columnお悩み解決コラム
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公開日:2019.12.10 / 最終更新日:2019.12.10
「インナーマッスルは運動時のパフォーマンス向上に重要」「インナーマッスルを鍛えると痩せられる」など、いろいろなことが言われています。
では、そもそもインナーマッスルとはどこの筋肉を意味するのでしょう。インナーマッスルを鍛えるのに効果的とされるEMSについても、専門的な見地から解説します。
それでは早速ですが、そもそもインナーマッスルとはどこの筋肉を意味するのかについて解説したいと思います。
ただ、具体的にどことどこの筋肉のことを指すのかについては、諸説入り乱れておりいまだに定説がありません。
記事によってはインナーマッスルを広義のインナーマッスルと狭義のインナーマッスルの2タイプに分けていたり、またある記事によってはその両者を混同していたりしているように思われます。
広義のインナーマッスルとは、文字通り身体の深い部分にある筋肉のことで、分かりやすく言うと触診が困難な筋肉のことです。
例えば、力こぶの筋肉(上腕二頭筋:じょうわんにとうきん)は容易に触れることが可能ですよね。そのため、上腕二頭筋はインナーマッスルに対して、アウターマッスルと言われます。
一方、身体を支える筋肉の1つである腸腰筋(ちょうようきん:おなか側で腰と股関節を結んでいる筋肉)は触診するのが難しいため、広義のインナーマッスルと分類されているようです。
狭義のインナーマッスルは、背骨沿いなどに付着している小さな筋肉のことを指します。後で紹介する棘筋(きょくきん)や多裂筋(たれつきん)などが狭義のインナーマッスルにあたります。
狭義のインナーマッスルは、身体を動かすことに用いられるというよりは、身体のバランスを安定させることに用いられるケースがほとんどです。
先ほど、狭義の筋肉には身体のバランスを安定させる働きがあると説明しましたが、身体のバランスを安定させるというと、体幹をイメージされる方もいらっしゃると思います。
実は、専門的に見た場合、インナーマッスルと体幹とは全くの別物です。体幹は簡単に言うと、全身から手と足を除いた場所を意味します。
インナーマッスルは先にも述べた通り、身体の深部にある筋肉のことです。つまり、体幹にも手足にもインナーマッスルが存在するというわけなのです。
インナーマッスルに関して、不随意筋(ふずいいきん:自分の意志では動かせない筋肉のこと)であるような記述を見かけることがあります。
不随意筋の代表が心筋(しんきん:心臓を拍動させる筋肉のこと)です。心臓を自分の意志で動かしている人はいないはずですが、そのような筋肉のことを不随意筋と呼んでいます。
一方、随意筋は自分の意志によって動かせる筋肉のことを意味します。およそ骨格筋は脳からの指令によって動かされるものなので、インナーマッスルも当然のことながら、随意筋に分類されて然るべきでしょう。
先ほど、インナーマッスルと体幹は別物であり、体幹にも手足インナーマッスルが存在すると解説しました。
体幹とは身体から手と足を除いた部分です。体幹のインナーマッスルとしては、腹横筋(ふくおうきん:腹筋の中でも深層の筋肉)や先に紹介した多裂筋、そして横隔膜や骨盤底筋群などがあげられています。
肩関節のインナーマッスルとしては、肩甲下筋(けんこうかきん)や小円筋(しょうえんきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)があげられています。
これら4つの筋肉はやがて腱に移行し、肩甲骨に付着しており、その見た目が板状であるため、回旋筋腱板(かいせんきんけんばん、ローテーターカフとも)と呼ばれています。
骨盤周囲のインナーマッスルとしては、上双子筋(じょうそうしきん)、下双子筋(かそうしきん)、梨状筋(りじょうきん)、先に紹介した腸腰筋などがあげられています。
