columnお悩み解決コラム
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公開日:2019.8.26 / 最終更新日:2019.8.26
汗をたくさんかいて、食欲も落ちてしまう夏。
一見して、痩せてしまう人が多そうなイメージがありますが、実は「夏だからこそ太ってしまう」という悩みを抱えている人も少なくありません。
そもそもなぜ同じ季節を過ごしているのに、「夏痩せ」しやすい人と「夏太り」しやすい人に分かれてしまうのでしょうか?
今回は、夏に起こりやすい体重の変化とその原因、対策方法や、「夏痩せ」「夏太り」をしてしまう理由などを皆さんに分かりやすく解説していきます!
「夏は何もしなくても自然と痩せてしまう」
ちょっと羨ましい話かもしれませんが、毎年夏になると痩せてしまうと悩む方が多くなります。
「夏に痩せやすい」というのは間違いではないですが、夏痩せをダイエットとして利用するのにはかなりの危険が伴います。
ここでは「基礎代謝」と「筋力の低下」にポイントを当てて、夏に起こる身体の変化を確認しましょう。
夏にはたくさんの汗をかくので、体脂肪が燃焼し、痩せやすそうなイメージですよね。
しかし、夏にかく汗は「体温調節」のための汗なので、代謝の向上や脂肪の燃焼とはあまり関係がありません。
むしろ暑さゆえに身体が余分なエネルギーを消費しないように反応するため、四季の中では夏がもっとも代謝が下がる季節なのです。
さらに、夏の食事といえば冷たくてさっぱりとしたものが多くなりますよね。
冷たいものを食べすぎると内臓が冷え、血行が悪くなり、身体の中から冷え性を起こしてしまう場合があります。
その結果、冷えから身体を守るためにたくさんの脂肪をため込んでしまうのも、夏に代謝が下がる原因の1つとなっています。
普段はこまめにジョギングなどをしている方も、夏になると暑さや紫外線の関係で運動を一時的に中断してしまう方が多くなります。
特に都市部の日中の暑さは場合によって屋外での活動が禁止されるほどなので、夏場は運動をする機会がかなり減ってしまうということも。
夏の運動不足により起こる症状の1つが「筋力の低下」です。
実は私たちの身体は脂肪よりも筋肉のほうが重いため、筋力が下がると大幅に体重が減少してしまうのです。
さらに、夏バテによる食欲不振で筋肉のもとになる栄養素(タンパク質など)が不足すると、さらに筋力が下がり不健康な痩せ方をしてしまいます。
その結果、涼しい季節になると落ちてしまった体力や筋力を取り戻すために身体が自然と過食気味になってしまい、痩せた分以上のリバウンドをする場合もあります。
夏バテや運動不足による体重の減少は身体の調子を整える自律神経を乱すことにもつながってしまうので、早めに対処することが重要です。
夏は代謝面と筋肉面から見るとさまざまな変化を起こしていることがお分かり頂けたかと思います。
ここからはひとまず「夏痩せ」に着目して、その原因や対策方法をチェックしていきましょう。
夏に体重が落ちやすくなってしまう生活習慣をまとめてみました。
皆さんはいくつ当てはまりますか?
□普段から痩せやすい体質である
□夏は食欲がわかない
□そうめんやアイスクリームだけで食事を済ませることが多い
□汗をかきたくないので、水分は控えめ
□運動量が不足気味である
□疲れやすく、すぐに息が上がる
□休日はあまり外出しない
3つ以上チェックが付いた方は、夏に体重が落ちやすいタイプと言えます。
しかし、夏痩せは決して良い面ばかりではありません。
原因を特定して対策し、健康的な身体を取り戻しましょう!
