捻挫

公開日:2021.3.18 / 最終更新日:2021.3.24


皆さんは捻挫をしたとき、どのように対処しますか?
冷やすのがいいのか温めるのがいいのか、意外と悩みますよね。

捻挫を早く治すためには、急性期にしっかりと冷やして腫れや炎症を抑えることが大切です。
長時間冷やし続けていると凍傷になってしまうこともあるため、注意しながら冷やします。

その後、痛みや腫れのピークを越えたら患部を温め、怪我の修復を促しましょう。

今回は捻挫をしたら冷やす理由や、正しいアイシングの方法について解説していきます。

①捻挫の急性期は冷やすのが正解!

捻挫をしたら冷やすべきか、温めるべきか。
結構悩みどころではありますが、捻挫は急性期にしっかりと冷やし、炎症や腫れをできるだけ緩和させるのが正解です。

そして痛みや腫れのピークが過ぎたら、今度は患部を温めて血行を促進させます。

ここからは

  • 捻挫直後の急性期は冷やすのが鉄則!
  • 痛みが落ち着いてきたら温めて血行促進しよう!

という2つのポイントについて解説していきますので、しっかりと確認しておきましょう。

捻挫直後の急性期は冷やすのが鉄則!

捻挫をしてから2~3日の間を急性期と呼ぶのですが捻挫の急性期には患部を冷やすのが鉄則です。

この期間は捻挫によって傷んだ靭帯や関節まわりの組織から、炎症成分が作られます。
さらに損傷した微細な血管から血液が流出し内出血を起こすため、炎症成分による痛み、内出血による腫れがもっともひどくなる時期です。

もしこの期間に患部を温めてしまうと、血行が良くなって内出血がさらに強くなり、炎症成分が血液に乗って広がってしまうため、痛みも激しくなってしまいます。
そのため、捻挫の急性期は患部を冷やし、炎症による痛みと内出血による腫れをできるだけ抑えてあげることが重要なのです。

患部を冷やす場合は氷のうやアイスパックなど、アイシング用品を活用しましょう。
入浴によって身体を温めてしまうと血行が良くなってしまうので、捻挫の急性期には入浴や飲酒を控えておくことも大切です

痛みが落ち着いてきたら温めて血行促進しよう!

捻挫をしてから4~7日ほど経つと痛みや腫れがピークを越えて、慢性期に入ります。
捻挫の慢性期は入浴などで身体を温め、血行を促進させることが大切です。
入浴中に痛みの出ない範囲で患部を軽くマッサージするのも良いですね。

捻挫の慢性期に患部を温めると、血管が広がって内出血の吸収を早めることができます。
痛みのもととなる炎症成分も吸収されるので、腫れや痛みがやわらいでくるのです。

ただし、患部を温めている途中で痛みが強くなるようであれば、一旦温めるのをやめて、患部の冷却を再開しましょう。

②捻挫の正しい冷やし方

捻挫をしたら30分以内に患部を冷却(アイシング)することが、早期の回復につながります。
受傷後はすみやかに氷のうやアイスパックなどのアイシング用品を用意して、患部の冷却を開始しましょう。
アイシング用品がすぐ手に入らない場合は、保冷剤や氷水を入れたビニール袋などを活用しても構いません。

ここからは捻挫の正しい冷やし方ということで、

  • アイシングのサイクル
  • アイシングを続ける期間

この2点について解説をしていきます。

アイシングのサイクル

アイシングのサイクルとしては、20分間患部を冷やして10分離し、再度20分間冷やすというのを繰り返します。
もしアイシングの途中で感覚が麻痺(痛みや冷たさなどを感じない状態)してきたら一度冷却をやめて、患部に熱っぽさが戻ってからアイシングを再開しましょう。

アイシング用品を直接肌に当てると凍傷の危険性があるため、肌とアイシング用品の間に薄手のタオルを挟んでおきます

就寝中はこのサイクルを保つのが難しいので、炎症を鎮める成分が含まれた湿布を貼って過ごすのがおすすめです。
ただし湿布そのものには冷却効果が無いので、日中はアイシング用品を活用しましょう。

アイシングを続ける期間

続いてはアイシングを続ける期間についてですが、基本的には捻挫をしてから3日間程度は患部の冷却を続けましょう。
腫れや痛みのピークを越えるまでアイシングを続けます。

