columnお悩み解決コラム
columnお悩み解決コラム
公開日:2019.11.1 / 最終更新日:2020.9.28
鍼を使った施術は、あまり身近なものではないと感じている人が多いようです。やはり、鍼を刺すということ自体に、痛みを伴うものというイメージがあり、不安に感じられるのでしょう。
実は、鍼は肩こりに有効な施術方法なのです。今回は、鍼とはどのようなものか、肩こりの改善になぜ用いられるのかを解説いたします。
鍼の存在は知っていても、その成り立ちや作用については詳しく知らないという人がほとんどでしょう。まずは鍼の基本についてご説明します。
鍼とは伝統的な中国医学療法のひとつで、3000年以上もの歴史があると言われています。鍼を用いてそのツボを刺激し、人間が本来持っている免疫力を高めるという療法です。
副作用が少なく安全な方法として、昔から親しまれてきました。鍼は東洋医学の長い歴史の中で培われてきた、知恵と技術の結晶ともいえるでしょう。
東洋医学において、肩こりやだるさ、頭痛などの症状を、病気になる一歩手前の状態である「未病」と言います。鍼はこの未病に効果があると考えられています。
みなさんよくご存知の「針」は縫い針や、注射の針など、先端が尖っているもの全般を表すときに使いますよね。
一方「鍼」は、今回ご紹介している東洋医学の治療用の針のことを指します。ですから鍼灸院にはこちらの「鍼」の字が使われているのです。
鍼灸院で使う鍼は非常に細くしなやかにできています。注射用の針よりずっと細く、髪の毛ほどの細さのものもあります。鍼の施術に少し怖いイメージを持っていらっしゃる方もいるかと思いますが、注射針を腕に刺すようなイメージとはまったく違いますので、ご安心ください。
鍼を刺すときの痛みについては、刺す箇所や深さにもよりますが、痛みを強く感じない人もいますし、ちくりと軽い痛みを感じる人もいます。
鍼は肩こりには非常に適した施術方法です。肩こりに適している理由をご説明していきます。
鍼の一番の特徴は、皮膚の浅いところから深いところまで、刺激を与える箇所を自在にコントロールできるところです。
ひどい肩こりで筋肉が凝り固まっている場合、マッサージやお灸では深部まで刺激を与えるのが難しいことがあります。しかし、鍼なら深部であっても直接アプローチすることが可能です。
施術する範囲も、鍼の本数で調整できます。ピンポイントで刺すことも、複数の鍼を使い広範囲に施術することもでき、施術方法の選択肢が広いと言えます。
また肩こりは原因がひとつとは限らず、複数の要因が組み合わさっていることが多いです。
例えば目を酷使したことによるこりなら、眼精疲労を和らげるツボにも鍼を打つ。精神的な疲労からくるこりなら、リラクゼーション効果が期待できるツボに鍼を打つ。このように、患部に直接鍼を打つだけではなく、同時に複数のツボを刺激することができる点が、他の施術方法とは大きく違う点です。
鍼を打つことによって体には以下のような作用があります。これが日頃感じている不快な症状を解消してくれるカギです。
先にも説明したとおり、鍼を打つことにより血行が良くなります。鍼で細胞に微細な傷をつけると、人間の体は血液を集中させてその傷を修復させようとします。人間の自然治癒力を利用した治療の方法ですね。
このように、鍼を刺した部分に血液が集まることで血流が盛んになり、こりがほぐれやすくなるということです。
個人差はありますが、通常はこの微細な傷が回復するまで約3日といわれています。ですから、はじめのうちは効果が実感できる期間があまり長くありませんが、定期的に続けることにより、より効果を感じることができるでしょう。
なお、傷をつけるといっても非常に小さなもので、強い痛みはありませんので、ご安心ください。
体の不調は筋肉、内蔵などの部位に直接問題が発生するだけではなく、自律神経とも大きな関わりがあります。
