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【妊婦さんが知っておきたい】逆子の原因と対策をわかりやすく紹介

[逆子治療]

2019.9.2

妊婦さん

妊娠中は定期的に検査を受けるものですが、エコーに移った赤ちゃんの頭が上にあると、いわゆる「逆子」とされます。妊娠初期であれば特に問題ないのですが、妊娠後期になって逆子が発覚した場合、自然分娩できなくなる恐れがあります。

では、そもそもなぜ逆子になってしまうのでしょう。今回の記事では逆子になる原因について迫るとともに、逆子が発覚した時の対策をわかりやすく紹介します。

逆子とは?

逆子になる原因や、逆子になった時の対策について紹介する前に、そもそも逆子とはどのような状態を指すのか理解しておきましょう。

逆子は専門的には「骨盤位」と呼ばれており、おなかの中の赤ちゃんが、頭を上に向けている状態を意味します。

逆子の種類

逆子には大きく分けて、殿位、膝位、足位の3パターンがあります。では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

殿位

逆子の中でも殿位は、おなかの赤ちゃんがお尻を子宮口に向けている状態をいいます。その際、足が伸びているケースを「単殿位」と呼び、体育座りのように膝が曲がっているケースを「複殿位」と言います。

膝位

膝位は、おなかの赤ちゃんが膝立ちをするような格好でいるタイプの逆子です。片膝だけ子宮口に向けている場合を「不全膝位」と言い、両膝とも子宮口に向けている場合を「全膝位」と呼んでいます。

足位

足位は、赤ちゃんが子宮の中で立っているような格好でいるタイプの逆子です。片足だけ伸ばしている場合を「不全足位」と言い、両足とも伸ばしている場合を「全足位」と呼んでいます。

逆子は妊娠いつごろからなるの?

逆子は病気でも何でもなく、単に赤ちゃんが骨盤の中で、どんな姿勢でいるかを説明しているだけのことに過ぎません。では、妊娠してどれくらいで逆子になるのでしょう。

結論から言うと、妊娠初期から逆子になる可能性はあります。なぜなら、赤ちゃんがまだ小さいうちは子宮の中を自由に動き回るため、頭の位置もコロコロ変わるからです。

妊娠後期(28週以降)になると、赤ちゃんの頭が徐々に重くなってくるため、自然と頭が子宮口を向くようになります。一般的に逆子と言われるのは、妊娠後期に入ってからのことが多いようです。

そのため、妊娠28週目以降になると、逆子を改善するため、対策を講じることとなります。それでも逆子の状態が続いた場合、妊娠33週ほどで帝王切開の可能性について説明されるケースが多いようです。

逆子の種類によっては自然分娩も可能とされていますが、妊娠36週を迎えても逆子の状態が続く場合、帝王切開の時期を検討することもあります。

逆子の原因

初めにお断りしておきますが、逆子になる原因は今のところはっきりとは分かっていません。これから説明するのはあくまでも可能性の話なので、自分を責めるようなことはしないでくださいね。

母体側

逆子の原因としてよくあげられるのが子宮の形や骨盤の構造、羊水量や婦人科系の疾患などです。妊婦さんの子宮自体が狭い場合、逆子になる可能性があると考えられています。

また、妊婦さんの身長が低くて骨盤が狭い場合も、やはり逆子になる可能性が高くなると考えられています。赤ちゃんの頭の大きさに対して骨盤が狭いため、赤ちゃんが頭を下に向けられなくなるという訳です。

羊水量も逆子の一因とされています。羊水量が通常よりも少ない場合、赤ちゃんが子宮内を自由に動くことができないため、逆子のリスクが上昇すると考えられています。

ほかにも、婦人科系の疾患が原因で、逆子になる可能性があるということです。例えば良性の腫瘍である子宮筋腫がある場合、筋腫の大きさによっては逆子の可能性が高くなると考えられています。

胎児側

逆子になる要因は赤ちゃん側にもあります。そもそも赤ちゃんは子宮の中を動いているものなので、逆子になることは別に不思議なことではないのです。

ただ、それが妊娠後期になると自然分娩の妨げとなるため問題視されるだけのことです。逆子の胎児側の要因として、単に「赤ちゃんの身体が大きい」ということがあげられています。

