columnお悩み解決コラム
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公開日:2020.2.17 / 最終更新日:2020.2.17
お灸というと「熱い」とか「痛い」というイメージをお持ちのかたもいらっしゃると思います。
また、腰痛をお灸で緩和するにはいくつかのポイントがあるので、プロの鍼灸師がお灸をする際の注意点やコツを紹介します。
昔はいたずらをした子供に「灸を据える(やいとをすえる)」と言って、火のついたもぐさで罰を与えることがありました。
では、最近のお灸は熱くないのでしょうか。また、お灸ってそもそもどのような施術法なのでしょう。
かつては焼灼灸(しょうしゃくきゅう)や打膿灸(だのうきゅう)といった、やけどのリスクがある灸法や、わざとやけどを作る灸法もおこなわれていましたが、最近は熱くない灸法が一般的となっています。
最近は「せんねん灸」などを筆頭に、自宅でも簡単にできるお灸が人気となっています。台座に据えたお灸に火をつけ、皮膚に貼るだけなので、やけどの心配がほとんどなく、気軽に気になる場所を温められます。
お灸の独特のにおいが気になる方や、火を使うのに抵抗がある方などに向け、火を使わないタイプのお灸も開発されています。
お灸をする際の注意点やポイントについて解説する前に、そもそもなぜお灸で腰痛を緩和できるのか、その理由を知っておきましょう。
お灸は中国伝来の伝統的治療法ですが、中国医学には「瘀血(おけつ)は万病の元」という考え方が古くから根付いています。
実際、何らかの症状を訴えてぷらす鍼灸整骨院へ来院される方を見ていると、ほとんどのケースで患部に冷えが見られます。
お灸には温熱効果があるため、局所の血流を促進し、症状の緩和が期待できるのです。
お灸には「もぐさ」が用いられますが、もぐさに含まれる成分の1つである「シネオール」には、リラクゼーション効果が期待されています。
お灸の温熱効果と香りによって心身ともにリラックスすることで、自律神経のバランスが整い、身体が持っている自然治癒力を高めることが可能となるのです。
腰痛をお持ちの方はたくさんいらっしゃいますが、腰痛の85%が原因不明と知ったら驚かれるでしょうか。
実は、腰痛を訴えて病院や整形外科で検査をしても、ほとんどの腰痛は原因が分からないのです。
なぜそのようなことが起こるかというと、レントゲンやMRIでは骨や神経の状態しか確認できないからです。
では、原因不明とされる85%の腰痛は治すことができないのでしょうか。
そんなことはありませんのでご安心ください。症状があるからには必ず原因があります。
筋肉や筋膜が硬くなると、血液の循環が悪くなり、疲労物質や痛み物質が局所に停滞します。それによって、筋肉痛のような痛みを発するのです。
本来であれば疲労物質や痛み物質は血液の流れによって体外へと排出されるのですが、筋肉や筋膜が硬くなっていると血行を阻害し、局所に溜まり続けてしまうため、症状が慢性化するわけです。
お灸をすることで筋肉や筋膜の緊張がゆるめば、圧迫されていた血管も元通りになるので、疲労物質や痛み物質を体外へと排出できるようになります。
火を使うお灸と同じく温熱効果が期待できます。
自宅でお灸をする場合、いくつかのポイントがあります。
早く腰痛を改善するためにも、お灸は効果的に用いましょう。
腰痛を効果的に改善するためには、腰痛に関するツボにお灸をすえるとよいでしょう。
ただ、あまり難しく考えず、痛みやコリを感じる場所にお灸をすえるだけでも、十分な効果が期待できます。
腰痛は腰だけでなく、いろいろな場所の筋肉や筋膜の緊張によってもたらされます。
特に臀部(おしり)や太ももの筋膜が硬くると、腰痛のリスクを増すことが分かっています。
そのため、臀部や太ももにお灸をすえるのも効果的です。
お灸は自宅でも簡単にできる腰痛改善法の1つですが、実際にお灸をする際には以下のような点に注意する必要があります。
火を使ったお灸をする場合、なるべく2人1組でおこなうよう心がけましょう。
腰は自分から見えない場所なので、家族やパートナーにお灸を置いてもらった方が効果的ですし、危なくありません。
お灸にはリラクゼーション効果があり、患部がじんわりと温かくなるため、眠気に襲われることもあると思います。
ただ、やけどや火災の恐れがあるので、そのまま寝ないよう注意しましょう。
たくさん置いたから効果が上がる訳ではありません。
ぎっくり腰など、腰痛がひどい場合にはお灸は避けましょう。
お灸を初めてした人の中には、お風呂でのぼせたように気分が悪くなるケースも見られます。
このことを「灸あたり」と呼んでおり、刺激量が強かった場合に起こります。
お灸は自宅でもおこなうことが可能ですが、ぷらす鍼灸整骨院でお灸の施術を受けることにはたくさんのメリットがあります。
ぷらす鍼灸整骨院には、お灸に関するプロフェッショナルである鍼灸師が多数在籍しています。
そのため、やけどのリスクが無く、安全に施術を受けていただくことが可能です。
お灸はなんとなく痛みやコリのある場所においてもある程度の効果が得られるものですが、やはり、腰痛に特化したツボに置いた方が、効果的に腰痛を改善することが期待できます。
腰痛のツボは腰だけでなく、足や手にもたくさん存在しているため、ツボに関するスペシャリストである鍼灸師の施術を受けることで、効果的に腰痛を改善することが期待できます。
腰痛の原因は実にさまざまであり、人によっては足首の調整をすることで腰痛の改善が見られることもあれば、首の筋緊張を緩和することで腰痛が改善することもあります。
そのような原因は病院や整形外科ではなく、整骨院や鍼灸院だからこそ見つけられるといえます。
原因を特定できれば、当然ながら腰痛の改善効果も期待できるというわけです。
ぷらす鍼灸整骨院では、お灸だけでなく鍼施術や骨盤調整、筋肉調整、温熱療法、各種電気治療といった様々な施術法を組み合わせ、最短距離での腰痛改善を目指しています。
いずれも国家資格者が施術を担当させていただきますので、ご安心ください。
お灸は2000年以上も前から様々な症状を改善するために用いられており、副作用のリスクもなく、とても健康的な施術法となっています。
もちろん、腰痛の改善にもお灸がとても役に立ってくれます。
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