特に肩こりなどの慢性的な症状には、自律神経が影響していることが多いのです。「病気と言うほどではないが健康でもない」、「調子が悪い」、と表現されるような状態は自律神経を安定させることで症状改善につながります。
鍼でツボを刺激することで自律神経の働きが正常化し、こりが解消すると考えられています。
鍼を受ける際にはいくつか注意するべき点がありますので、お伝えいたします。
・高熱があるとき、飲酒したあと、極度の疲労を感じているときは控えましょう。
・食事は施術の1時間前までにすませておきましょう。
・鍼の施術には鍼灸師の国家資格が必要です。資格のないスタッフが施術することは通常考えられませんが、きちんとした説明があるかなど確認しておいたほうが良いかもしれません。有資格者でも、今までの経験や知識などを確かめておくとより安心できます。
・非常にまれですが、施術中にめまいや吐き気を感じる場合があります。気分が悪くなったらすぐに施術者に伝えましょう。
・施術中は、患部以外の部位に触れて反応をみることがあります。不快に感じた場合は遠慮せずに施術者に伝えましょう。
・まれに体がだるくなったり、痛みを感じたりすることがあります。多くの場合は一時的なもので、刺激に対する過剰反応と考えられますが、支障のある場合は次回以降の施術に関して施術者と相談しましょう。
・施術後はなるべく安静にしましょう。筋肉がゆるみ血流も良い状態ですので、しばらくはリラックスした状態を保つと効果がさらに期待できます。
・施術したところが腫れたり、内出血したりすることがありますが、それほど心配することはありません。時間が経つと消えます。
ぷらす鍼灸整骨院には、鍼灸師の国家資格を持ったスペシャリストが在籍。患者様にとって、鍼はマッサージなどに比べてなじみのないものであり、予備知識がない方もいらっしゃいますから、いつも以上に丁寧なヒアリングと説明を心がけています。また、患者様の悩みをしっかりと聞き出し、それに合わせた施術方針をご提案いたします。
使用する鍼は多種類を揃えていますので、症状に合わせて使う鍼を変えたり、刺激量を調整したりと、ひとりひとりにカスタマイズした施術を行うことが可能です。
肩こりという症状は慢性化させてしまう方が多く、こりがあるのが通常になってしまい、ある意味諦めていらっしゃる方がいるのも事実です。
マッサージで一時的に良くなっても、数日すればまたこりが出るというサイクルを長年経験されているからです。そんな方でまだ鍼による施術が未経験の方がいらっしゃいましたら、ぜひぷらす鍼灸整骨院にご相談ください。
鍼の施術効果が現れる時間は、即日であったり数日後であったりと、人それぞれ個人差があります。どちらにしろ、効果が出始めると持続性があると言われています。肩こりのない毎日が訪れるよう、私たちが全力でサポートさせていただきます。
また、ぷらす鍼灸整骨院では、「どうしても鍼がこわい」「非常に刺激に敏感」という患者様へは負担の少ないお灸の提案などもしています。肩こりに悩まされている方はどなたもお気軽にご相談ください。
今回は鍼が肩こりに対して有効であることについて、詳しく解説いたしました。鍼に対しては「痛そう」、「ちょっと怖い」、というイメージが先行して躊躇する方が多いのですが、みなさんが想像しているより刺激が少なく、どなたでも気軽に始めていただけるものです。
ぷらす鍼灸整骨院には専門スタッフがおり、ご相談、疑問にも丁寧に対応させていただきますので、どうぞ気軽にご来院ください。
この記事を読んでいる人は
こんな記事も読んでいます
肩こりの症状をお灸で緩和する!お灸の期待…
腰痛はお灸で緩和できる?お灸をする際の注…
リウマチに鍼灸は有効?原因不明のリウマチ…
ぷらす鍼灸整骨院ではさらなる店舗拡大のため出店可能物件を募集しております。
詳しくはこちらから >>