また、双子や三つ子などを妊娠している場合(専門的に多胎妊娠といいます)、やはり赤ちゃんの動き回るスペースが狭くなるため、逆子になる可能性が高くなると考えられています。

逆子の出産方法

逆子になった場合、出産方法はどのようなものが選択されるのでしょう。逆子=帝王切開しかないのでしょうか。

帝王切開

妊娠36週になっても逆子の状態が続いているようであれば、帝王切開が検討されます。帝王切開はお産全体の20%に行われている安全な手術法です。

ただ、いったん帝王切開で出産すると、二度目以降のお産も帝王切開をするケースがほとんどなので、お産のたびに手術をしなければならないというリスクがあります。

経腟分娩

逆子の中でも「単殿位」であれば、経腟分娩(自然分娩)が可能だとされています。ただし、通常の分娩と比べ、赤ちゃんの頭が産道に長くとどまるため、赤ちゃんが酸素不足になるリスクもあります。

逆子は自然に治るの?

妊娠中に赤ちゃんがいろいろな姿勢をしていても、通常は33週から34週頃に頭が下を向くものです。また、特に何もしなくても逆子が治ったという事例はたくさんあります。

そのため、逆子だからと言って過度に心配する必要はありません。ただ、妊婦さんの3%から5%は逆子のまま分娩を迎えるということです。

逆子の対策方法はどんなものがあるの?

逆子のほとんどは分娩までに直ってしまいますが、それでも逆子が発覚すると不安なものだと思います。そこで、逆子が分かった時の対策方法を紹介したいと思います。

逆子体操

逆子が分かった時によく行なわれるのが逆子体操です。逆子体操の目的は、骨盤を緩めて赤ちゃんが自由に動くスペースを作ってあげることです。

逆子体操は大きくわけて「胸膝法(きょうしつほう)」と「ブリッジ法」の2つに分類されます。膝胸法は膝立ちの姿勢からうつぶせになり、お尻を大きく持ち上げる体操です。

逆子体操をする時間や回数など、詳しいやり方については詳しく紹介したページもありますので、逆子が心配な方はぜひご覧になってみてください。

外回転術

外回転術は婦人科などで行なわれる逆子の治療法です。子宮の筋緊張を緩和する薬を投与し、妊婦さんのおなかの外から赤ちゃんを動かし、赤ちゃんの頭を下へと持っていきます。

ただし、リスクを伴う治療法であるため、母体が健康である場合にのみ選択できる手段です。また、外回転術によって逆子が直る可能性は60%~70%程度とされています。

鍼灸

逆子を改善する目的で鍼灸治療をおこなうケースもあります。特に至陰(しいん)という足趾(足の指のこと)にお灸をすることで、逆子が直るケースも見られます。

現代医学をもってしても逆子のハッキリとした原因はいまだに解明されていませんが、東洋医学では「瘀血(おけつ)」が万病のもとだと考えています。

簡単に言うと、血流が滞った場所に不具合が生じるということです。そこで鍼や灸を用いて血行を促進し、不具合を解消するのです。

赤ちゃんが逆子になっている女性には、往々にして母体に冷えが見られます。冷えによって子宮の筋肉が固くなり、逆子のリスクが増すという訳です。

そこで鍼灸治療によって血行を促進し、子宮の筋緊張を緩和することで、逆子の改善効果が期待できるという訳なのです。

骨盤矯正

逆子の要因の1つとして、骨盤の構造があげられていました。何らかの原因によって骨盤がせまくなっていたり、ゆがんでいたりすることで、逆子のリスクが増すのではないかと考えられています。

そのような場合、整骨院などで骨盤矯正を受けるのもおすすめです。整骨院には国家資格を持つ柔道整復師が在籍しているので、身体にとって無理のない安全な施術が受けられます。

まとめ

逆子に悩まされる女性は意外と多いものですが、そのほとんどは妊娠後期になると自然と治ってしまいます。とはいうものの、ベストな状態で出産したいというのが多くの妊婦さんの願いだと思います。もし逆子が気になるようでしたら、今回紹介したような対策を講じてみましょう。