インターネットの筋トレ系のサイトや、ダイエット系のサイトを見ていると、インナーマッスルに関していろいろなことが言われており、「何が正しいのか分からない」方もいらっしゃることでしょう。そこで、「インナーマッスルに関するウソ?ホント?」を紹介したいと思います。
インナーマッスルに関してよく言われることの1つが、インナーマッスルを鍛えると痩せられるというものです。これに関しては、インナーマッスルが何を指すのかでホントともウソともいえます。
インナーマッスルを鍛えると新陳代謝を高めることが可能となるため、長い目で見ると痩せやすい体質になることは間違いありません。
とはいうものの、(狭義の)インナーマッスルは小さい筋肉なので、ダイエット目的ならアウターマッスルを鍛えた方が効率的です。
ただし、インナーマッスルを広義の意味でとらえるのであれば、インナーマッスルを鍛えることで痩せるのは十分に可能だと言えます。
インナーマッスルを鍛えると、運動時のパフォーマンスが向上すると言われています。サッカー日本代表の選手にも、インナーマッスルを鍛えることの重要性をその書物で訴えている方もいます。
特に、インナーマッスルを広義の意味でとらえた場合、その重要性は明らかでしょう。なぜなら、広義のインナーマッスルには、体幹のバランスを安定させる役割があるからです。
ほとんど全てのスポーツにおいて体幹のバランスはパフォーマンスに影響しますので、この説はホントです。
筋肉には関節を動かすだけでなく、体温を発したり、血液を心臓に送り返す働きをサポーターしたりする役目があります。インナーマッスルも筋肉である以上、鍛えることによって血行が良くなるのは間違いありませんのでこの説もホントです。
血行がよくなると冷え性解消やコリの解消にもつながります。
ここまでインナーマッスルがどのような筋肉であり、鍛えることによってどんな効果が期待できるのかを紹介しました。では、インナーマッスルが衰えた場合、どんな弊害が考えられるのでしょう。
インナーマッスルは、身体を動かすというよりは、支える側の筋肉であるため、衰えることによって、姿勢が悪くなる可能性があります。
肩周囲のインナーマッスルや骨盤周囲のインナーマッスルは、肩関節や股関節の動作に大きくかかわっています。そのため、それらのインナーマッスルが衰えることで、四十肩や五十肩、腰痛を発症するリスクが高くなります。
体幹には骨盤的筋群という筋肉群があり、尿道や肛門を閉める働きがあります。そのため、骨盤低筋群が衰えると、尿漏れや排便障害を起こる可能性があります。出産後の女性に尿漏れが多く見られるのも、出産にともなって骨盤底筋群が緩んでしまうからです。
ぷらす鍼灸整骨院では、様々な治療器を用いて疼痛の緩和や運動機能向上に取り組んでいますが、EMSもその1つです。では、EMSとはどんな治療器なのでしょう。
筋トレは、人為的に筋繊維を傷つけ、それが回復するときの「超回復」を利用し、筋肥大を起こすことが目的となっています。
EMSの電気刺激にも筋繊維を傷つける効果があるため、EMSによって筋肥大を起こすことは可能です。
EMSに筋繊維を傷つける効果があるということは、筋トレと同じ効果があるということです。そのため、シェイプアップ効果やダイエット効果も期待できると言えます。
EMSは運動が苦手な方や運動をなかなか習慣にできないという方、また体力に自身のない高齢者の方でも無理なく筋肉に負荷を与えられるのでおすすめです。
また、スポーツをしている人が骨折や肉離れなどで動けない場合、筋肉をなるべく落とさないためにEMSを利用されている方も多いです。
ちょっと試してみたいという方は「初回のみお試し価格でEMS施術をうけていただけるプラン」も各院でご用意しております。
ぷらす鍼灸整骨院には筋肉に関するプロである柔道整復師が多数在籍しており、運動経験を持つ者も少なくありません。「インナーマッスルのことを知りたい」「インナーマッスルを鍛えたい」という方はぜひ、ぷらす鍼灸整骨院までご一報ください!
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