columnお悩み解決コラム
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公開日:2020.11.27 / 最終更新日:2020.11.24
運動や日常の生活によって、肘に痛みが出ることは珍しくありません。ところが、病因や整形外科を受診すると「なるべく肘を使わないように」と言われるケースが多々あります。
ただ、仕事や家事を休むわけにはいかないので、困ってしまう方もいらっしゃることでしょう。そこで、肘の痛みの治し方について考察したいと思います。
それでははじめに、なぜ肘の痛みが起こるのかその理由についてみていきたいと思います。肘関節は基本的に曲げ伸ばししかできないため、次のようなシチュエーションで炒めるケースが多いようです。
肘に痛みが起こるもっとも単純な原因が外傷です。外傷とはわかりやすく言うとケガのことで、肘関節を硬いものにぶつけたり、無理な方向にひねったりすることで、肘関節に痛みが生じます。
スポーツ障害も、肘に痛みを起こす原因の1つです。
例えば、野球をしていてボールがぶつかってケガをしたり、柔道の受け身を取り損ねて肘関節を骨折したりするような事例は、スポーツ障害ではなく、スポーツ外傷に分類されます。
スポーツ障害の場合、いきなり肘関節をケガするのではなく、毎日ボールを投げたり、ラケットを振ったりすることで、徐々に肘関節に疲労が蓄積し、結果として肘の痛みを発症するのが特徴です。
特定のスポーツによくみられることからスポーツ障害という名前が付けられていますが、日常生活においても、雑巾を絞ったり、掃除をしたりするなどして肘に負荷がかかると、スポーツ障害と同様に、肘関節に痛みを生じることがあります。
肘の痛みの原因としてスポーツ障害の存在があげられていましたが、スポーツの中でも特に、テニスや野球、ゴルフをしていると肘を痛めやすい傾向があります。そこで、それぞれについて詳しくみていきましょう。
スポーツ障害の中でも、特に多いのがいわゆるテニス肘です。
肘の外側にポコッと出っ張った骨があると思いますが、そこが上腕骨の外側上顆に当たります。テニスのバックハンドの動作を繰り返すことで、外側上顆につながる筋肉が硬くなり、その牽引力によって、肘の外側に痛みを生じるのが特徴です。
野球肘やゴルフ肘は、テニス肘とは反対に肘の内側に痛みが出るのが特徴です。医学的には上腕骨内側上顆炎と言い、野球の投球動作や、ゴルフのスイング動作によって内側上顆に付着する筋肉が硬くなり、祖の牽引力によって肘の内側に痛みを生じます。
外傷やスポーツ障害、日々反復する動作によって肘の痛みのリスクを増すということでしたが、では、なぜ肘に痛みが出るのでしょう。その原因について詳しくみていきたいと思います。
肘に痛みが出る原因の多くがオーバーユース(使い過ぎ)です。繰り返し同じ場所にばかり負荷がかかることで、徐々に筋肉や腱、靱帯といった部分を損傷し、肘の痛みを発症することとなります。
特にテニス肘や野球肘、ゴルフ肘など、反復・継続する動作にともなって起こるケースが多いほか、仕事や日常生活でも同じ動作を繰り返すと、肘に痛みを生じる結果となりかねません。
間違った身体の使い方も、肘に痛みを生じるリスクを増します。誤ったフォームでラケットやクラブのスイングを繰り返したり、肘に過度の負担をかけるような投球動作をおこなっていたりすると、肘の痛みを生じる結果となります。
肘が痛いとすぐに骨や軟骨に異常があると考えがちですが、実は、肘の痛みの多くは、筋肉や筋膜の緊張によってもたらされます。
特に、肘と手首や指を結ぶ筋肉や筋膜が硬くなると、その牽引力によって肘の痛みや手首の痛みが生じやすくなります。
ここまで肘に痛みを生じる疾患や、肘の痛みの原因についてみてきましたが、実際に肘の痛みが出ている場合、どのような治し方が正しいのでしょうか。
ズキンズキンと脈打つように痛みがみられる急性期の肘の痛みに対しては、一時的にアイシングを施し、炎症の拡大を抑えるのが基本です。
何らかの動作によって明確に肘を痛めたような場合、速やかにアイシングや圧迫固定をおこなった後、医療機関や整骨院などで処置を受けるよう心がけましょう。
慢性的な肘の痛みに関しては、基本的に温めるのが正解です。ただし、スポーツの後に肘関節が熱を持っているようであれば、10分ほどアイシングするとよいでしょう。
ただし、肘に限らず身体を冷やしすぎてよいことは何もありません。アイシングによって炎症の拡大を抑えたら、クールダウンのストレッチをして、お風呂などで温めて休みましょう。
肘関節に限らず、いったん痛みが出てしまうと、治るまでに時間がかかってしまうものです。そのため、普段から肘の痛みを予防することが重要です。
肘の痛みは大きく分けて、肘の内側に現れるものと、肘の外側に現れるものの2種類があります。はじめに、肘の内側のストレッチをみていきましょう。
次に、肘の外側のストレッチを紹介します。
いずれのストレッチも、気持ちの良い範囲でおこない、痛みが出るようならすぐにやめましょう。特に肘の外側のストレッチは、腱鞘炎があると痛みを生じやすいので注意しましょう。
ストレッチというと運動の前におこなうイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、運動後にこそしっかりとストレッチをおこない、筋肉をクールダウンさせることが重要です。
肘に限った話ではありませんが、身体が冷えると筋肉も硬くなりやすいので、普段からなるべく身体を温めるよう意識しましょう。
肘の痛みは一年を通して多くみられるお悩みですが、ぷらす鍼灸整骨院では、次のような方法で肘の痛みの改善に取り組んでいます。
急性期の痛みには鍼の施術が有効です。マッサージなどと異なり、ピンポイントで患部を刺激できるのでおすすめです。慢性期にはリラクゼーション効果と温熱効果のあるお灸をおすすめしています。
肘の痛みの多くは筋肉の緊張によって起こるため、当院独自の施術によって、硬くなった筋肉を心地よく緩めます。
仮に急性の肘の痛みであったとしても、安静が必ずしも回復を早めないことがわかっています。肘関節自体を動かすことができなくても、その他の場所を動かすことで、肘関節の早期回復が期待できます。
肘が痛いとレントゲンやMRIを撮るのが一般的ですが、多くの肘の痛みは骨自体に問題がなく、筋肉や筋膜の緊張によってもたらされます。
ぷらす鍼灸整骨院では、硬くなった筋肉や筋膜を施術によって緩め、肘の痛みの早期回復を図っています。早く競技に復帰したいという方は、ぜひ当院までご相談くださいね。
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