columnお悩み解決コラム
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公開日:2019.9.13 / 最終更新日:2020.1.20
スポーツをしているとき、多くの人が一度は経験する突き指。しかし、身近な怪我であるため適切な処置を行わずに放置してしまうことが多いようです。
場合によっては、突き指を「何度も繰り返す」あるいは、「指が変形する」といったケースもあります。
ここでは「突き指の悪化を防ぐために行うべき処置」や「早く治すために整骨院で処置を受けることは有効であるか」などについて解説します。
手の指に対してだけ使われると思われがちですが、足の指でも突き指は起こります。
わずかなはずみで起きてしまうため、起こりやすい怪我のひとつです。
しかし「よくあること」だからといって放置してはいけません。正しい処置をしないことで、大きな怪我に繋がる可能性があります。
ここでは、突き指をしてしまったときの処置についてお伝えします。
本来「突き指」とは正式な医療用語ではなく「固いものなどにぶつかって、指を傷めてしまう、指外傷の総称」をいいます。
そのため、突き指といっても、打撲や捻挫など程度の軽いものから、脱臼や骨折といった重症のものまで幅広い症状があり、一般人が症状の重さを判断することは困難です。
突き指をしたときは、応急処置を行うことが大切。
基本的にアイシングには「氷を入れたビニール袋」を使います。「アイスパック」も使えますが、アイスパックは冷やされ過ぎることがあるので、凍傷防止に薄いタオルなども併用しましょう。
アイシングを行うと、痛かった患部の感覚が段階的に変化していきます。感覚がなくなったら、一旦アイシングを終了させます。
おおよそ20分くらいが目安です。約40分程で感覚が回復して痛みが戻ってきます。これを60分周期で繰り返すのを48時間程度続けるのがアイシングの基本です。
アイシングを行う理由としては、突き指が原因で指間接の腱や靭帯が損傷を受けていることが多く、放っておくと炎症や内出血が広がる可能性があるから。
突き指すると指の血管が収縮し、過剰な出血や炎症の広がりによって患部周辺の正常な細胞が破壊されます。アイシングを行うことで、このような細胞の破壊を防いでいるのです。
患部を冷やした後は、テーピングや添え木によって指が動かないように固定し、安静を保ちましょう。
このとき、炎症や内出血を抑えるため、固定した指は心臓より高い位置に上げてください。
必ず安静を保ち、指を動かさないように安定させましょう。
突き指はスポーツ外傷ともいわれるように、球技やボクシングなどの指を痛めやすいスポーツで多発する怪我です。指がボールや相手の体などの固いものに当たり、本来の可動域を外れるため痛みが生じます。
「バスケットボールでは1番目に多い」怪我で、「バレーボールでは6番目に多い」怪我といわれています。
先述したとおり、突き指の症状は軽傷のものから重症のものまであるため、素人目には重症度の判断が容易ではありません。
とくに指間接の腫れや内出血などが認められる突き指の場合、骨折などの可能性も十分にあり得ます。
「よくある怪我」と思って放置してしまうと、損傷した指が曲がったまま修復されて、元に戻らなくなる可能性があるため油断は禁物です。
突き指の症状が軽く骨に目立った損傷がない場合、医療機関では期待通りの十分な処置をしてもらえない可能性があります。骨に目立った外傷はなくても、指の痛みや違和感が尾を引くこともしばしば。
そのような場合に、頼りになるのが整骨院です。ここでは、整骨院での施術や気になる費用について説明します。
整骨院は医療機関ではないため、薬の処方や外科的手術などの医療行為は行えません。そのため整骨院では、痛みを取り除く処置や、人間の体に本来備わっている回復力を補助する処置などが中心になります。
施術の基本は応急処置同様、患部を冷やし、テーピングやギプスで指を固定することです。これは、患部を動かすことによる痛みや炎症を軽減するのが目的。患部を固定し安静にすることで早期回復も促されます。
一般の方などが行う応急処置とはもちろん異なり、高い技術を持ったプロによる適切な応急処置ですので精度が高く、回復効果もより期待できる施術となっています。
もし突き指が骨折など重症の可能性があれば、レントゲン撮影により骨の状態を見ることが必要になります。その場合は、医療機関を紹介してもらうことができるでしょう。
症状が落ち着いてきたら、回復の段階に合わせて、電気治療やマッサージなどを行い、腱や指の筋肉にアプローチして自然治癒力を引き出す施術を行うこともあります。
また、突き指をした手を長い期間使っていないと、ふとしたことがきっかけでまた指を痛めてしまうことも。そのため整骨院では、突き指後のリハビリも重視します。
ぷらす鍼灸整骨院ではスポーツ障害に対する施術も行っているため、突き指の施術経験も豊富です。突き指の痛みやリハビリに不安がある方は、ぷらす鍼灸整骨院へお越しください。
突き指の施術費用は施術を行う箇所や内容、保険の負担割合によって異なります。
ねんざや打撲、脱臼と骨折の応急手当の場合、保険適用の範囲になるので、原因や負傷した日時は正しく伝えましょう。
突き指の施術では、軽傷、重症、どちらの場合もほとんどのケースで大きな費用はかかりません。
また、ぷらす鍼灸整骨院では、必ず施術の前に料金の説明を行い、患者様に納得していただいてから施術を行います。
施術内容や費用、保険のことなど、不明点がある場合はなんでもお気軽にお尋ねくださいね。
突き指は再発を防止することが大切です。以下では、突き指を繰り返さないケアの方法を紹介します。
突き指は何度も再発しやすい怪我といわれています。突き指を繰り返す原因は多くの場合、次のふたつのパターンがあります。
ひとつ目が、突き指が完全に治っていないのにスポーツを再開し、同じ箇所を再び痛めてしまう場合です。
突き指は指関節の靭帯が負傷することで生じます。症状が軽症であれば、1~2週間程度で指の痛みや腫れは回復します。しかし、靭帯の回復にはそれ以上に時間がかかるため「突き指が治った」と思って油断していたところ、同じ指を再び負傷してしまうのです。
ふたつ目が、何度も突き指を繰り返すうちに、靭帯が変形してしまうパターン。
指の靭帯が短期間に何度も負傷すると、元に戻らなくなってしまいます。すると、間接そのものが変形し、突き指しやすい指になってしまうのです。
「突き指は癖になりやすい」といわれる理由はここにあります。突き指しやすい悪い癖を治すには、一度突き指をした後に靭帯が元通りになるまで安静を保つことが大切です。
安静の期間は、靭帯の損傷具合にもよりますが、一般的に1カ月程度は必要とされています。そのため、患部の痛みや腫れが引いても「治った」と油断せず、テーピングやサポーターで再発を防ぐ処置を行いましょう。
とくに、スポーツをしている場合は指に衝撃を受けやすいため、なるべく負担のかからない範囲で運動を行ってください。
指のテーピングは、次のように行います。
とはいえ突き指の場合、多くのケースが自分の指を動かせない状況ですし、効果的なテーピングができるかどうかも不安ですよね。
そのような場合は自分自身で無理に処置をせず、整骨院で適切に対処してもらいましょう。
突き指は最も身近な怪我であるため、多くの人が「たいしたことはない」と軽視しがちです。しかし、突き指の症状は打撲や捻挫など軽症のものから、脱臼や骨折など重症なものまでさまざま。
病院では軽度の突き指は丁寧に処置してもらえないこともあります。その場合は、整骨院を利用しましょう。
整骨院なら、自然治癒力を高める処置やリハビリを行ってもらえるため、再発防止や早期の回復を期待することができます。
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