捻挫は腫れや痛みの程度、治り方によってアイシングの期間が変わってくるので、ご自身の症状に合わせた対処が必要となります。
もしアイシングの期間を自己判断するのが難しい場合は、医療機関や整骨院へ相談してみるのがおすすめです。

③捻挫直後の応急処置(RICE処置)が早期回復の鍵

捻挫をしたらすみやかにRICE(ライス)処置を施すことが、早期回復の鍵を握ります。

RICE処置とはRest(安静)・Icing(冷却)・ Compression(圧迫)・Elevation(挙上)の4つの言葉の頭文字から名付けられた、基本的な応急処置のことです。
捻挫に限らず打撲や肉離れ、骨折など、スポーツでよく起こる怪我の症状をやわらげたり回復を早める効果があるので、この際にしっかりと覚えおきましょう。

<Rest(安静)>
患部に負荷をかけないような姿勢になり、安静にしましょう。
痛みが強いときは包帯や伸縮テープで固定し、痛みが出る方向へ患部が動かないようにします。
<Ice(冷却)>
患部を冷却して炎症と腫れを最小限に抑えます。
20分冷やしたら10分休憩して再度20分冷やすというサイクルを繰り返します。
冷やし過ぎによる凍傷を防ぐために、肌とアイシング用品の間にはタオルを挟みましょう。
<Compression(圧迫)>
内出血を抑えるために、患部を圧迫します。
テーピング用のパットやスポンジを患部に当てながら、包帯などを使ってやや圧迫気味に固定しましょう。
長時間きつく圧迫しすぎると血液の循環が悪くなってしまうので、数時間に一回は包帯を巻き直します。
<Elevation(挙上)>
患部を心臓より高い位置に挙上して、内出血やうっ血を緩和させます。
足の怪我の場合はクッションや畳んだ毛布の上に足を乗せて、あお向けに寝ましょう。

④捻挫への保険適用について

続いては捻挫への保険適用について、

  • 医療機関(病院)を受診する場合
  • 整骨院を受診する場合

それぞれについて解説していきます。

まずは医療機関を受診する場合について。
捻挫を医療機関で診てもらうときは整形外科にかかりますが、整形外科では健康保険を使って捻挫の治療を受けることが可能です
症状をよく診察するためにレントゲンやMRIで患部を撮影することもありますが、レントゲンやMRIも保険を使って撮影することができます

次に整骨院を受診する場合について。
初めて知る方も多いと思いますが、実は整骨院でも健康保険を使って捻挫の治療を受けることができます
整骨院を受診する際は、保険証を忘れずに持っていきましょう。

ただし、同じ捻挫を同時期に整形外科と整骨院の両方で治療する場合は、整骨院で保険を使うことはできないので注意しましょう。

⑤捻挫の症状でお困りの際はぷらす鍼灸整骨院へ

ここまで捻挫の正しいアイシングの方法や応急処置について解説してきましたが、アイシングを続ける期間を自己判断したり応急処置を的確にひとりで行なうのはなかなか難しいですよね

そのようなときはぜひ、ぷらす鍼灸整骨院までお越しください。
当院では患者様一人ひとりの症状をしっかりと確認し、怪我の回復に向けた最適な施術を提供させていただきます。

捻挫の早期回復には、初期の段階で適切に手当をすることが大切です。
怪我の痛みや症状でお悩みの際は、お気軽にぷらす鍼灸整骨院までご相談ください。

まとめ

座り方

今回は捻挫を早く治すための正しい冷やし方や、応急処置の方法について解説してきました。

捻挫をしたら2~3日間は患部を冷やし、腫れと炎症を最小限に留めることが大切です。
長時間冷やし続けると凍傷になる危険性があるため、必ずアイシングのサイクルを守り、肌とアイシング用品の間にはタオルを挟んで使用しましょう。

もしアイシングを続ける期間を自己判断するのが難しかったり、応急処置に不安があるような場合は、お気軽にぷらす鍼灸整骨院までお越しください。
捻挫の痛みや症状が回復するまで、わたしたちが全力でサポートさせていただきます。

この記事を監修してくれた先生

髙山 智仁先生

東京医療福祉専門学校 鍼灸科学科長・キャリアセンター長
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師

「患者様の立場になって考える」ことをモットーに、東洋医学・鍼灸の視点から本当の健康を追求し続けている。
現在は教員として、次世代を担う鍼灸師の育成にも取り組んでいる。

     

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