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トリガーポイントとは?頑固な痛みやコリには筋膜リリースがおすすめ

トリガーポイント

公開日:2019.11.14 / 最終更新日:2021.2.17

トリガーポイント

「頭痛を訴えて病院に行っても異常なしと言われた」「慢性的な肩コリに悩まされているが、どこに行っても治らない」…そんな悩みをお持ちの方はたくさんいらっしゃると思います。

もしかしたら、その痛みやコリはトリガーポイントから来ているかもしれません。今回はトリガーポイントについて徹底解説します。

トリガーポイントとは?

引き金のイメージ

それでは最初に、トリガーポイントとは何なのかについて見ていきたいと思います。もしかしたら皆さんにも、思い当たる節があるかもしれませんよ。

痛みの引き金となるポイント

トリガーポイントとはその名のとおり、痛みの引き金(トリガー)となる点(ポイント)のことです。例えば頭痛があるときに病院で検査をすると、ほとんどのケースで「異常なし」と診断されます。

では、頭痛の原因がどこにあるのかというと、多くは首に見られます。つまり、首の筋緊張が頭痛の「引き金」になっているというわけです。

関連痛を引き起こすポイント

トリガーポイントは、関連痛を引き起こすポイントともされています。例えば腰痛持ちの人が、ふくらはぎの痛みを同時に訴えたとしましょう。

その際、腰痛が出ている神経と同じラインに痛みが出ているのなら理解できるのですが、腰痛とは関係ないラインに痛みが見受けられることがあります。このような痛みのことを関連痛と呼んでいるのです。

ふくらはぎに関連痛が見られる場合、ふくらはぎの治療をおこなっても痛みの改善が見られないのですが、痛みのもととなる腰痛を改善すると、ふくらはぎの痛みも自然に消失します。

このケースのように、腰痛を改善するとふくらはぎの痛みも消失するような場合、腰痛が起こっている場所の筋緊張が、ふくらはぎの痛みの「トリガー」となっているわけです。

ジャンプサインの見られるポイント

ジャンプサインとは、筋肉が固くなっている場所を圧迫した際に、飛び上がるほどの痛みが出るポイントのことを言います。一番わかりやすいのは筋肉痛ではないでしょうか。

激しい運動をすると翌日や翌々日に筋肉痛が現れますが、筋肉痛が出ている場所を押すと痛いですよね。あれもトリガーポイントの一種というわけです。

トリガーポイントの歴史

痛みを改善するのにトリガーポイントが用いられるようになったのは、20世紀も後半になってからのことですが、実は人類最古のミイラには、ツボ治療をした痕が残っているそうです。
また、日本人にもおなじみの鍼治療も、一種のトリガーポイントだと考えられています。その証拠に、トリガーポイントとツボの位置は8割方一致しているということです。

トリガーポイントが学問的に認識されたのは1988年のことで、アメリカ人医師であるデイヴィッド・シモンズによって「筋膜性疼痛症候群」の概念が提唱されたのがトリガーポイントの始まりだとされています。

トリガーポイントが生じる原因

デスクワーク

慢性的な痛みを改善する希望の光になる可能性があるトリガーポイントですが、そもそもなぜトリガーポイントが生じるのでしょう。

長時間の同一姿勢

トリガーポイントが生じる原因としてもっともポピュラーなのが、長時間にわたって同じ姿勢を維持することです。特にデスクワークの方に多く見られる現象です。

同じ姿勢を長時間持続していると、身体を支えるための筋肉が緊張して固くなります。それが血管を圧迫して筋疎血(きんそけつ)を生じさせ、その結果、痛み物質が産み出されるのです。

筋肉のオーバーユース

筋肉のオーバーユースもトリガーポイントの原因となります。オーバーユースなどというと難しく捉えがちですが、先ほど触れた筋肉痛もオーバーユースの一種です。

そもそも筋肉が固くなる原因は2つしかありません。それは、筋肉を使い過ぎることと、筋肉を使わないでいることです。運動のやり過ぎも運動不足も良くないということですね。

不良姿勢

トリガーポイントが生じる原因としては、不良姿勢もあげられます。デスクワークなどが原因で猫背気味になると、背骨のS字ラインがまっすぐに近くなり、背骨のクッション機能が低下します。

また、不良姿勢にともなって骨盤が傾くと、反り腰やO脚のリスクが高くなります。その結果、身体の各部にかかる負担が増し、トリガーポイントが生じやすくなるのです。

トリガーポイントのほぐし方

整骨院でのトリガーポイントほぐし

トリガーポイントが痛みや関連痛の原因ということは分かりましたが、トリガーポイントができてしまった場合、どうやってほぐせばいいのでしょうか。

治療院でトリガーポイント注射をしてもらう

整形外科やペインクリニックなどでは、トリガーポイントが生じている場所に局所麻酔剤を注射し、痛みを感じなくさせるという治療がおこなわれています。

整骨院や整体院でほぐしてもらう

整骨院や整体院では、トリガーポイントを直接手技で押圧し、緩めるという手法が採られます。特に整骨院に勤務する柔道整復師は筋肉に関するプロフェッショナルなので、効果的に固くなった筋肉を緩める術に長けています。