夏痩せは大きく分けて3つの原因が挙げられます。
まず1つ目の「食欲不振」。
夏の定番食であるそうめんやアイスクリームなど、炭水化物を多く含む食べ物だけで食事を済ませてしまうことから起こります。
冷たいものばかりを食べることで胃の調子がくずれ消化機能が低下することも、食欲不振をさらに加速させます。
そして2つ目の「暑さによる疲れ」。
暑さによる睡眠不足が続くと日中の疲労が翌日の身体に残り、疲れやすさを感じるようになります。
また、汗によって失われた水分や塩分をうまく補給できないでいると、身体の中に熱がこもり、相当な体力を消費してしまうことも疲れを感じる原因となります。
3つ目の「運動不足」。
運動量が不足すると筋力が低下するのはもちろん、ストレスもたまりやすくなってしまいます。
精神的なストレスは食欲不振や不眠にもつながるほか、さまざまな体調不良のもとになってしまうので特に注意が必要です。
まずは生活習慣を見直すことが大切です。
日中は特に用事がなくても毎朝決まった時間に朝日を浴びて、「体内時計」をリセットしましょう。
栄養価に気を配った食事を心がけ、3食規則正しく食べて腸内環境を整えることも忘れずに。
水分補給は量や塩分とのバランスを意識することで、夏バテの予防にもなります。
夜は湯船で適度に身体を温めて自律神経を整え、エアコンを上手に活用して暑さによる寝不足を解消しましょう。質の良い睡眠を続けて、疲れにくい身体を目指します。
早朝の時間帯はまだ涼しいので、ウォーキングなどがオススメ。
もし時間が取れない場合も室内でできる運動や外出先での階段の上り下りなどをこまめに続けることで、運動不足の解消になります。
ストレスを適度に発散して、心も身体も健康な状態を維持していきましょう。
その他、具体的な対策方法については以下の記事で詳しく説明してあるので、もし良かったら参考にしてみてくださいね。
(→【早く知りたかった!】夏バテを予防する対策法まとめ【食事・運動】)
ここまでは「夏痩せ」の原因と対策方法を紹介しましたが、次に「夏太り」についても説明していきます。
毎年夏になると太り気味になってしまう方は、要チェックです!
夏太りの原因になってしまう生活習慣をまとめたので、チェックしてみましょう!
□普段から太りやすい体質である
□胃が丈夫なのでたくさん食べすぎてしまう
□アイスやかき氷など冷たいものをたくさん食べる
□お酒やおつまみが夕ご飯の定番
□スタミナをつけるため、高カロリー食を意識して食べている
□暑いのでできるだけ身体を動かしたくない
□冷房の効いた室内で過ごすことが多い
3つ以上チェックが付いた方は、夏に体重が増加しやすい傾向にあります。
急激な体重の変化は身体に負担を与えてしまうので、しっかりと生活習慣を見直し改善していきましょう。
夏太りには大きく分けて2つの原因が挙げられます。
1つ目の「食習慣の乱れ」。
胃腸の丈夫さゆえに、過食をしてしまうことが大きな原因となります。
暑さに負けない体力づくりのために、スタミナたっぷりの高カロリー食を日常的に食べていませんか?
確かに夏バテ予防として3食しっかり食べることは大切ですが、食べ物の質やバランスを意識しないとただ太るだけの結果になってしまいます。
そして2つ目の、「生活環境の問題」。
日中ずっと冷房の効いた室内にいると、血行が悪くなり代謝が低下します。
自然と脂肪の燃えづらい体質になってしまうため、食事で補給したカロリーが消費されずに身体にどんどん溜まっていってしまうのです。
食習慣を見直ことが最も重要です。
夏はビールなどのお酒が恋しくなる季節。お酒やシメのラーメンをたまに楽しむ程度であればストレスの解消にもなりますが、毎日のように続けるのは良くありません。
夏野菜などのビタミンが豊富な食材を意識し、「量」より「質」の高い食事を心がけるだけでも、夏の暑さに立ち向かう体力はたくわえられます。
また、エアコンを使用する際は部屋が冷えすぎないように注意し、適度に身体を動かして脂肪を消費しやすい体質へと改善することも大切です。
「夏痩せしやすい体質」と「夏太りしやすい体質」の大きな違いは、胃腸の丈夫さにあります。痩せやすい人は胃が不調になりやすく食欲が下がりがち、太りやすい人は過食になりがちという差から、同じような生活習慣でも真逆の体重の変化を起こしてしまうのです。
夏にオススメの食習慣については詳しく解説した記事があるので、「夏痩せ派」の方も「夏太り派」の方も、普段の食生活の参考にしてくださいね。
(→【夏バテさん必見!】夏バテ解消にぴったりの食材とレシピを紹介!)
規則正しい生活習慣を身に付けて、夏バテしないような健康な身体を維持していきましょう!
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