columnお悩み解決コラム
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公開日:2019.12.16 / 最終更新日:2019.12.16
「なんとなく膝が重い」と感じたり、「長時間歩くと膝が痛む」という症状。
心当たりのある方、結構多いのではないでしょうか?
膝の痛みは年齢問わず、さまざまな要因によって引き起こされます。
しかし膝に違和感や痛みを抱えるほとんどの方が、原因をよく知らないまま放置してしまいがちなのも事実です。
膝の痛みが症状として表れる疾患にはさまざまな種類がありますが、今回はその中でも特に代表的なものや、整骨院でも施術ができるものを中心にご紹介していきます。
膝の痛みが表れる疾患の中で最も多いのが、変形性膝関節症です。
特に40~50代以降の方に多くみられ、初めは「膝がこわばる」などの違和感から、徐々に腫れや痛みが増していきます。
気にせず放置していたら予想以上に膝内部の変形が進んでいたということも少なくないので、膝に違和感があれば、できるだけ早く専門家に相談してみることをオススメします。
膝の半月板とは太ももの骨「大腿骨(だいたいこつ)」と、スネの骨「脛骨(けいこつ)」の間にある軟骨のことで、クッションの役割をしています。
この「半月板」や、膝の安定性を保つために欠かせない「靭帯」が傷つくと、程度によっては歩くのも困難になるほどの痛みが膝に表れます。
スポーツ障害とは関節や筋肉に負担のかかる動作を長時間繰り返すことで生じる痛みのことで、膝のスポーツ障害としては以下の4つが挙げられます。
スポーツ障害を予防するためには、運動前後の念入りなストレッチや運動後のアイシングなどが重要となります。
交通事故や転倒、スポーツなどにより膝へ強い衝撃が加わると、膝を構成する骨・関節・筋肉・靭帯が損傷し、「骨折」「脱臼」「捻挫」「打撲」といった症状が引き起こされます。
状態によってはかなり強い痛みや腫れが表れ、手術が適用されることも少なくありません。
ここからは膝に痛みが表れやすい理由、痛みの原因について解説していきます。
私たちの身体の中で最も複雑な構造をしているのが、膝の関節です。
膝の内部には大腿骨と脛骨をつなぎ合わせるために必要な「十字靭帯」があります。
大腿骨と脛骨の間でクッションの役割をしているのが「半月板」です。
さらに、これらの骨・靭帯・半月板にフタをするよう覆いかぶさっているのが膝のお皿の骨。正式には「膝蓋骨(しつがいこつ)」と呼びます。
膝が左右にぶれないように支えているのが、関節の内・外側に存在する「側副靭帯」。
膝の曲げ伸ばし動作を担っているのが、太ももやふくらはぎから伸びる「複数の筋肉」。
多くの方が膝の痛みを感じ始めるのは、運動をする機会が減る一方で家事や仕事の負担が増していく、40歳以降です。
膝を構成する骨や筋肉などは、年を重ねるにつれて徐々に弱くなってきます。
つまり加齢による膝の痛みは、切っても切り離せない要因の1つなのです。
成長期のお子さまが訴える膝の痛みの中に「成長痛」というものがあります。
この痛みは急激な骨の成長によって引っ張られた筋肉が、軽い炎症を起こすために生じるものです。
膝の痛みが最も多く、かかとやスネ、腰などにも症状が表れる場合があります。
複雑な動作が必要とされるスポーツでは、当然膝にも大きな負担がかかります。
膝の負担をやわらげるには運動前後のストレッチやアイシングが欠かせません。
しかし、これらの準備をおこたって無理に運動を続けてしまうと、膝が負担に耐えきれなくなり痛みを引き起こしてしまうのです。
「膝に水がたまる」という話を聞いたことはあるでしょうか。
膝の関節は「関節包」という膜で覆われていて、その中は軟骨組織などに酸素や栄養を届けるための「関節液」で満たされています。
関節液は関節内に炎症が起こると量が増えるため、膝関節の腫れの原因となります。
また、膝の痛みと共に腫れの症状が表れる疾患として「関節リウマチ」「変形性膝関節症」「半月板損傷」などが挙げられます。
中でも関節リウマチは免疫異常により関節液の量が増えてしまう疾患で、どの年齢の方でも発症する可能性があります。
膝の痛みの治し方としては「運動療法」と「手術」の2種類が挙げられますが、今回はご自身でも簡単にでき、膝の痛みの予防にもなる「運動療法」をメインとした対策法をご紹介します。
痛みが強い場合は安静にして、症状がある程度落ち着いたら運動を開始しましょう。
膝の痛みの予防・対策をするためには、太ももの筋肉を鍛えて膝の負担を減らすことが大切です。
まずは運動が苦手な方でも気軽に取り組めるウォーキングを始めてみてはいかがでしょうか?
平地や水中での軽いウォーキングは、膝に負担をかけずにしっかりと筋肉を鍛えることができます。
太もも前面の筋肉「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」と、後面の筋肉「ハムストリングス」を同時に効率良く鍛えるトレーニング方法が、足上げ体操です。
同じ動作を左右で10回ずつ行ないましょう。
膝に負担がかからないよう、ゆっくりと足を動かすのがポイントです。
太ももを鍛えるのと同時に膝の関節を柔軟にすることで、より効果的に膝の痛みを予防することができます。
硬くなりやすい膝うらを伸ばすストレッチを1つご紹介するので、時間を見つけて取り組んでみましょう。
同じ動作を左右5回ずつ繰り返します。
膝を痛めないよう、ゆっくりと身体を動かしましょう。
膝の負担を減らすためには、体重が増えないよう管理することも大切です。
靴底がすり減っていたりサイズの合わない靴を履き続けることも、膝に負担をかけてしまいます。足の形にフィットした、適切な靴を選びましょう。
また、O脚やX脚、猫背などの不良姿勢は、膝を含めた全身の骨格を歪めてしまう原因にもなります。
毎日5000歩程度を目標に、正しい姿勢での適度な運動を心がけましょう。
運動をすると膝の痛みが強くなったり、運動での改善が難しそうな場合は、身体の専門家である整骨院を頼ってみるのもオススメです。
姿勢の改善を目的とした施術も受けられるので、膝の痛みやその他身体の悩みなどがあればぜひ相談してくださいね。
さまざまな動きの支点になっている膝は、負担がかかりやすく、痛みも出やすい部位です。
しかし、安静にする期間が長引くと、膝の動きはどんどん鈍くなってきてしまいます。
整骨院ではいつでも膝の痛みについて相談できるので、気になることがあれば身体の専門家を頼りつつ、しっかりと改善していきましょう!
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