鍼灸院の施術を受ける

トリガーポイントを緩めるには、鍼灸院の施術を受けるのも効果的です。特に鍼の施術をおこなう場合、徒手で施術をおこなう時と比べ、より深い場所の筋肉にアプローチすることが可能です。

ぷらす鍼灸整骨院には、国家資格である柔道整復師と鍼灸師の両方が在籍しているので、患者様1人1人に合った施術を提供できる強みがあります。

体の不調にお困りの方はお近くのぷらす鍼灸整骨院までお気軽にご相談くださいね。

トリガーポイントと筋膜との関係

最近、筋膜リリースとか筋膜はがしなどという言葉をよく聞きますが、トリガーポイントと筋膜は何か関係があるのでしょうか。

筋膜って何?

筋膜の構造

トリガーポイントと筋膜との関係について述べる前に、そもそも筋膜とは何なのかについて知っておきましょう。

筋膜はその文字から、筋肉を覆う膜というイメージを抱きがちですが、実際には、筋膜は筋肉だけでなく、腱、靭帯、内臓、骨など、靭帯の多くの器官を覆っています。

料理をする方であれば、鳥の胸肉をイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか。むね肉を切るときに、包丁で切りにくい膜のような部分があると思います。その膜が筋膜というわけです。

トリガーポイントと筋膜の関係

トリガーポイントと筋膜は厳密に分ければ別物なのですが、実際の施術現場においては、両者をハッキリと区別する意味があまりありません。

なぜかというと、筋膜が固くなることによって、関連痛が生じるからです。例えば坐骨神経痛などは、ほとんどが神経由来ではなく、筋膜に原因を求められます。

筋膜リリースとは?

筋膜リリースは簡単に言うと、固くなってしまった筋膜を緩めることです。筋膜はその他の場所と有機的に結合しているため、筋膜リリースによって様々な効果が期待できるのです。

例えば、半そでシャツの袖を引っ張ると、肩の部分も引っ張られますよね。その場合、もしかしたら腕の筋膜の緊張が、肩や首のコリを引き起こしているのかもしれません。

このように、筋膜リリースでは痛みやコリが現れているポイントではなく、その痛みやコリの原因だと疑われる場所の筋膜を緩め、根本から症状の改善を図っているのです。

トリガーポイント注射と筋膜リリースはどちらが効果的?

注射

トリガーポイントを緩める方法として、トリガーポイント注射と筋膜リリースを紹介しましたが、果たしてどちらが効果的なのでしょうか。

トリガーポイントには2つの意味がある

トリガーポイント注射と筋膜リリースのどちらが効果的なのかを紹介する前に、トリガーポイントには大きく分けて2つの意味があることを知っておいてください。

1つは、「トリガーポイント=痛み」であるということ、もう1つが、トリガーポイントは痛みを「誘発するポイントである」ということです。そのため、求める効果によって治療法や施術法も異なってくるのです。

根本から改善するなら筋膜リリースがおすすめ

肩コリがあるときにはマッサージを受けるのも効果的ですが、肩コリの原因はほとんどの場合、肩にはありません。肩コリの大部分は首からもたらされますし、もしかしたら臀部の筋膜が固くなっていることが原因かもしれません。

ぷらす鍼灸整骨院では、痛みが出ている場所を「結果」と捉え、痛みの原因となっている筋膜を特定します。その結果、痛みを根本から改善することが期待できるのです。

痛みが激しいときにはトリガーポイント注射も検討

整形外科やペインクリニックでは、トリガーポイント=痛みと捉え、局所麻酔剤で痛みを「感じなくさせる」治療をおこなっています。

ただ、痛みの原因を解消しない限り、また同じ場所に痛みが出る結果となります。とはいうものの、我慢できないほどの激しい痛みがある場合には、局所麻酔剤の注射もアリではないでしょうか。

まとめ

整骨院の先生と患者様

ぷらす鍼灸整骨院には肩コリや頭痛、腰痛を訴えて多くの患者様が来られます。そのような方をよく見てみると、痛みが出ている場所とは関係ない場所に、筋膜の緊張が見受けられるケースがほとんどです。

「どこに行っても治らない」「どんな治療をしても改善しない」場合、もしかしたらトリガーポイントを見落としているのかもしれません。

長年同じ症状に悩まされているような方は、ぜひ一度、当院の筋膜リリースをお試しください。症状を根本から改善して、快適な日常を取り戻しましょう。

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