columnお悩み解決コラム
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公開日:2021.7.14 / 最終更新日:2021.7.14
手首や指の付け根に痛みが出る、腱鞘炎やばね指。
家事や育児で手を酷使する人やデスクワーカーなどに多く見られ、痛みが長期化しやすい症状のひとつとして知られています。
このコラムでは腱鞘炎やばね指解消に効果的なセルフケアを5種類と、症状の回復・予防のために守っていただきたいことについて解説をしていきます。
それではさっそく、こちらの動画の内容をもとに、腱鞘炎やばね指の解消に効果的なセルフケアをご紹介していきます。
今回解説するのは以下の5つのセルフケアです。
手軽にできるものばかりなので、家事や仕事の合間に取り組んでみてくださいね。
手首や指を酷使して筋肉が固くなると、筋肉を包んでいる「筋膜(きんまく)」という組織と皮膚がくっついてしまうので、腕の動かしづらさやこわばりの原因になってしまいます。
腕や手の皮膚を引っ張るマッサージで、筋膜と皮膚の間にスペースを作っていきましょう。
STEP ❶
肘の内側から手首にかけて、15秒間皮膚を引っ張ります。
STEP ❷
手の甲側の腕も、15秒間引っ張ります。
STEP ❸
ばね指の症状がある人は、症状が出ている指の付け根部分の皮膚を15秒間引っ張ります。
STEP ❹
手の甲側の皮膚も、15秒間引っ張ります。
続いては肘の内側から手首にかけて伸びる「前腕伸筋群(ぜんわんしんきんぐん)」のマッサージです。
STEP ❶
肘の内側から手首にかけて、親指で圧迫していきます。
10秒ずつ圧迫しながら、徐々にポイントをずらしていきましょう。
STEP ❷
ばね指の症状がある人は、手のひらや指の付け根も10秒ずつ圧迫していきます。
STEP ❸
腕を親指で圧迫しながら手のひらを上に向けたり下に向けたりして動かすと、より効果的です。
続いては肘の先から手の甲にかけて伸びる「前腕屈筋群(ぜんわんくっきんぐん)」のマッサージです。
STEP ❶
手をにぎるとぷくぷく動く前腕屈筋群の位置を確認します。
STEP ❷
❶で確認した筋肉に沿って、肘から手首まで10秒ずつ圧迫しながらマッサージをしていきます。
上述した圧迫マッサージで柔らかくなった「前腕伸筋群」を、ゆっくりと伸ばしてさらにほぐしていくマッサージです。
STEP ❶
手のひらを上に向けて肘を伸ばし、指先を身体側へ引っ張るようにして、30秒間手首を伸ばしましょう。
STEP ❷
ばね指の症状がある人は、さらに30秒間、指を一本ずつ伸ばしてみると効果的です。
手首や指を曲げて、「前腕屈筋群」を伸ばしていくストレッチです。
STEP ❶
手の甲を上にして肘を伸ばし、手首を曲げます。
STEP ❷
指先を掴んで身体側に引き寄せ、30秒間伸ばしましょう。
筋肉の両端は「腱(けん)」という組織でできているのですが、滑りを良くして動かしやすくするために、腱は「腱鞘(けんしょう)」というトンネルのような組織に包まれています。
炎症によって腱が腫れると、上の画像のように、腱が腱鞘に引っかかって曲げ伸ばしがしづらくなります。
これが、腱鞘炎やばね指の仕組みです。
以下からは腱鞘炎やばね指になりやすい生活習慣や原因ということで、
これらの項目についてご紹介していきます。
料理で包丁を扱ったり、赤ちゃんをお世話するときの動作は、手首の腱鞘炎の原因になりがちです。
とくに産後の女性は赤ちゃんを抱きかかえたり、首のすわってない乳児の頭を支えながら沐浴・授乳などをするので、手首に大きな負担がかかります。
デスクワークで長時間タイピングをしたり、片手の親指ばかり使ってスマホ操作をすると、指や手首に負担がかかります。
PC操作をすることが多い人はマウスやキーボードの手前にリストレストを置いたり、片手でスマホ操作をすることが多い人は両手で操作する癖をつけるなど、手首や指に負荷がかからないような工夫をしましょう。
テニスやゴルフ、野球など、グリップやボールを握るスポーツ動作は手首に負荷がかかります。
練習中はこまめに休息を取り、手首や腕に痛みがあるときは練習そのものを休むなどの工夫をしましょう。
正しいフォームを身につけることも大切です。
妊娠や出産期、更年期の女性は、ホルモンの変化がきっかけで腱鞘炎やばね指を発症してしまうことがあります。
「エストロゲン」という月経を促すホルモンの分泌量が低下すると、腱を包む「滑膜(かつまく)」という組織が腫れてしまいます。
その結果、滑膜と腱鞘が擦れて炎症を起こしてしまい、腱鞘炎やばね指につながってしまうのです。
手首や指は日常的によく動かす部分なので、腱鞘炎は悪化しやすく治りづらいと言われています。
ですが、以下の4つの項目をしっかりと守ることで、早期に炎症を抑え痛みを回復させることができるようになります。
ここからは腱鞘炎を治すために大切なこととして、
これら4つのポイントを解説していきます。
ばね指を治すための対処法についても解説していますので、あわせてご確認ください。
痛みが出始めてから3日間は、患部の炎症が強くなってくる期間です。
炎症を鎮め、症状を悪化させないために、痛みが出てから3日間程度は患部をアイシングで冷やしましょう。
痛みがあるうちはなるべく手や指を使う時間を減らして、負担を取り除くことが大切です。
1時間に一度は作業をする手を止めて、指や手首を休ませましょう。
症状が出始めてから3日以上経ったら、こまめにストレッチやマッサージをして筋肉のこわばりを解消することが大切です。
すきま時間を見つけて、ご紹介してきたセルフケアに取り組んでみましょう。
痛みが出ているときにどうしても家事や仕事が休めないときは、テーピングやサポーターを活用して、痛みが出る方向に手首が動かないよう固定しておくのもおすすめです。
腱鞘炎やばね指の痛みがなかなか治らずお悩みの方は、ぜひぷらす鍼灸整骨院までお越しください!
当院では患者様一人ひとりの症状を見極め、電気治療や鍼治療、筋肉のこわばりを解消するマッサージなど多くの施術の中から、最適なものを提供させていただきます。
ご希望の方には腱鞘炎やばね指の症状を緩和するテーピングの巻き方をお教えすることも可能です。
手首や指の痛みでお困りの方は、ぷらす鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください。
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このコラムでは腱鞘炎やばね指の解消に効果的なセルフケアや、症状が出てしまう原因と生活習慣、早期回復のために守っていただきたいポイントなどについて解説をしてきました。
こまめに休憩を取り手首や指への負担を減らしつつ、症状を改善していきましょう!
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